患者さんの家族が挨拶に来院されました


 お世話になりました、ありがとうございました

 でも、悔しいんです・・

 もう少し早く、こちらにお世話になってたら・・

 そして、先生、早くベッド作ってください


 先日は、緩和病院に面会に来て下さってありがとうごさいました

 あの日、先生方が来てくれた日は

 先生の居る前だったから夕飯もあんなに食べて

 入院してあんなに食べたことはなかったんです

 先生の前だから頑張って良いところ見せたんだと思いますよ・・

 帰りに、見送るっていって立ち上がりましたよね

 ホントにあの日は頑張ってました

 帰り際に「体調戻してまた銀座に行きます」って

 いいましたもんね・・主人・・


 あの日の3日後です・・亡くなったのは・・

 なんかまだ信じられなくて


 とっても良い緩和病院でしたよ・・

 先生も看護師さんもとっても良くしてくれて

 ホントに良かったです


 でもね、先生

 ベッド作ってください、ホントにお願いします



これは都内の緩和病棟に入院し、永眠された患者さんの奥様の言葉です

私たちは緩和入院の報告を受け、面会に行きました


担当の先生は、以前他の患者さんもお世話になったことがある方でした

対面するのは初めてでしたが

やさしい眼差し&口調が印象的でした


患者さんは私たちの前で、一生懸命夕食を口にしてくれました

私たちが帰る際は、病室の外まで送って行きたそうな・・

でも、繋がっているバッテリーのコードが短く

ベッドサイドに立ち上がるところまでで断念・・

十分過ぎぎる見送りでした



今までも多くの患者さんに

  ・ベッドを作ってほしい

  ・入院できるようにしてほしい

  ・ここに泊まりたい

  ・最期まで診てほしい

と、言われてきました



特に今回は、スムーズに緩和入院が出来

担当医も看護師にも良くしてもらった・・と言います


それでも「最期まで先生に診てもらいたかったんです」という・・



入院施設作りたいな・・

最期まで関わってあげたいな

何とかできないかな・・


実は私たちも思っているんです思う