なかなか更新がないので「どったの?」とお嘆きの「サンデー銀次」の愛読者のみなさん、もう少しお待ちくださいな。いま、2月6日から10日までの「エル・ムンド」出演から、2月12日の下北沢・風知空知でのライヴの週のことをせっせと書いているところなのですが、これがサクサクかいつまんで流していけばいいものを、このこだわりの性格なものだから、微にいり細にいりしてるうちに、えらく時間がかかっている。

せっかく書くんだからおもしろいものをという、過剰なサービス精神がかえって仇となって、遅れているともいえる。時間がかかってるぶんだけ、アップしたアカツキにはそれだけおもしろいものになっていればとは思うのだが、それもプレッシャーになってたりして。一度とめた車輪をまた回すのはけっこう大変だったりするのだ。

そして遅れの最も大きな原因がfacebookだというのももはや認めざるを得ない。
なんと僕のfacebookのお友達があっというまに1000人を超えてしまった。その中にはもうずっと40年近くも連絡がとれなかった旧友がいたりして、ここんとことにかくサプライズの連続の日々でかかりっきりになっていたことは否めない。

うれしいことに、アルバム「BEAT CITY」でギターを弾いてくれたマーク・ゴールデンバーグや、東芝EMIイヤーズのロンドン三部作でミックスを担当してくれたトニー・ハリスとも繋がれた。マークにもトニーにもリマスターでリイシューされたCDを送ってあげることにした。そして昨日はウルフルズの「ガッツだぜ」や「バンザイ」のミックスをしてくれたトム・デュラックとも繋がれたが、相変わらず僕の英語はふらふらして不安だらけ。ずっと外人としゃべったり洋書を読まなくなっていると、またたくまにこのモードは錆び付いてくるものだ。



ウルフルズのミックスをトムにお願いするにあたってキメテとなったB-52sのアルバムから。とにかく明るくてパンチのある音が気に入りました。音もよかったうえに、とてもジェントルマンだった。


加えて、2009年の12月23日の渋谷7th Floorでの「I Stand Alone 2009」のファイナルに、わざわざ韓国から見にきてくれたNaoBass君から友達申請があり繋がれたのは感動的だった。あのとき彼が韓国から持参してくれた僕のレコードにサインをするとき、韓国に嫁いでいった彼のお母さんが僕のファンで、子供の頃から僕のアルバムを聞いて育ち彼もファンになったと上手な日本語で語ってくれたのを思い出した。友達申請にOKしたらとてもきれいな日本語でお返事が来た。あんまりうれしかったので、ハングル語で彼とコミニュケートしたくなってうっかり韓国語レッスンの本を買ってしまった。おいおい、いったいいつ勉強しようっていうんだい?銀ちゃん。


CD付き リー先生の日本人のための韓国語レッスン/李 相杓

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今facebook内でなにげなく「銀ちゃんの青春ギター巡礼」というコラムを始めたらすごい反響。ちょっと驚きだった。第1回がピーター・グリーン、第2回がマイク・ブルーム・フィールド、第3回がレズリー・ウェスト。facebookは会員制音楽クラブみたいなものだからだろうが、発信すればその反応がコダマのように全国から返ってくるのが楽しい。この「銀ちゃんの青春ギター巡礼」は僕が若き日に一生懸命コピーしたり、影響を受けたギタリストを紹介していくもの。銀次のロック・ギタリストの側面がフィーチャーされている。バランスをとるために、僕のポップな側面をフィーチャーした「伊藤銀次のポップスこんなん出ましたけど」も始めてこちらも人気がある。第1回はジョナサン・キングの「Everyone's Gone To The Moon」。今は長崎にいる元ピチカート・ファイヴの高浪慶太郎くんから「いいね!」が来たりするのがなんともうれしい。





だからいったいfacebookの未来に何が待っているのかは僕にも断言はできない。ただ何か今までとはちがった、音楽ファンとのつながりかたが試みられなければならない時に来ているように、なんとなくざわざわと体感している今日この頃だ。
そんな折、ついに噂の本をゲットした。さあ読むぞ。


グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ/デイヴィッド・ミーアマン・スコット

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忙しくなってきたけれど読みたいもの、見たい映画、聞きたい音楽は時間を作ってでも自分の中に入れていきたい。もちろんfacebookは始めても「サンデー銀次」は別物。前みたいにエブリデイは無理としても、ちゃんと書いていくからね。
そして「サンデー銀次」だけじゃなくfacebookでも僕と繋がりたいかたはぜしぜし!(江戸っ子なものでどうしても訛りが ... 。うそでーす)
めくるめくFBワールドでお待ちしておりやーす。