今年の夏は異常に暑く そしてまだ続きそう・・
熱中症や夏バテ、そしてクーラー病などで
体調を崩した一般の方の外来受診が増えています
一般の方が体調を崩す・・ということは
病気を抱えている方は、余計に体調を崩しやすい・・
当院通院中の患者さんも
・暑くて食欲が落ちている
・さっぱりしたものしか食べられない
・1日中クーラーの中にいてだるい
・日中の外出を控えていて、ついゴロゴロしてしまう
・散歩を控えているので足腰の筋肉が落ちた
総じて「こう暑いと良くないよね~~」と
先日、女性患者さんのご主人が
浮かない顔で待合室で座っていた
最近どうですか?と聞くと
「ご飯の量ががっくり落ちて・・」
「作ってあげられる料理も限られてるし・・」
「なんとか少しでもしゃっきりさせたいけどどうしていいか~~」と
悩んでいた
・60代の夫婦二人暮らし・・
・家庭菜園を作っている
・朝は果物を少し・・今日は自宅でとれたスイカを少し口にした
・三度の食事がなかなか食べられない
・水分も欲しない
話を聞きながら、「なんとかカロリーを摂りたいですね・・」と
次のような提案をしてみました
栄養バランスは二の次で、口に出来そうで
カロリーのあるものを考えましょう・・
そして、コンビニやスーパーをうまく利用しましょう
ということで、具体的に
アイスクリーム・菓子パン・饅頭・どらやき・クッキー・ビスケット
エネルギードリンク・グラタン・ドリア・プリン・・・
熱心なご主人は
「はぁ~~ 」
「そうですか~~」
「今まで考えたことなかった~~」と
家事をあまりやったことのない男性は
「病人の食事は、こうでなければ・・」とバランス重視の3度の食事を考え
がんばって作らなければ→食べてもらわなければ→なんで食べないんだ
と、食べられない患者さんに対し威圧的になったり
逆に、自分のレパートリーが少ないからと、自分を責めたりする傾向にある
このご主人は、自分を責めていた
わたしから、手抜きのような食事の話を聞き
「そうゆう発想は、思い浮かばなかったな~~」
「帰りに何か買っていこう・・」
「気持ちが楽になった・・」と帰られました
まだまだ暑い日が続きます
手を抜けるところは抜いて、共倒れしないよう・・
お祈りいたします
<過去に食事の記事も書いています ↓>