ある日、患者さんの家族から電話がありました

  知り合いが「がん」で治療をしているが、どうもうまくいっていないよう・・

  どうすればよいか?


また別の方からは

  友人の親が「がん」で入院しているが、もう時間がないといわれた

  友人の自分はどう助言すればよいか?


そして

  田舎の親戚が主治医とうまくいっておらず

  どうするのが良いのか?  という相談もあります



自分や、自分の家族が「がん」になると

「がん」という言葉にやたら敏感になり

「気が付いたら私の周りにはやたら「がん」の方が多い・・」

ということになります



そして決まって 「なんか放っておけなくて・・」 と言います



自分たちが苦労をしたり、大きな不安を抱えた経験があればあるほど

放っておけない度数が高い傾向が見られます


遺族もそうです・・


当院が、患者さんや家族、そして遺族からのご紹介患者さんが多いのは

その方々が「放っておけない・・」と動いている証(あかし)です



ご縁があって当院に来た方が、また別のご縁を運んできます


病院に「縁(えん)」などないほうが良いに決まってますが


相談を受けると私たちも放っておけなくなるんです