以前のブログで、緩和入院のハードルの高さを書きました
http://ameblo.jp/ginnami2/entry-11576571520.html
緩和病棟 = 苦痛をとり、残された時間を穏やかにすごす場所
ハードとソフトを兼ね備え、国の認定を取っている、
数少ない、なかなか入れない病棟・・
緩和入院すると、痛みや苦痛をとること以外の積極的な治療は出来ません
当院の患者さんたちは
「緩和入院」したいけど「何らかの治療をしたい」という
相反する気持ちを持っている方が多いです
中には、
「ホスピスに入院するけど、体調が良いときに
外出してくるので治療をしてもらえませんか?」と
無理難題を言う方もいます・・
そんなにあっさりあきらめられない・・という患者さんの気持ち
今の医療システムでは、とても難しいのです・・
そんな折、当院に1通の手紙が届きました
当院の山梨県の患者さんが数名お世話になった
山梨県の「どちペインクリニック」の土地先生からです
http://www.dpc-hos.or.jp/index.html
「当院は緩和ケア中心の有床診療所として開業しています。
通常のホスピス病棟では行えない化学療法も、患者さんのニーズに合わせて
積極的におこなっています。
山梨県内の患者様はもとより、県外からも広く受け入れています。
また、通常の通院は都内へ通い、具合の悪くなったときには
当院で対応する形でもいいと思います。
なにかありましたらご相談していただけたら幸甚です。」
そして、これが出来るのは、「国の認定を受けた緩和病床でないから」と
ホームページに記してありました
本人の「望む医療」と「緩和医療」の共存、そして看取りまで・・
これこそが、私たちが望む医療です・・
三好Drは
「理想的だよな~~
だれかビルくれないかな~~
そうしたら、治療も緩和も出来る入院設備のある診療所出来るのに~~
最期まで診てあげられるのに~~
誰かビルくれないかな~~」
本気で言っています