22日、『かもめ』を観てきました。
キャストがすこぶる豪華
生田斗真、大竹しのぶ、蒼井優、野村萬斎、浅野和之、山崎一、
西尾まり、中山祐一朗、梅沢昌代、小野武彦・・・
そして、演出はケラさんこと、ケラリーノ・サンドロヴィッチ。
チェーホフはきっと理解出来ないだろうけれど(^_^;)
発表されてから行きたいなぁ~って思っていました。
この舞台のためだけの遠征費は厳しいなぁ~って思っていて・・・
でも、今回は逆にメインになっちゃった
当日券に並んで、無事に観劇。
一番の楽しみはもちろん斗真なんだけど、
萬斎さんの舞台は一度も観た事がないので
こちらもワクワクでした。
この2人以外の方の舞台は何かしら観ています。
いやぁ~すごかった
何がって…………
蒼井優ちゃんがものすごい
すごいなぁ~…ホントすごい
優ちゃんの舞台は本当に久しぶりです。
なんたって前回はニノちゃん主演の
「シブヤから遠く離れて」ですから・・・(^_^;)
あれが・・・2004年。
あの時はまだ、発声も危うくって、初々しい女優さんでした。
もちろんその後の活躍は、ドラマや映画で観ていて
すごく素敵な女優さんになったなぁ~って思っていましたが・・・
まさか、これほどまでとは・・・
とにかく『声』がすごい
シアターコクーンくらいの劇場じゃ
いちばん後ろの人にまで表情を伝えるのは無理。
もちろん身振り手振りも大事なんだけど、
『声』でなら伝えられる。
『声色』で、今この人がどんなキモチなのか…
嬉しいのか、怒っているのか、悲しいのか。
更にもっと複雑な感情さえもきっちり伝えていました。
すごすぎるよ蒼井優
正直、萬斎さんも斗真も霞んでしまった・・・
もちろん、斗真も良かったですよ。
出過ぎず引き過ぎず。
絶妙なバランスで舞台にいたと思うし、
「かもめ」というカンパニーにすこぶる自然に溶け込んでいました。
ただ、難しい役なんですよね・・・
見ているこちらも役の気持ちが理解できていない・・・
だから、感情移入が出来ない・・・。
萬斎さんは・・・
ちょっと・・・アレ?っていう感じです。
存在感が薄い・・・のかな・・・?
やっぱり狂言を拝見した方がいいのかな・・・と(^^;)
ニノちゃん・・・
今の優ちゃんと共演してみて欲しいなぁ
きっと、すごく刺激になると思います。
ニノちゃんのごちゃまぜ方式なんて
あっさり、覆されちゃうと思います。
もっと、正面切って演技してみませんか?
芝居と向き合ってみませんか?
ズタズタにされて這い上がってくる二宮和也を見たいです。