開けて一昨日の13日は

佐野元春や坂本龍一の存在を

全国に知らしめた

NHKサウンドストリートの

かってのプロデューサーだった

湊剛さん主宰の

「サウンドストリート FEST Forever 大瀧詠一 vol.2 」

というトーク&ライヴ・イベントに出演してきました。

 

 

お忙しい中、足を運んでくださったみなさん、

そしてすべての渋谷ラママのスタッフのみなさん

ありがとうございました。

 

 

この日の出演は他に

曽我部恵一君と内田樹さん。

出演依頼を受けた当初のニュアンスでは

この三人で大瀧さんについて

じっくり語り合う集いかと思っていたら

湊さんの方から

小出しに歌も歌ってもらえないかなと

だんだん

注文の多い料理店みたいになってきて(笑)

最終的には

大瀧さんのことをたっぷり語ってくれて

さらに

4〜5曲歌ってほしいとのリクエストが!!

 

 

なのに

僕の持ち時間は30分

 

 

ちょい待ち草のやるせなさ

(ははは、これは大瀧さん得意の口癖です)

それはいくらなんでも

一休さんでもイムポッシブルな

無理難題もいいとこ!!

 

 

でもなんとなく

はじめたら

お客さんは喜んでくださったけれど

やっぱり案の定

押しちゃって

予定していた5曲は

全部歌えませんでした。

 

 

昨日歌ったのは

この曲たちです。

ドン!!

 

 

1)楽しい夜更かし

2)乱れ髪

3)こぬか雨

4)幸せにさよなら

 

 

BABY BLUEも歌いたかったけど

押し気味だったので

泣く泣くカットしました。

 

 

僕は昔からサニーデイのファンだった。

だけどなかなか

曽我部君と音楽空間を共にできなかったのが

たままたジョギングしてた時に

町でばったり会ったことがきっかけで

ビルボードでの僕主宰のライヴに

出てもらったことがありました。

 

 

昨日はそんな彼の

ギター一本での弾き語りを

目の当たりにすることになって

これがうれしい驚き!!

 

 

あまりのボーカル・コントロールの

すばらしさに思わず拍手し

客席でヒューヒューと

声をあげてしまいました。

 

 

さすがはっぴいえんどの遺伝子を持つアーティスト

響きにまったく無駄がなく

すべての言葉がリズムにオンしていて

日本語で歌われていても

英米ロックのような歯切れのよさが

とても心地よかった。

 

 

僕も理想としている

ロック的な唱法に出会えて

うれしかったね。

 

 

ライヴのアンコールっぽいところで

二人で

「熱き心に」と「君は天然色」を

歌えたのも感動で

得がたい貴重な体験でした。

 

 

内田樹さんは有名なナイアガラーで

大瀧さんの分母分子論が

内田さんの「日本辺境論」に

大きな影響を与えていることは

有名な話。

 

 

この日のお話もとても興味深い内容。

大瀧さんがすぐれた説明家であるということや

単なる懐かしさによるものではない

1960年代音楽の賛美には

大いに頷(うなず)かされました。

 

 

実は、内田さんと僕はこれが初めてではなく

2006年にひょんなことから

出会いがありました。

 

 

下記の「内田樹の実験室」で内田さんが

そのことについて書いておられるので

ぜしぜしこちらを!!

     ↓   ↓

http://blog.tatsuru.com/2006/12/20_1034.html

 

いやはや当時不勉強な僕は

とても恥ずかしい態度を内田さんにとってしまい

その後武蔵小山AGAINで再会した時に

平謝りの僕を内田さんは

やさしく笑って許してくださいました。

 

 

ありがとう。

今度はぜしぜし

どこかで

内田さんとサシで

弟子筋対談をやらせていただけたら

いいなとひしひし

思ってしまった銀の字でした。