きくちゃんの歌

先週は珍しく「サンデー銀次」でもFBでも
ウンともスンともギンともいわなかったオイラ。
浜松＆武蔵小山のWヘッダーのための強行移動銀次が
たたって、ひょっとして倒れてるんじゃないのって
心配してる人もいたりして。
音信とだえさせてスマンの涙でした。

実はひさしぶりにずっと曲を書いていたのです。
長崎に歌いに行ったときに知り合った
ひらたきくよさんの詩集の中の言葉たちが
とってもキラキラしていてすばらしくて
読んでいるだけでメロディが浮かんできたのです。

どの詩も歌のために書かれた詩ではないのに
リズムがありサイクルがありストーリーがあった。
みているだけでメロディーのアイデアが
次々と湧いて来た。
あっというまに、全部で22編ある詩のうち
18編の詩に対してメロディが浮かんできたんだ。
こんなことってある？

だけどもともと自由詩で書かれたものだから
なかなか字数の合わないところがあるので
「鉄は熱いうちに打て」っていうことわざどおり
先週それを入念に仕上げていたら
おもしろくておもしろくて
もうとりつかれたように僕は
どんどん曲に仕上げてしまいました。
なんと先週だけで
７曲のデモが完成しちゃったのです。





きくちゃんこと、ひらたきくよさんは
脳性小児麻痺で四肢麻痺と言語障害があって
９年前、脳幹部の障害で発作を起こして以来、
人工呼吸器を装着したまま
長崎病院にずっと入院しています。

その間、骨折をしたり手術をしたり
とっても過酷な状況を生きてきているのに
彼女の詩から聞こえて来るのは
意外にも
新しいこと、楽しいこと、かわいいものが大好きな
少女のようなキラキラした気持ち、
いろんなことを知りたいようというとまらない好奇心、
そしてせいいっぱい明るく楽しく生きたいという
彼女のガッツ、そしてユーモアのセンス。
きっとそれが僕の創作ごころを
はげしく共振させたのでしょう。
ほんとミラクル！！

新しい才能と出会いました。
また新しいユニットの誕生です。





まるで
きくちゃんのために僕が書きおろしてる
ミュージカルのよう。
いつか発表できたらいいなあ。