昨日も朝9時頃起床、鶴見川に走りに行った。一昨日と同じく往復10km。
なんとコサギちゃんを目撃した。勝手に渡り鳥だと決めつけてはいけないな。この季節にもいるのだった。
みなさんにもそのフラミンゴのような勇姿を見てもらいたくて携帯のカメラでパシャリとやったが、遠すぎてどこにいるのかわからない。スマンの涙である。


$伊藤銀次 オフィシャルブログ 「SUNDAY GINJI」 Powered by Ameba



僕の目ではすぐそこに見えていたというのに。Sowan君のライヴの時と同じようになってしまった。
やっぱりブログ用にデジカメを買わねば。
それはそうとしてもやっぱり朝型銀次は気持ちがいい。



「サンデー銀次」いう看板をかかげていながら、最近は日曜日に更新がなかったりする「サンデー銀次」。ますます奇々怪々、もとい喜々快々なブログへと発展してきた。

ところが、このくらいで驚いていてはイカンの涙なのである。
日本に「ハリセン」を広めた「チャンバラトリオ」は、トリオと名乗っていながらメンバーはなんと4人だった。なんて不条理。しかもメンバー内に「リーダー」と「頭(かしら)」がいるという更なる不条理。

もちろん結成当時は3人だったが、頭(かしら)の南方さんが病気療養のため休養したとき、ゆうき哲也さんが代わりに加入し、その後南方さんが復帰してもゆうきさんはそのままメンバーとして残り、4人になっても「チャンバラトリオ」と名乗り続けたのだ。けっして「チャンバラカルテット」とはならなかった。
チャンバラトリオは縮めて「チャントリ」と呼ばれた。もし名前を変えていたら「チャンカル」になっていたわけだ。





僕は子供の頃から、少年ヒーロー物などのドラマを見ていても、脇役の名前と顔を憶えてしまうという何の役にもたたない技を身につけていた。
ふつうの子供はお話に夢中で主役しか見えてないのだが、僕の場合はたとえば、「怪傑ハリマオ」を見ていても、悪役のキャプテンK.K.役の人は牧冬吉というのか、制作は宣弘社プロダクションかなどとオープニングのクレジットをじっくりと見て、脇役などの顔と名前を無意識に憶えてしまうのだった。

その後「隠密剣士」という忍者ものが始まったとき、おお同じ宣弘社の制作、監督も同じ船床定男さん、「豹(ジャガー)の眼」とも同じスタッフで主演も大瀬康一さんだなんてワクワクしていると、
牧冬吉さんが「霧の遁兵衛」役で出ているのを発見した。
別に意識的にやっていたわけではない。こういうのはなぜか絶対に見逃さなかった。
こんな変な子はたぶん他にいなかったと思う。





これがのちの、曲やアーティストそのものだけでなく、作曲者・作詞者・編曲者やバックのミュージシャン、そして音楽出版社やレーベルなどでレコードを聴く素地となっていたのかも知れない。


テレビで南方さんを見たのもチャンバラトリオが初めてではなかった。
チャントリのはるか以前、南方さんが「白馬童子」第一部「南蛮寺の決斗」に与力の役で出演なさっていたのを僕はしっかりと憶えていたからだった。
チャントリのオリジナル・メンバー、山根さん、南方さん、伊吹さんの3人は、みなさん東映剣会という殺陣技術集団。そのあちゃらかのお笑いからは想像できない、本格的な殺陣を見せてくれたプロフェッショナルなエンタメ集団だった。笑いで油断させといて見せるものはきっちり見せてくれてたプロの技だった。

大好きだったチャントリを見倣(みなら)って、毎日更新だろうが、隔日更新であろうが、3日にいっぺんであろうが、ヤリが降ろうが豚が降ろうが象が降ろうがくじらが降ろうが、「サンデー銀次」のままで行こうと思う。
仕事や日常の雑事に追われるみなさんの毎日が、いつも日曜日のようなリラックスした気分になっていただけるように、これからもがんばって、バラエティ豊かなおもしろい記事になるよう、一生懸命書いて行きます。よろしくね。



「チャントリ」の話題は今日のマクラ。本題は「チャントリ」でも「チャンカル」ではなく、「モメカル」の話題なのである。

いよいよ「モメカル」こと、モーメント・ストリング・カルテットの武蔵小山アゲインのライヴまで、あと1週間を切った。
昨日はそこで初演する「地を這うさんま」のリハーサルのためにモーメントのアジトまで出かけた。

「地を這うさんま」は、大瀧詠一さんの初期の名作「空飛ぶくじら」のアンサーソング。大瀧詠一さんの未完のヴァージョンの話に刺激されて、ついに僕ヴァージョンを作ってしまった。
そのあたりのいわくについては、「サンデー銀次」6月14日号の「地を這うさんまがまた輝けば」、10月28日号の「地を這うさんまが焼けてたりして」に詳しく紹介しているのでご閲覧願いたい。



「空飛ぶくじら」のインスパイア元のひとつではないでしょうか?


前もってモメカルのヴィオラ担当の小弥祐介君にデモ音源を渡して、アレンジを考えておいてもらったから、昨日はその初音合わせであった。そのデモ音源にはシンセによる歌のメロディは入れておいたけれど、僕の歌詞付きの歌は入ってなかった。モメカルのメンバーは初めて歌詞を聴くことになったのであった。

一回目の音合わせのときに演奏しながらメンバーの笑いが止まらなかった。
哀愁のあるメロとまじめなアレンジが、なんともコミカルなのかシュールなのか判然としがたい不思議な情景の歌詞と相まって、彼らの笑いをひきだしたようなのである。

曲を作った当人のぼくさえも、あまりの歌詞の馬鹿馬鹿しさとメロのギャップに、感情移入しつつも思わず笑ってしまったほどであった。
モメカルは演奏者でありながら世界で最初にこの曲を聴いた人たちとなるわけでなかなかの反応。なかなかの好感触である。これは18日の初演が楽しみになってきた。



☆ MOMENT STRING QUARTET LIVE Vol.7 ☆

場所 : 武蔵小山アゲイン
期日 : 11月18日(金)
開場 : 19:00
開演 : 20:00
入場料:2,000円


というわけで「空飛ぶくじら」のアンサーソング、「地を這うさんま」の銀次ヴァージョン本邦初演を、銀次に変って「水炊週一」(みずたきしゅういち)という謎の新人(誰だか丸見えのふりかけですが)が歌いますので、ご覧になりたいかたはぜひ下記にてご予約願います。

ひょっとすると初演で最後になる可能性もありますので。
おいおい、これじゃまるで店じまいセールみたいじゃないか ... 。


■予約・お問い合わせ  : 武蔵小山アゲイン
 TEL: 03-5879-2251
 s.ishikawa@cafe-again.co.jp


DVDで映画を見る楽しみは、もちろんお話の内容もあるけれど、あっ、この俳優はあのとき「ビッグ・リボウスキ」に出てたぞ、あの女優は「プリティー・リーグ」のキャッチャー役だったとかという発見にもあるのだ。
ロバート・デ・ニーロにかぎらず、役者さんはほんとにすごい。作品によってとても同じ人とは思えない見事な役作りを見せてくれる。そのプロフェッショナルな仕業には胸のすく思いがする。
だから気に入った映画はどうしてもレンタルで見るだけでは物足りなくて、メイキング見たさについつい買ってしまうのである。