「先生、私のことを一番に考えて」
診察室で、患者さんが発した言葉です
当院の抗がん剤治療は、患者さんの体調に合わせ
微調整しながら行う治療です
前の治療で、この1週間変化があったかどうか
治療前に必ず診察室で話を聞きます
その方は、この1週間吐き気があり
今一つの体調だったと
早速、その日の抗がん剤の見直しが行われました
毎回の治療日が、先生と患者さんの「合同カンファレンス」です
薬を変更するにも、患者さんの意見を聞きます
「来週旅行に行くから、今週はこのままでお願いしたい」
「体感的に、前の薬のほうがあってたかも・・」
時にはスピリチュアルな体感を話してくれる患者さんもいます
患者さんの感覚を重要視します
治療のプロデューサーが三好Drになります
全体カンファでも再検討します
どの薬を使うか、どう計画していくか
患者さんごとに考えて考えて決めていきます
どの患者さんも「効いてほしい」という思いで治療を受けています
そして、言葉に出さないまでも、皆
「私のことを一番に考えて」と思っているはずです
ざっくばらんになんでも話せる診察室
とても大事です