梅雨が明け、日中はうだるような暑さとなっています
がん患者さんにとっては、冬より通院が厳しいようです
肺に疾患のある患者さんは、呼吸苦を訴えます
湿度のあるこの暑さでの中ではなおさらです
そうじゃなくても食事量が減って・・という患者さん
夏バテなのか病気のせいなのかわからないといいます
先日、額に脂汗をかいた男性の姿を待合室で見かけました
その方は患者さんのご主人でした
顔色も悪く、視点が定まらない様子です
○○さん と声をかけると
「大丈夫です」と言って立ち上がります
ろれつもはっきりしません
患者さんとは別に診察室に呼び、三好Drに診察してもらいました
疲れている・・寝不足だ・・食事もとりたくない・・
朝も昼も食べていないと言います
血圧を測ると、上が180以上もあります
三好Drから、「熱中症です、体に水分入れて少し休みましょう」と
点滴の指示が出ました
患者さんの定期的な抗がん剤治療を差し置いて
「今は、ご主人のほうが危険です」と話しがありました
患者さんが抗がん剤点滴をしている2つ隣のベッドで
ご主人が点滴を受けています
すーすーと寝息をたてて眠っています
疲れと暑さで参ってしまったようでした
仲良く2人そろって点滴が終わりました
ご主人の血圧は少し下がり
来院時の顔とは別の顔になっています
ほっ・・です
患者さんの介護も大切ですが
家族が倒れると、通院もできなくなるので
家族の体調も気を付けてくださいね
睡眠と食事と水分ですよ~~~~
この時期、すべての方に気を付けていただきたいと思っています