すっかり先週のことになっちゃったけれど

遅ればせばがら

5月1日にビルボードTOKYOで開かれた

「伊藤銀次&杉真理 トライアングル・ソングス」の

ライヴ・レポを行きたいと思います。

 

 

コロナのせいでなかなか

ライブを開けない状況の中

ひさびさのライヴだったけれど

とても集中して

いい緊張感のもとに

充実したライヴをすることができました。

 

 

いつもならもっと早くレポするところが

その充実感の余韻が長く続いていたので

なかなか書く気がしなかった。

スマンの涙でした。

 

 

はい、それでは

ドン!!

これが5月1日の

セットリストです。

 

 

    ⭐︎ 伊藤銀次&杉真理 トライアングル・ソングス

          2022.5.1@Billboard Tokyo

 

01) Down Town(銀次 with 杉)

02) 夢見る渚(杉)

03) 幸せにさよなら(銀次)

04) Love Her(杉)

05) Crying All Night Long(銀次&杉)

06) ガールフレンド(杉 with 銀次)

07) オリーブの午后(杉)

08) スピーチバルーン(銀次)

09) Nobody(杉 with 銀次)

10) マンハッタン ブリッジにたたずんで(元春)

11) Bye Bye C- Boy(元春)

12) A面で恋をして(銀次、杉、元春)

アンコール

13) 君は天然色(銀次&杉)

14) 彼女はデリケート(元春 & 全員)

 

 

 

 

タイトルの通り

今年でリリース40周年を迎えた

ナイアガラ・トライアングル vol.2にちなんでの

一夜限りのスペシャルなライヴ。

そのせいか

リハのときから

僕たちがとてもこの日を楽しみにしていた以上に

この日の観客のみなさんのリアクションはすごかった。

 

 

もちろんこのコロナ禍

みなさんマスク着用で

大きな声を出すことはなかったけれど

僕たちが奏でる一曲一曲を

しっかり心と体で受け止めてくださっている空気が

熱波のように

ステージ上の僕たちに

しっかりと伝わってきました。

 

 

今回の選曲はすべて杉君

見事な選曲で

約1時間20分ほどの比較的

短いステージにもかかわらず

中身がぎゅっとつまった

すばらしい内容の

ショーになりました。

 

 

結ちゃん、イタル君、藤田君、細井君による

演奏もよかった!!

 

 

まずはM1とM2で軽やかに幕開け、

そこからトライアングルvol.1とvol.2の曲へ

 

 

M5とM6は僕と杉君がそれぞれ

竹内まりやさんに書いた曲を。

僕は「Crying All Night Long」を

ピーターとゴードンのように

全編、杉君とハモって歌いました。

 

 

(ピータンではないのであしからず)

いやあ、杉君とハモるのはほんと楽しい

それだけで高校生の頃に戻ってしまいます。

 

 

そしてM7とM8は大滝詠一さんの名曲のカバー

僕は杉君からのリクエストで「スピーチバルーン 」を

歌いました。

 

 

大滝さんの曲はなんとなく聞いてるだけだと

とてもシンプルな曲に聞こえるけれど

歌ってみるとこれが実にむずかしい

 

 

この曲は何年か前

弾き語りでカバーして

歌っていたのだけど

今回また歌うことになって聴き直してみたら

そのメロディの細かいニュアンスに

全然気づいてなかったことを発見

自分の未熟さに恥じ入りながら

またイチから歌い直すことにしました。

 

 

師匠ほどはうまく歌えないけど

唇をうまく使ったいい響きの

このクルーナーな歌い方を

なんとか継いでいけたらなあ

 

 

結ちゃん、イタル君、藤田君、細井君の演奏が

切なくムーディーですばらしくて

とても気持ちよく歌うことができました。

 

 

杉君の「Nobody」をはさんで

いよいよスペシャル・ゲスト

佐野元春の登場

 

 

もう出てきただけで

会場が沸いた!!沸いた!!

 

 

キーボードに向かって着席すると

彼が歌い出したのは

トライアングル vol.2から

「マンハッタンブリッヂにたたずんで」と

「Bye Bye C-Boy」

 

 

どちらも40年前、彼のバンド

ハートランドに僕が在籍してた時に

レコーディングに立ち合い

ステージを共にした曲

 

 

和音一つをギターで刻むたびに

その当時が蘇ってきました

 

 

ただ佐野君は2曲ともに

当時はギターを弾きながら歌ってたのが

今回はキーボードの弾き語り

それが僕にはとても新鮮で

とても大人っぽく感じました。

 

 

この頃は

コヨーテ・バンドを率いる

バンマスとしての

凛々しく毅然とした姿を見ることが多かった

佐野君ですが

気のせいか

僕と杉君といっしょになると

とてもくだけたリラックスした感じになるのが

よかった

昔と変わらぬ

彼のチャーミングな面を

うかがうことができました

 

 

本編の最後は

僕が大滝さんの代わりに

杉君、佐野君と歌う

「A面で恋をして」

そして熱いアンコールのあと

僕と杉君のデュエットの「君は天然色」へ

 

 

わざと曲名を言わずに

CDのイントロと同じ

ピアノのA音からはじめたので

いやが王でも長嶋でも

盛り上がったよ

 

 

そして最後に!!

そして最後に!!

佐野君を呼び込んで

全員のコーラスも賑々しく

「彼女はデリケート」!!

 

 

 

 

あっというまの

1時間20分の

2ステージでした

 

 

やっぱり

ライヴはいいね

そして

この「トライアングルソングス」の

快感をもっとたくさんの

ポップスファンにも

味わってほしいなあ

 

 

なんとか

東京だけでなく

他の街でも

演奏できたらいいのに

 

 

そんな想いに

後ろ髪をひかれた

「伊藤銀次 杉真理 トライアングルソングス」

でした