何度も何度も相談の電話をいただく方がいます
大事なお母様ががん治療をされている
離れて暮らす心配性の娘さんです
先日、お母様と一緒にセカンドオピオンに来院されました
何度も話をうかがっているので
はじめてお会いするような感じがしない娘さん
そして患者さんであるお母様
二人並んで相談室に入って行きました
和やかな声が相談室から聞こえてきます
娘さんの考え
患者さんであるお母様本人の考え
そして、三好Drの考え
大きく相違はなかったと思います
70代とはいえ、パートで仕事をしているという患者さん
さすがにが若い
生き生きしている
QOL重視の生活を望むのは当然・・
「また、悩んだ時には相談にのってください」と
診察室を出られました
会計を済ませた後、親子でなにかゴソゴソ・・
そして私に
「すみません、母が1つだけ先生に聞くの忘れたことが
あるっていうんです」
分かりました、と答え相談室に通すと
「先生すみません、お酒を飲んでも良いですか?
缶ビール1本くらいなんですが」と患者さん
今まで飲んでなかったの? と三好Dr
「前は飲んでたんですけど、なんか味覚が悪くて
飲みたい気分にならなかったんで
しばらく飲んでなかったんです
でも、なんか飲みたい気分になって」
良いよ~~
「え~~そんなこと先生に聞いたの?」と娘さん
きっと患者さんが1番印象に残ってることは
「ビール」といわれたこと
ほかは忘れても良いでしょう・・・