今日の東京は
すっかり雨模様でしたが
こころワクワクさせながら
こないだPOP FILE RETURNSに
ゲスト出演してくださった
栗本斉さん監修の
「シティポップ・グラフィックス」と題された
アルバム・ジャケットの展覧会に
出かけてきました。

70年代から現在に至るまで
さまざまなアーティストが発表した作品の中から
約300枚のレコードジャケットが選ばれ
展示スペースの4つの壁面に
「Ocean Breeze」、「City Lights」、「City Pop Color」というような
独自のテーマで分けられた
わかりやすい展示。

大滝さんや山下君、杉真理君、佐野元春君、
大貫妙子さん、竹内まりやさんなど
いわゆるシティーポップの名にふさわしい
アーティストたちのジャケットだけでなく
松田聖子さん、早見優さんなどのアイドルから
カシオペアや高中正義君、向井滋春さんなどの
フュージョン・インストルメンタルに至るまで
実に多ジャンルなアーティストが選ばれているところが
これまでになかった視点でユニーク

これは
タイトルの「シティポップ・グラフィックス」が語っているように
あくまでジャケットのデザインの視点からのセレクションなので
これまで僕の中で別々の取り扱いをしていた
アーティストたちの世界が
この「デザイン」という新しいくくりで
見事な統一感と迫力を持って並んでいるのには
とても新鮮な感覚をおぼえました。

実にセレクトのセンスがよくて
80年代に青春の時期を過ごした人には
永井博さんやわたせせいぞうさんの
コーナーはきっと
懐かしく琴線にふれるものが
あるんじゃないかな

そんな中に
なんと
BABY BLUEを含む
僕のアルバム・ジャケットが
何点か展示されていたのは
うれしい驚きでした。

しかもハイファイセットやJIVEや
僕がプロデュースや作曲で関わったものまであって
ああ、僕もこの時代のカルチャーの中に
いることができてたんだなあと
ちょっと誇らしい気持ちになりました。

ただレコードのジャケットが並んでいるだけなのに
この幸せな気持ち
このふくらむ豊かな気持ちは何なんだろう?

8月14日までやっているので
ぜひ音楽大好きなみなさんも
京橋のBrillia Art Gallery (BAG)まで
お出かけして
この幸せ感に浸ってくださいね。

くわしい情報はこちらに!!
   ↓ ↓ ↓
https://www.brillia-art.com/bag/exhibition/06.html

 



幸せな気持ちでの帰り際
訪問客の応対に忙しい
このセレクションの監修者の
栗本斉さんに
ぜしぜしとお願いして
BABY BLUEのジャケの前で
しっかり
パシャリを!