先日、患者さんの追悼ライブに出かけてきました
病気になる数年前は、シンガーソングライターとして
活躍されていた方です
多くの友人たちが集まり、偲び、奏で、歌い
思い出を共有していました
彼女は亡くなってしまったけれど
彼女が作った曲は、仲間たちに受け継がれ
ファンの方に愛され続け
その存在は消えることはないんだ・・と
実感させられました
私たちが患者さんに会うのは
病気になってからであり
どうしても病気中心の会話になります
「音楽を少しやっていたんです」という話は聞いていましたが
CDを何枚も出し、多くの楽曲を制作していたことは
ごめんなさい・・知りませんでした
本当は、病気がらみの話しだけでなく
彼女のアイデンティティである音楽の話を
したかったんじゃないかな・・
話すきっかけをなぜ作れなかったんだろう・・
追悼ライブの間、ずっと自問していました
最後の最後まであきらめず
友人たちに見守られ生き切った彼女に 献杯