昨日17日は平川克美さんにお呼ばれして、渋谷Eggmanで開かれた 「秋のラジオデイズ祭り 大感謝祭」~ラジオの街で逢いましょう」 の公開収録にゲスト参加させていただいた。

インターFMで毎週日曜23:00から放送されている「Radiodays ~ ラジオの街で逢いましょう」。昨日はその番組の4人の個性的なパーソナリティー、津田大介さん、 モーリー・ロバートソンさん、 小田嶋隆さん、そして 平川克美さんが一同に会し、第1部がその公録。第2部が、スペシャルゲストによるライブステージ ということで、おこがましくも、そのスペシャルゲストが不肖わたくしめ、珍しくエレキ・ギターの伴奏で「幸せにさよなら」 を歌わせていただいた。

当日はフェンダー・テレキャスターを用意してくださるとのことで、いつもの愛用のアコギは持たずに出かけた。そしてEggmanで僕を待っていてくれたのは、なんとFender USA 60周年モデルのテレキャスターだった。1951年にテレキャスターが作られてからちょうど60年。テレキャスターよ、君も還暦を迎えたんだね?。僕と同世代だったってわけか。

ほんとに奇遇。ひざびさにテレキャスで、しかも60th Annversary のテレキャスを弾きながら「幸せにさよなら」を歌わせてもらった。ひさかたぶりのテレキャスはやっぱり暴れ馬だった。とてもイキがいい音だった。アコギやストラトのときとはまったくちがう、パキパキしたワイルドな音。手綱さばきに気をとられて、思わず歌がどっかへ行きそうになるところだった。でもやっぱりテレはいい! 僕の原点はやっぱりテレだと再認識したよ。



我が青春のフェイバリット。ポコのジム・メッシーナのこの音がほしくて、ごまのはえの時にテレを購入しました。


だんだんタイピングがめんどくさくなってきて、ついにテレになってしまった。スマンの涙である。
武蔵小山のアゲインで知り合った、音楽プロデューサーでヴィレッジ・シンガーズのギタリストである小松久さんは名うてのテレキャスターの使い手。その小松さんにお会いしたときも、テレキャスとの因縁を感じてしまったものだった。ずっと眠っていたはずのテレキャス愛がすっかり蘇ってしまった。
それに輪をかけるように、ここにきて60周年という節目に、そのアニヴァーサリー・テレを弾くことができたというのは、さらにその因縁が因縁を背負って、いやー元気にしてたかい?と笑顔でやってきたというか、テレキャスが銀次を呼んでいるというか、ムム、この調子でいくとゲットしてしまうかも知れない。

平川さんがこのイベントに僕のことを呼んでくださったのは、「Radiodays ~ ラジオの街で逢いましょう」に僕がゲスト出演することをお知らせする、リスナーのかたたちへのお披露目の意味もあった。
武蔵小山アゲインの石川さんとのつながりで実現した番組ゲスト。平川さんは、前回の「話し出したら止まらナイト」の「銀流フォークロック伝」のママパパ特集をごらんになって、僕への出演依頼を決められたのだった。アゲインからまた新たな世界への広がり。いまや武蔵小山は僕にとって「どこでもドア」のような場所と化してきた。
はたしてどんな番組内容になるのかは僕にもまだ掴めていないが、これからの打ち合せでおいおい見えて来る。とてもいまから楽しみでしょうがない。

「秋のラジオデイズ祭り 大感謝祭」第3部は、パーソナリティー4人によるフリーディスカッション 。自分のゲストそっちのけで楽しみにしていたトーク・バトル。楽屋から出てきて招待者席でしっかりと楽しませていただいた。津田大介さん、 モーリー・ロバートソンさん、 小田嶋隆さん、平川克美さん、いずれも劣らぬ一家言を持つ論客たち。四人四様のするどい視点がうまく交錯して、3.11以降の日本の、そして世界の状況に対して実に多面的な理解を得ることができ、我がドドメ色の脳細胞にはかなり刺激をいただけたセッションだった。また2回目があったらぜひ見にきたい。それにしても司会の津田さんの手綱さばきは実にお見事であった。

帰ってきて前回の続き、「ある音楽仲間のために特別に用意した曲」のことについて書き始めたがゴールまで届かず。明日へ持ち越し。話題が話題だけにやっぱリキが入らずにはいられないのだ。