吉祥寺の杉まつりは
出演者が紅白に分かれて歌を競う。
だけど最後にどっちが勝ったなんて
ことは決めないのです。

白組の一番手、uncle-jamに続いて
紅組のトップバッターはAisaさん。
お父さんのブレバタの岩沢幸矢さん、
名ギタリスト、徳武弘文君のご子息、
徳武孝音君とのステージ。

スティーヴィー・ワンダーの
「Super Woman」のカバーがうれしかったなあ。

前回あたりから
Aisaさん、孝音君だけじゃなく
杉未来くん、そして
村田和人君の息子さんの村田彼方君など
二世アーティストが目立つようになった。

これからの音楽界をリードしていく
まぶしいネクスト・ジェネレーション。
横への広がりのみならず
世代を超えた縦のつながりが生まれてきたのは
うれしいことだ。

続いてゴメスの山田稔明君がエヴァリーの
「 Devoted to you」を杉君とキメての
さわやかなステージ。
そしてバトンをサントリー坂本へ渡す。

おいおい、白組から白組へでいいのかい?
なんてクレームはこのさいなしね。
いいじゃないの~幸せならば … 。

あとで打ち上げでサントリー君が
ピアノを始めたのは20歳過ぎてからだと
いうことを彼の口からじかに聞いた。

そんなの嘘だろ?とつっこみたくなる
リズミックで華麗なピアノで
ちょっとラテン風味の曲を交えて
快調に、続く渡辺かおるさんへ。

「レナウン ワンサカ娘」はもはや
杉まつりの定番。
今年はまたいっそう盛り上がってた。

サントリー君の「いいわあ?」もウケたけど
わがuncle-jamの同胞、
藤田哲也君の想定外の
「イヤーン」には
もし何か食べてたら
全部吹き出しちゃうほどの
インパクトが。

おっと、自分出番オンリーと謳っておきながら
けっこう各出演者に言及してしまったか。
う~ん。正月早々、あ~たもおしゃべりなんだから~。

そして再びオイラの出番。
昨年プロデュースした
東郷昌和君のステージで
ギターを弾きました。
アルバム「A Wonderful Time」では
全曲オイラがギターを弾くことになったからね。

いやあ、才能だなあ。
杉まつり初参加なのに
出てくるなりもう人気者の東郷君。
いままで杉君やオイラまわりには
いなかったキャラクター。

景気のいい熟年応援ソング
「悲しみの数だけ喜びの数だけ」で
場内をすっかり明るく盛り上げました。

オイラ、最近はあんまりスライド・ギターを
弾くことが少なくて
けっこうピリピリしながら
弾いてるのを悟ってか
横に来てくれてにっこりしてくれたから
リラックスしてプレイできました。
ありがとね。






そして東郷君が移動して
ギターからピアノに楽器を変えて
続くナンバーは
彼のステージのメイン・イベント!
というかこの杉まつり全体の
メイン・イベントのひとつといっても
過言でも華厳の滝でもない
「You Can Save The World」。

この曲は
去年リリースした東郷君の
初ソロ・アルバム
「 A Wonderful Time」のために
杉君が書き下ろしてくれた曲。

それを原作者杉君のコーラスつきで!!
おまけに2番を一節歌ってくれました。

さらに橋本哲君にもギターで入ってもらって
CDでのあのツイン・リードを
オイラと二人がかりで再現することができました。
哲ちゃん、ばっちりだったよ。
それにしてもドラマチックやった。
ほんと壮観だったなあ。






杉君やそのすてきな音楽仲間たちの
ポップ・オーラのシャワーをたっぷり浴びて
だんだん東郷君の魅力が開いて
泳ぎ出していくのを
目の前で実感した名場面でした。

写真提供 by 杉山テツヤ

つづく