「Attack Of The Mashroom People」!
このアルバムは今日の日本ロック・シーンの源流のひとつにまちがいはない。


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1987年にリリース。ザ・ファントム・ギフト、ザ・ストライクス、ザ・ヒィピ・ヒィピ・シェイクスといった、ネオGSと呼ばれたグループやアーティスト大集合によるオムニバス・アルバム。

60年代のグループ・サウンズの精神を80年代によみがえらせたネオGSは、当時の日本のインディーズ・シーンの潮流の一つであった。

いまそのクレジットを見直してみると、なんと
ザ・レッド・カーテンには、オリジナル・ラブの田島貴男君、後にコレクターズに参加する小里誠君の名前が ... 。

そしてザ・ワウ・ワウ・ヒッピーズには、ロッテン・ハッツを経てグレート3を結成する白根賢一君、高桑圭君、ロッテン・ハッツからヒックスヴィルを組む木暮晋也君の名前が ... 。

そしてもちろんコレクターズも参加していた。
僕がコレクターズの存在を知ったのもこのアルバムからだったのである。

「えとうた」から話がどこへ行くのかって?
待ちなさいって。これから話すけん。

さて、「えとうた」打ち上げ。
そのうち話題は、ピンク・フロイドやビートルズなど、
イギリスのロックにはアートスクール系が多いという話になった。
するとおもむろに小峰さんが、日本にもそういうムーブメントが80年代にあって、それがこの「Attack Of The Mashroom People」だというではないか。

実はこのアルバムは多摩美の学生バンドが中心になって始まったという。
しかもその学生の一人が小峰さんで、なんとこのオムニバスにも参加していたというのだ。なにそれー!
ずっとレコード持ってたのに、今の今まで知らなかったよー。

この「えとうた」シリーズのpt.3のぱしゃりで、これ見よがしにアルバムの中袋を出しておいたのにお気づきだっただろうか?
その一番下に紹介されているグループ、ザ・トウェンティー・ヒッツが、なんと小峰さんがリズム・ギター&ヴォーカルとして在籍していたバンドなのだ。
そこで今回のぱしゃりはその部分の拡大写真を。


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さあとくとごらんあれ。向かって左から2番目が若き日の小峰さん、メンバー・クレジットにもはっきりと 「Rinmei Komine … G, Vo」とある。
しかも「Nuggets」が好きなガレージ・パンク・バンドとの表記が!

なーんだ、これで小峰さんの「はじけだす」とかを聴いたときの無性な喜び方がやっと理解できたよ。小峰さんこそ日本のクラウス・フォアマンだったのだ。

この驚愕の事実発覚は、さらにこの「えとうた」の3人のユニットに拍車をかけることになりそうだ。

みんなー、これから僕たちのことをアートスクール系って呼んでくれたりするかな?


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           - FINE -