最近 「そちらのクリニックはがんの食事療法を行っていると
Webでみて、いろいろ相談できると思って電話しました・・」
というような相談があります
んんんん~~~当院は食事療法を積極的に勧めていないし
どこで、そうなったか
以前、三好Drがコラムで、食事療法のことを書いたな~
ということで、ホームページ上のコラムを見直してみました
既に出来上がった“がん”の塊が
食事療法で治るか?消えるか?無くなるか?
結論。まず、ありえません。
と、はやり否定的なコメントを書いています。
ただ、タイトルは「食事療法」
コラムの文章が長くいため、タイトルだけを見て
ここは「食事療法」を取り入れているクリニックなんだと
勝手に解釈されてしまうのかも知れません
そして、さらに驚くことに
検索エンジンに 「がん 食事療法」 といれてみたところ
ナント当院が1番上に上がってきました
ページは、三好Drの食事療法のコラム
http://ginzanamiki-clinic.com/column/syokuji_ryouhou.html
これが原因
文章が長いので読み切れず、推奨しているクリニックと
誤解されるんだと思います
ということで、以下に要約してみます
★既に出来上がった“がん”の塊が、食事療法で治るか?消えるか?
無くなるか?結論。まず、ありえません。
★“がん”は遺伝子が様々なストレスで壊れて正常細胞が変化した
モノです。
がん細胞分化の方向性を逆走し、元の正常細胞に戻るという
細胞の自然治癒の方向はありえません。宇宙の法則です。
★ゆめゆめ、食事療法だけで「塊」としての“がん”が“消える”
“無くなる”と過度の期待をしてはいけません。
★食事療法を取り入れてはいけないといっているのでは
ありません。人が病と闘って行くためには、正しく食べて
体力を付けて調子を整えるといったことは基本です。
★食事療法以外の治療法を否定して、食事療法だけでは“がん”は
治りません。がん治療の全体の中の補助的な方法論の1つとして
位置づけて行うべきです。
★がん発生予防、術後の体質改善あるいは術後再発予防を
目的として食事療法を取り入れることはいいことだと思います。
★あまり無理するとストレスになります。
できる範囲でやったらいかがです?
★無理は禁物。やれる範囲でやること、そしてバランスよく食べること、
食事療法で大切なのはそんなところだと思います。
食習慣は継続できなくては意味が無いのですから
★『美味しくご飯を食べられる時間を可能な限りに長くする』を
治療目標にされた患者さんがいます。
“美味しく食べる”は医療の目的“良い時間を一番長く”に通じます。
★好きなものを、美味しく、バランス良く食べて
長生きしている人は沢山いますよ~。ゝ(^.^)
ということで
当院は食事療法には ゆる~~いクリニック です