いつもいつも「サンデー銀次」を読んでくださってありがとうございます。
怒濤の連続お返事大作戦、どうやらやっとここいらで終結しそうです。
みんなまとめてめんどうみたので、ちょっち長め、拡大版でお届けしますので、じっくりお楽しみください。
それではみなさんからのコメントへのお返事です。いつものようにshare & enjoy!


■ 岐阜の元春さんへ

おおっ、いいお名前ですね。わかりやすいよ。
「G. S. I Love You」秘話自体が、ある意味「THE OTHER SIDE OF SANO MOTOHARU」、すでに「佐野元春外伝」みたいですね。

大瀧さんほど変名は多くないけれど、佐野君も他のアーティストに曲提供するときのペンネームを持っていました。それがHolland Roseです。「オランダの薔薇」、なんてきれいな名前でしょう、あれっ、オランダっていえばチューリップじゃなかったっけ...。

みなさんすでにご存知なように、これは「Hall & Oats」をもじったもの。佐野君らしいウィットに富むネーミングですね。







■ ゆみさんへ

はじめてのコメントありがとうございました。不思議な話ですね。
計画停電で真っ暗になった道を,自転車で走っていたゆみさんが、思わず口ずさんだメロディーが「DOWN TOWN」だったなんて... 。
たくさんある曲の中でも、この曲はきっとどこか特別な場所にしまわれていた、ゆみさんにとって「心のお守り」みたいなものだったということなのでしょうか。それで少しでも暗闇からくる孤独感や恐怖心が薄らいだのならよかったです。
でもあの時の停電ははたしてほんとに必要だったのでしょうか?その後の経緯を見ていると、ついつい疑ってしまいたくなります。




■ 桃子*みゆきさんへ


uncle-jamのライブに来てくださったんですね? どうもありがとう。
また10月にお会いできるのを楽しみにしています。







■ ♪陽子☆さん へ


お返事すっかり遅くなりました。DVD「Elephant Parts」観てほしいけれど、あいにく日本盤もなく、外盤も入手がむずかしい。そこでさわりをここでご覧にいれましょう。



それらしい字幕つきですがこんな言語は存在しません。ハナモゲラ語みたいなもの。おかしいです。


ショート・コントやパロディが満載のこのDVDですが、曲もちゃんと歌ってくれています。
みんないい曲ばかり。その中から、50s風な「Magic」を聞いてください。





マイク・ネスミスというとモンキーズのイメージがあるようですが、この「Elephant Parts」が最高傑作だと思います。どこか日本盤出してくれるところはないものかなあー ...。





■ ハリー堀田さんへ

初コメントありがとうございます。いつも武蔵小山のトーク・イベントのほうにも来ていただいて、そちらも感謝感謝です。もうすっかりフォークロック通になっちゃったんじゃないですか?
uncle-jamの風知空知ライヴもvol.1からの皆勤賞ですね。ハリーさんのリクエストのおかげで「ストロベリー・ワイン」というステキな曲が僕らの持ち歌になりました。
おまけにこないだはCDまで購入していただき、あまりのうれしさに、我を忘れてお借りした油性ペンを持って帰りそうになってしまいました。スマンの涙です。また次回お会いできるのを楽しみにしています。








■ 手賀沼靴磨男さんへ


マイケル・ジャクソン・スーダラ節も観ましたよ。
確かにおもしろいんだけど、どうも僕はゾンビ系が苦手で、長時間正視に耐えられません。
トンビがクルリと輪をかいたのならいいけど、ゾンビがクルリと輪になって踊っているのはどうもね。
ジーン・ケリーの「雨にスーダラ節」も悪くはないけど、「サタデーナイト・スーダラ節」にはかなわないね。いまんところ最強ではないでしょうか。





■ 耕筰さんへ



「君の行く道は果てしなく遠い」というのはブロードサイド・フォーの「若者たち」のことですね。
確かに「想い出の渚」に似てなくもないですが、僕はザ・シャドウズの「Blue Star」 のほうが、佇まいに近いものを感じるのですが ... 。



なかなか本人たちの映ってるのが見つからなくて ...。この曲、高校のときにキャバーンズというシャドウズ・コピーバンドで演っていました。


いかがでしょうか? やっぱりいい曲ですね。ヴェンチャーズも演っています。
いい曲なわけで、オリジナルは「星影のステラ」などでおなじみ大作曲家ヴィクター・ヤングが、1955年に「Medic」というTVドラマのテーマ曲として書いたものだそうです。最初はただの「The Medic Theme」という名前のインストだったようですね。
それにエドワード・ヘイマンという人が詞をつけて、やっとタイトルが「Blue Star」に。フェリシア・サンダースという女性が歌いTop 30ヒットとなりました。










■ くますけさんへ



「普通の男」は曲が先だったので、研さんから詞をもらったときは少しとまどいがあったけれど、歌ってみたらグッときました。
「山羊座の魂」に入っている「普通の男」の詞は、中村あゆみさんの「翼の折れたエンジェル」を書きプロデュースした高橋研さんが書いてくれました。
中村あゆみさんや川村かおりさんの作品での彼の精力的で才能あふれるプロデュースぶりに僕は目をみはっていました。
たまたま僕のバンドのキーボード奏者、佐藤史郎君が親しくしていたのでその関係でお会いできました。
初対面だと思っていたら僕の勘違いで、なんと彼が初めて他のアーティストに書いた曲を僕がアレンジしていたのでした。
それはホット・ポイントというグループの「恋のエチュード」という曲でした。そういえば物静かな青年がスタジオにいたような記憶が蘇ってきました。その面影はヒット・プロデューサーになった彼とは別人のようでした。

そこから交流が。まず彼から、プロデュースしていた太田貴子さんのために曲を書いてほしいという依頼があり、そこで僕は「Convinience Dance」という曲を書きました。そのお返しに僕から詞のお願いをしたのが「普通の男」でした。
前回うっかり書き忘れたけれど「British Cover Night」にも出てもらったっけ。彼はグラハム・パーカーが好きで、「White Honey」を歌ってくれました。








■ 継幸末市さんへ



「トッドラングレンのスタジオ黄金狂時代」、2800円とちょっと値段ははりますが、もし彼の信奉者なら安いといってもいい未知の情報が満載の中身です。なにしろトッドがてがけたアルバム1枚1枚についてのレアなエピソードが次々出てくるのですから ... 。
この手の本は2判、3判と刷られることはあんまりないので、もし興味がおありなら買っておいたほうがいいかも。
今僕はスパークスのアルバムのあたりを読んでいます。





■ ROOさんへ



jasmineさんからROOさんのお名前が出たときはちょっとうれしい驚きでした。
この「サンデー銀次」を介してみなさんが繋がっていってもらえたらありがたいです。





■ おちゃぼさんへ

「ドリームアラベスク」と「山羊座の魂」がマストアイテムだったなんて、あなたはすごい。
どちらのアルバムも、ちょっと日常から「トリップ」したような感じかななんて思っていたのに、日常のサウンドトラックとして聴いていただけていたなんて。
うれしいことを聞いたので、それでは特別に、「山羊座の魂」で僕がカバーした「いとしのルネ」のオリジナルをご紹介しておきましょう。







僕のヴァージョン、なんといってもコレクターズの加藤君の訳詞がすばらしかった。
それでは遠路ながら、はるばる新潟からの参戦お待ちしております。









■ 公子さんへ

沢田研二さんはオーディエンスの期待を裏切る事が大好きな人なんですね。それってある意味でエンタメ心の顕われじゃないのかな?
それでもさすがに「傷だらけのアイドル」はもう演らないんじゃないでしょうか?
また見てみたいけど ... 。





■ Jasmineさんへ

「サンデー銀次」ついに「サン銀」になってしまいましたね。なんか昔の三和銀行みたいですね。今はなんて銀行になったんだっけ?
まあココナツバンクでもあるので、まんざら関係なくもないけどね  ... 。
8月13日号「ありがとう!お返事です。#68」では、妙にハイで、ダジャレが出まくってしまいました。

ダジャレで思い出しましたが、昔、嘉門達夫さんにゲストで出ていただいた時、ネタ帳を見せていただいたことがありました。
いっぱい書いてあるネタの中で、「トイレット・ビー」と「ラーマはきまぐれ」が僕のツボでした。もうあれから20年以上立っているので、もはやこれはネタバラシにはならないと思いますが ... 。



本家「カーマは気まぐれ」by カルチャー・クラブです。





■ テイト さんへ


ワーナー、ポリスター時代のアルバムのリマスターのときにも、こんなに変るかというくらい音がよくなりました。
ここ何年かのマスタリングの向上には目を見張るものがあります。
東芝EMI時代のものも、きっともっと豊かな響きになって皆さんの元へ届けけられると信じています。
今から僕も作業が楽しみでなりません。またマスタリング作業の様子もレポしますので。










■ ハジメさんへ




福永恵規さんの担当ディレクターから曲依頼されたときには、竹内まりやさんの「不思議なピーチパイ」みたいな曲をということでした。けっこうデモテープもチカラをいれて作りました。いちおう2曲書いてほしいということだったので、時間もなかったし、もう1曲はギター1本で歌った鼻歌風のデモテープしか作れませんでした。あくまで本命は「ピーチパイ」みたいな曲だと思っていたら、シングルA面に選ばれたのは、なんと鼻歌のほうでした。すべて「ハートのIgnition」という秋元さんのキャッチーな詞と、大村雅朗さんのかっこいいアレンジのおかげだと思っています。





■ rainy girl さんへ

コマンタレブー! 残暑お見舞いいただき誠にメルシボークーです。
フランス語をお勉強しているなんていいなあ。僕も昔からフランス語の響きが大好きで、いつかアラン・ドロンのようにしゃべってみたかった。ダーバン、セレレゴンズ・デラ・モデーヌ なんてね。







■ ケンケンジさんへ

もちろんお酒を呑んでいた頃は、実家に帰るたびに地元池田のお酒、呉春いただいておりました。
故郷びいきというわけではなく、ほんとうにおいしいお酒でした。今日は奮発して特別吟醸を紹介しましょう。池田が世界に誇る銘酒です。おいしいよ。


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おいしいけれど、くれぐれも愛飲家のかたたち、ジャガジャガ呑むのもフォドフォドにしてくださいね。




コメントどうもありがとうございました。
ふー、なんとかお答えすることができましたので、お待たせをいたしておりました「G. S. I Love You」の最終章、いよいよ次回です。

これからも「サンデー銀次」よろしくご愛読お願いします。