先日、都内の有床診療所の見学に行ってきました
世田谷区の閑静な住宅街にあり
ベッドを18床持っています
外来と在宅医療も行っています
ここは、当院で治療している患者さん(Yさん)が
地元で体調が悪くなったときの入院先病院として
定期的に外来通院しています
当院との併診の形態をとっています
大きな病院ではなく
緩和専用の病棟でもない
でも、Yさんの話によると、
担当医のU院長が話をよく聞いてくれる・・と
ベッドを有する、話をよく聞いてくれるDr
一度ご挨拶方々見学に行かなくちゃ・・と
当院院長の三好Drと一緒に出掛けてきました
平日の18時過ぎに到着すると
院長のU先生と事務長が迎えてくださいました
「Yさんが大変お世話になり、ありがとうございます」
と切り出す三好医師
すると、初対面のはずのU先生からたくさんの話が出ました
そちらでの治療の話は、Yさんから良く聞いています
きちんとやっていただいているようで・・
先生の治療は興味あったんです
実は私も以前は抗がん剤治療を行っていたんです
少し手加減したり、調整したりして・・
低用量の抗がん剤治療は「積極的な緩和治療」とも言えますね
今の若い先生たちは研究者のように決まりきった抗がん剤の
使い方しかしない
以前は、患者さんに合わせてやってあげてたけど
外来緩和の初回面談はその人を知るために時間をたっぷりとる
1時間から場合によっては2時間くらいになることも・・
病室とかもみてもらって、合えば選択してもらえばいい
合う合わないありますから
入院用のベッドは緩和でも使うし、
在宅で家族が疲れたときなどの一時入院でも使います
私達医者は白衣を着ません、こんな恰好です(ポロシャツ)
患者さんと対等ですから
そして、院内・病室を案内して下さいました
病院っぽくない落ち着いた木目調の院内です
ケア付きマンションの一室のような病室です
ワンフロアーに18床全てが収まっています
コンパクトで無駄のない設計です
病院特有の 「におい」 がしません
初対面の医師同士が、Yさんの病状についての
カンファレンスをしているような場面も見られました
そして
「今後も、この近隣にお住いの患者さんが出た場合は
Yさん同様に、併診にて診療をお願いしたい」 と
お願いをして来ました
落ち着いた・頼りがいのある・信念がある・ハートがあるU先生
今後もYさんをお願いいたします
そして「顔の見える連携」を今後も大事にしたいと思っています