スティーヴ・ジョブズが逝った。享年56歳。Too Young to die。
彼が音楽界にあたえた多大なマジックに感謝するとともに、慎んで冥福を祈りたいと思います。


一昨日は、そぼ降る雨の中、黒沢秀樹君と、10月9日と10日に向けてのリハーサル。前回披露した、「かじりかけのトースト」と「僕たちのキャンドル」の、お題いただきソング2曲が、寝かしておいたぶん、いい感じで熟成してきた。その反面、あともう3日ほどでライヴなのに「猫」の歌が微妙である。曲はもうとっくにできている。微妙なのは詞である。一昨日は二人で猫についてずいぶん意見を交換した。なんとなく、主人公は牡猫じゃないのとか、猫って飼い主のことどう思ってるんだろうとか、いろんなことを話したが、結局もやもやっと枠組みとイメージが広がって、それぞれ持ち帰ってトライすることに。
「サンデー銀次」今年の6月5日号の 「猫はいいよね」にも書いたように、僕が猫を飼うのをやめてもうずいぶんになる。猫との生活の空気感はずいぶんと遠い記憶になっている。
ここはやっぱ、現役の飼い主である黒沢君に、ドンとまかせ .... 。いわゆる丸な... 。なぜか今回は伏せ字文学になってしまった。黒沢君、ひとつよろし .... 。

やっと東芝EMIイヤーズ秘話が滑り出したが、近況もお知らせしておきたい。
昨日は、長門芳郎君と土橋一夫さんのラジオ番組、「ようこそ夢街名曲堂へ!」のゲスト出演のために、大井町線の九品仏駅近くのスタジオまで出かけた。ありがたいことに、10月14日に再発されるリマスタリング&ボートラ入りの5タイトルの特集を組んでくださったのだ。





以前にも何度か出していただいたこの番組。ひさしぶりに伺った。選曲など打ち合せをして、さて収録が始まったら、どこか聞き慣れた曲が突然流れてきた。
そうだそうだ、そうだった。uncle-jamの「Dream Again ~ラジオからP. S. I Love You」が、この番組のオープニング.テーマに使われていたんだった。K-MIX(静岡エフエム)のみで放送されているので、今まで聴くチャンスがなく、これが初聴きとなるわけで、なんだかうれしくなってしまった。
EMIイヤーズの特集をなんと2回にもわたって、拡大特集を組んでくださったことは、もちろん何にもましてうれしいことだったが、静岡エリアだけとはいえ、uncle-jamがこうやってラジオから毎週流れているのだという事実に遭遇したことは、ささやかだったがなにげにハッピーな出来事であった。

土橋さんは、僕のポリスター・イヤーズ、ワーナー・イヤー、そして今回の東芝EMIイヤーズの合計 12タイトルのアルバムすべてのリマスタリング再発を推進してくださった人物。そして長門君とは、僕がシュガーベイブと出会った頃からの音楽仲間。休憩のときもひっきりなしに音楽談義や音楽仲間の近況の話に花が咲いた。ポップスが大好きな人たちといっしょにいると、あっというまに時間がたってしまう。

ちょうど「GET HAPPY」の秘話で、長門君がらみの話を書こうと思っていたタイミングで、彼に会えたのはよかった。今まで確認できなかったことが確かめられたからだ。もったいぶるようで申し訳ないが、そのことについては「GET HAPPY」秘話をどうかお楽しみに。秘話はいつも時空を超える。


昨日収録した「再発記念!伊藤銀次EMI YEARS特集」はK-MIX(静岡エフエム)で
10月15日の21:00 - 21:50、10月22日の21:00 - 21:50の2回にわたって放送される。
(再放送は10月17日 28:00 - 28:55、10月24日 8:00 - 28:55 )
放送を聴くことのできるエリアの方達は、どうかぜひエアチェックしてください。


東京に住んでいるかたなら九品仏という地名の読み方はたぶんご存知だと思う。
詳しく知らないが多分いわれのある地名なんだろう。

上京してちょっと立った頃だったか、「等々力」の表示を見て、「とうとうりき」って変った地名だなあと東京生まれの知り合いに話したら、あれは「とどろき」と読むのだよと教えられた。

その数ヶ月後、また別の友達と歩いていたら、その友達が「あっ、ららぢから行きのバスだ。」と等々力行きのバスを指差して言ったときには思わず笑ってしまったが、これを「ららぢから」と読んだ彼のセンスに心の中でしばし拍手を送ってしまった。