いつもいつも「サンデー銀次」を読んでくださってありがとうございます。
今日ほぼお返事を書き終えた頃に、いまさらですが、とんでもないことに気づいてしまいました。
なんと「ありがとう!お返事です」へのみなさんからのコメントにまた答えていたのです。ということは、またその僕のお返事にみなさんがコメントしてくれたものに、僕が答えることを繰り返すということは、無限大お返事ループになってしまう。
今日のところではもうお返事してしまいました。これからはひとつの話題でお返事は基本的に1回とさせていただきます。ただし僕の方でまた閃いたらお返事するかもしれませんが、あしからずです。
それでは、みなさんから寄せられたコメントへのお返事です。 share &enjoy !





■ BlueMoonRoseさんへ

BlueMoonRoseさんは、メダル・トリオというのをご存知でしょうか?

僕が大阪からごまのはえで福生に上京(?)したとき、吉野金次さんの「金」、伊藤銀次の「銀」、とくれば、やっぱり「銅」がないとメダルがそろわないということで、折しも布谷文夫さんのアルバムのレコーディングが始まった頃に、大瀧詠一さんが、ある日の楽しい夜更かしで笛吹銅次を名乗ることを、僕の目の前で宣言されました。





この名前は、大瀧さんや僕の少年時代に全国の子供たちの胸をときめかせた,東映映画「笛吹童子」をヒネったもの。布谷さんの「悲しき夏バテ」で登場して以来、エンジニアのクレジットには、この笛吹銅次が使われることとなりました。「金」「銀」「銅」がそろって、メダル・トリオの誕生です。

大瀧詠一さんは、まるで七つの顔を持つ男。いくつもの別名・変名を持っておられます。
多羅尾伴内、宿霧十軒、南部半九郎、イーハトブ田吾作、厚家羅漢、他無数です。
この中で「宿霧十軒(やどぎりじゅうけん)」、これはなかなか凝ったネーミングです。
名前の「十軒」をひっくり返すと「軒十(けんじゅう)」。名字の「宿霧」をひっくり返すと「霧宿(むしゅく)」。合わせて「軒十霧宿」。
これはスティーヴ・マックイーンが若い頃主演していたTV映画「拳銃無宿」(原題 Wanted : Dead Or Alive)を文字って逆さにしたものだったのです。



ウインチェスターの銃身と銃床を短く切ったランダル銃がトレード・マークでした。若い。






■ もちゃえもんさんへ 

8月7日は、ずいぶんハラハラさせてしまいましたが、なんとか2曲を無事発表できました。
あの場にたまたまいた人は、客席からの「お手紙ついた」の声に僕たちが「読まずに食べた」と答え、いきなり起こった拍手にはなんのことやらちんぷんかんぷんだったことでしょう。
こういうの大好き。どんな小さなことでも考え方ひとつで楽しいことに早変わりです。



その後 「G. S. I Love You」はゲットされたのでしょうか? ツボにはまってくれていたらうれしいですね。



次回の「話し出したら止まらナイト」にご参加くださるのですよね? よいこのパブロック班長のもちゃえもんさんの「たって」のお願いとあれば、これは「すわって」でも歌わずにはおれません。
9月19日、武蔵小山アゲインの「話し出したら止まらナイト」銀流フォークロック伝、ママス&パパスの巻で「Nashville Cats」を謹んで歌わせていただきますので、乞うご期待。






■ 猫星さんへ



こちらこそはじめまして。
あなたのブログで僕のアルバムや珍しいミュージック・テープを紹介したいということですね。
うーむ、どうお答えしていいものか。僕のアルバムの原盤権をもっているのはレコード会社なので、その原盤を自由に使っていいよとは、僕が許可できるものではないのです。あしからずです。
いちおう公的な僕としては、どう答えていいのか困ってしまいます。
原盤権については Wikipedia にもおおまかに出ているのでごらんになってみてください。







■ junk-swallowさんへ


各エピソードにビビッと反応してくださったコメントありがとうございました。
ジョージ・ハリソンでは、シタールビョンギョンしているLove You Toがいいよとのこと。
インドの楽器シタールで、ロック・ギター・リフみたいなフレーズを作ったところが、やはりビートルズのビートルズたるところで、ちゃんとポップロックになっていた。
この「Love You To」、「Within You, Without You」、そして「Inner Light」は、ジョージのビートルズにおける、シタール3部作といえるでしょう。









■ 公子さんへ


「サンデー銀次」の 「G. S. I Love You」秘話の影響で、若くなったような気がするって、いいじゃないですか。そう感じれるってとってもいいこと。
どういうふうに過ごしても同じ人生。好きな音楽で日々を彩って若く生き生きと暮らして行きましょう。
その一助になれれば光栄というものです。




■ POTOMAKさんへ



沢田研二さんとオルウェイズ、加瀬邦彦さん、そして残念ながら故人となってしまった井上忠夫さんが、ロック少年のようにはしゃいでいた「Noise」の映像、気にいっていただけたようですね。ほんとにみなさんお若い。音楽の世界にいる人たちはみな同年代のひとたちと比べて若くみえることが多い。
公子さんのコメントにもあったように、音楽は心に直接効いてくるので、若さを保つのに一番の特効薬ではないでしょうか。







■ ももんがさんへ

いつのまにか「サンデー銀次」が「エブリデー銀次」になっていました。まさに看板に偽りありです。
このブログを読んでいるみなさんに、いつも日曜日のような気分をお届けできればと思っていたら、止められなくなってしまいました。
ポップ・ロックの魔法使い、ロイ・ウッドにもこんな歌がありました。彼の場合は、毎日がクリスマスならと歌っています。
なんでもありの「サンデー銀次」、4ヶ月も早いクリスマス・ソングもありなのです。






あ 佐野君の出ているCMってこれのことですか? いやー、笑顔がいいねっ。ちゃんとメッセージもあっておちついたコマーシャル。いい感じですね。








■ 銀河の魚さんへ


お返事遅くなってしまいました。まもなく「G. S. I Love You」最終章です。感動的なエンディングとなるかどうかはわかりませんが、どうか楽しみにしていてください。







■ colさんへ


G.S. I Love You 秘話を読む前に、「I'm In Blue」と「Vanity Factory」の謎にうすうすお気づきだったとは、実にいい勘してましたね。
それにしても、なんかすごい盛り上がっちゃった。ただ憶えているままに書いているだけなんだけれど、KFOさんからのご指摘があるまで、ものすごい文字数になっていることにも気がつきませんでした。
チャンスがあって書籍化できればいいですね。僕も通して読んでみたい。
近々お届けする最終章をお楽しみに。











■ ひれちゃんさんへ


ご存知なかったのですね。「I'm Telling You Now(好きなんだ)は、フレディーとドリーマースのカバーだったのです。
曲を書いたのはミッチ・マーレー。ジェリーとペースメイカーズの「恋のテクニック」や「I Like It」などを手がけた、僕の好きなポップ・ライターのひとりです。「恋のテクニック」の原題は「How Do You Do It」だから、これはうまい邦題でした。





幻のビートルズのデビュー・シングル。プロデューサーのジョージ・マーティンはこの曲を推薦し、録音したものの、ビートルズが自分たちのオリジナル曲にこだわったために、この曲をオクラにし、レノン&マッカートニーの書いたLove Me Doをリリースしました。
彼らの使わなかったこの曲はジェリーとペースメイカーズが歌い全英 NO.1になり、ジョージ・マーティンの目利きの確かさが証明され、ビートルズも2枚目の 「Please Please Me」で全英 NO.1になり、、彼らの才能も証明され、とにかく八方めでたしめでたしでした。

「Girls Just Want To Have Fun」の邦題が、「ハイスクールはダンステリア」と知ってシンディ・ローパーは激怒したというのはほんとうですか?
それで今は「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」の表記なのですね。まあ、確かに歌詞の中に「ハイスクール」も「ダンステリア」もありません。優しそうに見えてもアーティストとしてのこだわりを持っている人なんですね。

ネイキッド・アイズの「Always Something There To Remind Me」の邦題が、「僕はこんなに」だと知ったら、作詞・作曲者のハル・デイヴィッドとバート・バカラックはやっぱり激怒するのでしょうか? おや,待てよ。サンディー・ショーの「Always ... 」のときは、東京オリンピックの頃だったのか、なんと「恋のウェイトリフティング」だった。こっちはもっとスゴいかも ...。





ピンクのエレキギター、弾いてますか? あせらず気長にね。
福岡に来てくださいコールに答えれるように、がんばります。







■ タルビー さんへ

タルビーさんの期待をはるかに超えている展開。自分でも驚いています。
でもときどき濃密すぎてさすがに毎日だと僕もちょとつらい。
エネルギーを充填して、新鮮な気持ちで臨まないと、次から次へと浮かんでくる記憶をまとめることができなくなるのです。
せっかくここまで盛り上がったので、最終章は、はちまきを結び直してとりかかりたいと思います。






■ まきぼう さんへ


「サンデー銀次」への初コメントありがとう。そして7日のライブで久々に会えてうれしかったです。
かっては僕のFM番組での、名うてのハガキ職人のひとりでした。
何があったかはあえて聞きませんが、また元気な音楽大好き少女になって戻ってきてくれてよかった。

しかし驚きました。まさかまきぼうがサボテン栽培にはしっていて、それで村主君のことをご存知だったなんて ... 。
彼とは小中学校が同じ。小学生の頃、僕らのあいだでサボテンの大ブームがありました。
なんとなく僕もひとつ鉢を買ってきたけれど、すぐに飽きてやめてしまいましたが、村主君はその後も続けて,今や日本のサボテン界の権威にまでなっているようですね。
その彼のバンドといっしょに年に2回、芦屋レフトアローンで歌っています。まさかそんなことになろうとは。人生はかぎりなく不思議なことだらけです。
これからは「サンデー銀次」を中心に音楽を共有してください。今度は名うてのコメント職人かな。








コメントどうもありがとうございました。

最後に「笛吹銅次ショー」なる、なかなか含蓄のあるありがたーいものをYouTubeで見つけました。
お時間のあるときにでもゆっくりと楽しんでください。師匠かわらずの名調子です。





次回もお返事、もう1本いっときます。よろしくおつきあいくださいね。
これからも「サンデー銀次」よろしくご愛読お願いします。