お待たせしました。

 

 

あのすばらしいライヴの余韻が
ゆるやかにゆるやかに
腰の痛みと共に
消えてきたいま
遅ればせながらの
ビルボードライブライブ大阪と東京の
レポをしたいと思います。

 

 

スペシャルなメンバーによるバンドと
華麗なるゲストのみなさん、そして
あたたかいお客さんのおかげで
短い時間ではありましたが
とても中身の濃い充実した
一生忘れることのできない
印象的で
ゴージャスなライヴになりました。

 

 

はい、これが大阪と東京の
セットリストです。

 

 

☆伊藤銀次 ビルボードライブ大阪 2017年10月6日
   1st & 2nd ステージ

01) Twilight Symphony
02) 風になれるなら
03) こぬか雨
04) 虹の都へ(高野寛)
05) うふふふ(EPO)
06) いとしのテラ (杉真理)
07) 恋をもう一度〜Lets Fall in Love Again
   (伊藤銀次 & 杉真理)
08) 流星ラプソディ
09) ウキウキWATCHING
10) BABY BLUE
11) 幸せにさよなら

アンコール
12) DOWN TOWN(全員)
13) Shade Of Summer 
  (弾き語り、2ndステージのみ)

 

 

☆伊藤銀次 ビルボードライブ東京 2017年10月20日
   1st & 2nd ステージ

01) Twilight Symphony
02) 風になれるなら
03) こぬか雨
04) 虹の都へ(高野寛)
05) うふふふ(EPO)
06) いとしのテラ (杉真理)
07) A面で恋をして(伊藤銀次&杉真理&佐野元春)
08) I’m In Blue(佐野元春)
09) ウキウキWATCHING
10) BABY BLUE
11) 幸せにさよなら

アンコール
12) DOWN TOWN
13) Shade Of Summer (弾き語り)

 

 

いつものアコギ弾き語りのライヴとはうってかわって
ひさしぶりのバンドを従えての
しかも大きな会場でのステージ

きっと緊張するのではと
覚悟してまず臨んだ大阪でしたが
いやいや、思いのほか
とてものびのび
気持ちよく演れました

 

 

そういえば
2年前に国際フォーラムの
ホールAで開かれた
松本隆さんの
作詞活動45周年記念のライヴのときも
そうだったなあ。

 

 

ははは、僕は意外と
大きくて広いステージのほうが
しょうにあってて
好きみたい。

 

 

ただ大阪では実は予期せぬアクシデントに
見舞われていて一時はどうなるかと

 

 

なんと朝から急に腰に違和感が!!
立っていると平気なんだけど
いったん座って立ち上がろうとすると
腰にあのいや〜なズーンとした
痛みが走る

 

 

10年ほど前にギックリ腰をやってから
疲れがたまると腰に違和感を感じることが
けっこうあったけど
これはいままでにない超弩級
ここんところのハードスケジュールのせいか?
や、やばい

 

 

おそるおそる
リハーサルに臨んで見ると
ギターをしょって動いていても
立ってるぶんには
ラッキーにも痛みがない

 

 

おかげで無事に2ステージを
やり遂げることができました。

 

 

東京に戻るや否や
10年前にギックリをやったときに
直してもらった接骨院に
毎朝通ったおかげで2週間後の
東京ではかなり楽にやれた

 

 

ほんとまさに
雨が降ろうがヤリが降ろうが
腰にこようがの心境だったなあ

でもほんとよかった
腰に左右されることなく
無事にステージをやり遂げることができて

 

 

いつも3時間超えのライヴを敢行している
僕なので
ビルボードからの時間指定による
1回のステージ1時間10分から1時間20分で
はたして満足なステージを創ることができるのか
かなり心配でした
(もちろん話し出したら止まらナイトは今回絶対禁止)

 

 

それでも充実感のあるライヴを
やれたのはひとえに
高野寛君、EPOさん、杉真理君たち
魅力的な個性をしっかり持ったひとたちの
存在感の重さと曲のはなやかさが
ステージに濃密な時間と空間を
創ってくださったおかげだと思うよ

 

 

ほんとに
各アーティストがステージに登場したとたんに
そのアーティストの世界に会場が
見事に染まっていきました。
アーティストが交代するたびに
また新たな世界が

 

 

なんてゴージャス!!
なんて贅沢なの!!

 


ほんと、僕はこの45年の間に
すばらしい音楽仲間に出会えたんだと実感しました。

 

 

高野君の「虹の都へ」は僕からのリクエスト、
前からいっしょにやってみたかった
大好きな曲

 

 

そしてEPOさんは
アンコールで「DOWN TOWN」をみんなで
演ることになってたので
数あるヒットの中から
「うふふふ」
おお、お客さんがみんな歌ってくれてました

 

 

杉君は「いとしのテラ」のイントロで
ステージに出てきて
堂々の熱唱のあと
大阪では
10月25日リリースの
僕のニューアルバム「MAGIC TIME」で
共作した「恋をもう一度〜Let’s Fall In Love Again」を
いっしょにハモってくれました。

 

 

東京では
佐野君が来ているので
ここはやっぱり
ナイアガラ・トライアングル vol.1とvol.2の
3人がそろったので
2年前の松本隆さんの記念イベント以来の
「A面で恋をして」を!!

 

 

佐野君がソロ部分で歌ってくれたのは
僕からの
「1stからだったらBack To The Street、
2ndからだと、ガラジェネかナイトライフ、
3rdからだとSugar TimeかI’m In Blue」
というリクエストに答えてその中から
彼が選んでくれた「I’m In Blue」!

 

 

メンバー用に譜面を書くために
ひさしぶりにアルバム「SOMEDAY」を出してきてみたら
僕はすっかり忘れてたんだけど
なんと「I’m In Blue」のバッキング・ヴォーカルは僕だった。

そうか!それで彼がこの曲を!!
う〜〜ん、ニクいオトコなんです。佐野君はね。

 

 

いっしょにステージでこの曲を
歌っている時
僕の心はすっかり
1982年の「Rock’N’Roll Night」ツアーに
引き戻されてた
会場にいたみなさんは
いかがでしたか?

 

 

スケジュールが合わなくて
佐野元春君の出演が
東京だけだったこと
大阪のみなさんには
ほんとに申し訳なかったです。

 

 

アンコールは出演者全員による
「DOWN TOWN」。

 

 

 


今回はEPOさんも参加してくれてるから
シュガーベイブのヴァージョンと
EPOさんのヴァージョンを合体させた
スペシャル・アレンジで!!

 

 

これ、両方のヴァージョンをご存知のかたには
ニクい計らいだったんじゃないのかな?
(ははは、自分で言うか)

 

 

いやが王でも長嶋でも盛り上がるこの曲に
東京ではさらに粋な演出がついた

 

 

なんと「DOWN TOWN」が始まった途端に
ステージの後ろの幕が落ちて
僕たちの後ろに
六本木の夜景が!!

 

 

これはセットじゃなかったのよ
本物の六本木の夜景!!

 

 

ミッドタウンに「DOWN TOWN」!!
ビルボード東京のみなさん
ナ〜〜イスな演出ありがとう!!

 

 

ニューアルバムのリリースとともに
今年の最大のイベントとなった
二つの都市のでビルボード・ライヴ

たいしたヒット曲もない僕が
ビルボードのような
晴れやかなステージで
こんなすばらしいMAGIC TIMEを
みなさんと共有&体験させていただけて
ほんとオイラは幸せ者!!
アーティスト冥利につきました。

 

 

そしてこれをまた一つの励み
折り返し点として
まだまだ頑張っていくからね。
これからもみなさんよろしく!!

 

 

そして最後に
デビュー45周年というこの記念すべき年に
このようなハレあるライヴを企画して
呼びかけてくださった
ビルボードのすべてのスタッフのみなさんに
ありがとうと言わせてください。

 

 

そしてもうひとつ
心配かけましたが
腰はもう完治したからね。