「クララが立った!」
「クララが歩いた!!」 とは
アルプスの少女ハイジでの名ゼリフです
なぜ、この名ゼリフを挙げたかというと
当院の患者さんで、クララになった方が居たからです
その方は腹水が溜まり、お腹を圧迫し、食事もしにくく
脚も浮腫み、そのために歩行が難しく
車いすで通院していた患者さんです
数か月前から当院での治療を開始し
腹水コントロールができるようになり
今では溜まらなくなりました
その為に、食事ができるようになり
脚の浮腫みも軽減し、気が付いたら
安全に立てるようになり
突然徒歩で通院していたという方です
歩いて通院できるようになったのがつい今週
いつもは、当院のビルに着いたら
「車いすなのでお迎えに来てください」と電話がかかってきました
ところが、その日は予約の時間にお迎え依頼の電話が入らず
不思議に思っていたら、突然受付に歩いて入り、診察券を出し
「誰かな~」と思ったら、先週まで車いす通院してた方
一瞬何が起きたかわからず
沈黙のあと、「クララが立った!クララが歩いた」が頭に浮かびました
その後スタッフ一同 「超うれしい」と・・満面の笑み・・
人の凄いところは、何かひとつ出来るようになると
自信に満ちた顔になること
その患者さんは、「どう?すごいでしょ」というような
自信に満ちた顔になっていました
その顔を見ることができる私たちは
「この仕事をしていて良かった・・」と思います
そして、「患者さんがこんなに頑張ってるんだから
私たちも頑張らなくちゃ・・」 と思わせる
原動力になっています