過激なタイトルですみません


多くの相談を受けている中で

冷静さを失わないように、常に気を付けているつもりですが

今回の家族からの報告、相談に関しては

冷静ではいられませんでした


というより、怒り絶頂怒る ムカつくむっ話です



患者さんは、都内のがん拠点病院(A病院)に通院しています


胸水が溜まって来て

「もう治療はありません」といわれています


娘さんに付き添われ、当院に相談に来院されました


杖をつきながらも

自分の足で歩いての来院です


相談の後、是非治療を受けたいということで

1週間後の予約を入れて帰りました


相談に来院した数日後、呼吸苦が出現したため

A病院を受診したところ

「胸水を抜いたほうが良い」ということで

入院することになりました


数日の入院、処置で退院と思っていたところ

抜いた胸水が、ほんの数日でまた溜まってきました


「退院を延期して、また抜きましょう」となりました


ここまでは、うなずきながら話を聞いていた私うなずき



「水が溜まると、呼吸が苦しくなり

 自宅には酸素もないから、帰れないでしょう

 脚も浮腫んできてるので、歩くのもままなら無いし・・

 あと、3か月位か・・その前もあり得る

 ホスピス入院か・・」


 先生にそう言われたんです

 母は知りません

 ご飯も食べてるし・・


 せっかく先日、三好先生の話を聞いて

 治療が出来ると、喜んでた矢先に入院になって・・

 退院も延期になって・・

 このまま長く入院してたら、そのまま終わってしまいそうで・・



ぷんぷんぷんぷんぷんぷんぷんぷんぷんぷんぷんぷんムカムカムカ



 酸素がないから帰れないってことは

 酸素があれば帰れるってことです!!

 酸素なんて、その日のうちに自宅に入れてもらえますよ


 本人がホスピスで過ごすことを希望されたんですか?


これだから大病院の医者は怒り


 何も出来ないなら、入院も自宅も同じです

 入院して、受け身で出された食事を食べて

 決まった時間に寝て・・

 やることないから横になっていて

 脚の筋肉無くなって歩けなくなって

 意欲も低下し、認知症傾向も出てしまう


A病院の医師は何を勘違いしてるんだろう

「病院でないと無理」 と勝手に決め込んでいる


東京は在宅医療が充実しているので(事業所の数が多い)

介護保険を上手に使えば、自宅で過ごせることを

是非、教えてあげたい



 ★在宅酸素を導入すれば安心

 ★介護ベッドがあれば、病院と同じ・・

 ★車いすを借りると通院や外出時に安心

 ★訪問の医師と看護師が入れば、病院と同様になる

 ★独りで入浴が難しければ、お風呂の介助をしてもらおう

 ★訪問リハビリを入れて、筋力低下を補う

 ★下肢の浮腫に対しては訪問マッサージを導入

 ★自由に外出が可能(やりたい治療も試せる)

 ★好きな時間に起きて、好きなものが食べられる(意欲の向上)

 ★家事が気になり、動ける範囲で動くのでリハビリにもなる



その上で、入院したくなれば、ホスピスなり一般病院なりに

入院すればよい


ギリギリまで自宅でがんばった人は

入院の時期を自分で判断します

そろそろ・・とわかるようです


入院したくなければ、「最後まで自宅で過ごしたい」と

意思表示をすればよいでしょう

在宅の医師や看護師が見守ってくれます



本人が退院を希望した場合は、

無理に入院を長引かせないでください

在宅環境さえ整えれば、大抵は帰れます

在宅医師や看護師に任せてください

「酸素がないから帰れない」なんて言わないで下さい


酸素があれば帰れるんです、先生!!