玉川温泉<その1>のつづきです

http://ameblo.jp/ginnami2/entry-11593754076.html



1日目の「新玉川温泉」から、2日目の「玉川温泉」に行くには

路線バスで7分

冬期間は雪上車で15分・・と案内されていました


新玉川温泉のフロントで、

「玉川温泉に行きたいのですが・・」と聞くと

「左手の土手沿いに歩いて行ってください・・10分くらいです」と


ということで、土手沿いを上がり、歩いていくことにしました


「車は進入禁止」

「熊出没注意」

「岩落下注意」の看板が立っている遊歩道を

森林浴しながらテクテク・・


登山の方、岩盤浴の方も行き来しており

すれ違うたびに「こんにちは」とあいさつ・・

熊鈴をつけている方もいて、

無防備の私大丈夫かしら・・と思う一瞬も・・



そうこうしてるうちに玉川温泉に到着しました~~


診察室の外でのはなし・・・-DCIM0083.JPG

    <なまはげは私ではありません・・>


「新玉川温泉」の「家族連れ夏休みの旅・・」の雰囲気は全くなく

重々しい昔ながらの湯治場・・

ござを抱え、天然岩盤浴に向かう方の多いこと・・


せっかく来たので、行ってみることにしました



自然研究路という1周約1kmの遊歩道を歩きだすと

「硫黄」のけむりが立ち上がり、ボコボコと音を立てて噴出している・・

路の脇には、「立ち入り禁止」の看板やロープが張ってある個所も・・

診察室の外でのはなし・・・-DCIM0080.JPG

歩いていると、地熱で熱い・・下から熱い感じが・・

いたるところで硫黄がボコボコと怒っているかのように噴出・・


「すごい・・」以外の言葉では言い表されません


これが噂の「玉川温泉」


少し歩くと、実際岩盤浴をしている場所に到着

  ・大きなテントが2~3あり、その中で横になっている方・・

  ・その他の場所にござを敷き、タオルケットにくるまり

   傘を立てて横たわってる方・・

  ・上半身裸で、ここはビーチか?と思わせるような格好で

   ござに座ってる方


皆、無言で真剣・・修行僧のよう・・


それもそのはず、このために遠路はるばる来ているのだから・・


天然岩盤浴に圧倒され、岩盤浴をしている方の思いに圧倒され

地熱の熱さと硫黄の香りにくらくらしながら

自然研究路を1周し、室内の温泉にたどり着きました


源泉100%をはじめ11種類の浴槽があり

なんとなく、前日の「新玉川温泉」とは入浴している方が違う感じが・・

メインの源泉100%の浴槽がやたら混んでいる・・


私もお湯につかり・・そして隣の方に話しかけてみました


「私、玉川温泉初めてなんですけど・・」と

すると、何人も声をかけてくれ、おしゃべりがはじまりました


 ・以前五十肩で肩が上がらなくて来たら良くなった

  また調子が悪くなったから来たの・・

 ・リウマチがあり度々来ている

 ・神経痛で・・岩盤浴で温まると調子が良い


そして、

 ・岩盤浴するなら私のござを貸してあげるから使って・・

という方まで・・



ただ、私に残された帰りのバスの時間まではそう無い


温泉の中での温かい会話をいただき

玉川温泉2日間の旅は終了しました・・




東京から、秋田新幹線で田沢湖駅まで3時間

そこから路線バスで1時間15分


患者さんたちはここに通ってるんだ・・

良くなりたい一心で・・