いつもいつも「サンデー銀次」を読んでくださってありがとうございます。
前回に続いてみなさんからのコメントへのお返事です。
ワンマンではありませんが、神戸チキンジョージでのモメカルとのライヴが、いよいよ来週19日に迫ってきました。6月以来の関西。曲数はワンマンのときよりも少ないけれど、久保田洋司君や佐藤奈々子さんといっしょという、ゴージャスなライヴ。関西方面のかたはぜひ真夏のポップな宵を楽しみにきてください。

せっかくだからカバー曲もやりたいと思います。ちなみにその中の1曲は、「く」で始まる男性アーティストの「さ」が頭につく曲です。季節柄 ... 。

それではみなさんのコメントへのお返事です。share & enjoy。




■ RYOKOさんへ


こちらこそ初めまして☆よろしくです。
G.S.I LOVE YOU♪が大好きだという方がこんなにいらっしゃるとは思ってもみませんでした。
いつもいつも新曲ばかりがいいとはかぎらない。こんなチャンスにひさびさにこのアルバムを引っ張り出して、ジュリーの魅力にしびれてくださいな。




■ karinさんへ


まさにそのとおり。「サンデー銀次」は、読むだけでなく見て聴いて楽しめるエンタメ・ブログを目指しています。
喜んでいただけているようなので、「ストリッパー」秘話のあとは「ワンダフルタイム」秘話もいってしまいましょうか。
もうこうなったら俺も男だ。みんなまとめてめんどうみよう。



作編曲の萩原哲晶さんはもともとジャズ畑のひと。そのパロディーの才能は演歌にまで及んだのです。



■ KFOさんへ



コメントのお返事にお気遣いありがとうございます。
どうか気にせず思いついたことがあったら遠慮なくコメントお願いします。
もし答えきれないほど殺到したら、そのときはさすがの僕も考えますので。
できるあいだは僕も楽しんでお返事させてもらおうと思います。



沢田研二さんの「G.S. I Love You」、「ストリッパー」を聴き直されて、それまで聞こえていなかった銀次節が聞こえてきたそうですね。
僕のプロデュースは、小室哲哉さんのように自分の器にアーティストを入れるのではなく、僕がアーティストの器の中に入っていくやり方なので見えにくいですが、よく目を凝らし耳をすましていただければ、アーティストの奥に僕の存在が透けて見えるはずです。

沢田さんの還暦記念ライブ盤、CD6枚組全83曲ですか...。そのライブを一日でこなすなんて、自分への挑戦なのでしょうね。
沢田さんがんばっていることは、僕にとっても大きな励みになっています。

またチキンジョージでお会いしましょう。





■ †…MINA…†さんへ



北海道は旭川からいつもコメントありがとうございます。
コメントを拝見しながら、2009年に、旭川のライヴハウス「アーリータイムス」に行ったときのことを思い出していました。
そこで僕が歌うのは初めてだったけれど、「アーリータイムス」はとても歴史のあるお店で、日本のフォーク&ロックを担ってきた数々のミュージシャンが訪れていた聖地のようなところでした。
アンコールの曲をお客さんから募ったところ、なんとマスター自らが「Flowers in The Rain」をリクエストしてくれました。
お店の常連さんたちと共に,僕が来るのを楽しみにしていてくださったようで、とても温かい歓迎ぶりでした。
残念ながら泊まりが札幌だったので、みなさんとゆっくりお話することができませんでした。
後ろ髪を引かれながら札幌行きの最終へと急がなければならず、それがとても心残りでした。
またぜひぜひチャンスを作って伺いたいです。







■ 白いカラス さんへ



うーん、沢田さんからアコギを借りるなんてなんて恐れ多いことを... 。確かにアルバム「SUGAR BOY BLUES」のクレジットには
SPECIAL THANKS TO JULIE'S ACOUSTIC GUITAR (GINJI PLAYED)と書いてあります。
残念ながらよく憶えていないのです。なぜ沢田さんにアコギをお借りすることになったのか、僕の記憶からまったく欠落していました。今から思えばなんてミラクルなことだったのでしょう。

前にも書きましたが、僕はあくまで編曲家としての参加だったので、作詞家のかたとの打ち合せには関わっていません。なので糸井重里さんと僕のやり取りはありませんでした。あしからずです。
一介のアレンジャーとプロデューサーとのちがいがここに顕われてくるのです。

ただ別の機会に糸井さんと食べ物のことでおもしろいお話をしたことがあります。なんでそんな話になったのかはもう憶えていませんが、味には、甘い、塩っぱい、酸っぱい,苦い、辛いに加えて,腐ってるがあり、これが究極の旨さだということで意見が一致しました。
腐ってるというのはいささか語弊がありますが、つまり納豆やヨーグルトや中華料理のピータンなどの発酵食品のことです。場所はFMサウンズだったような ...。
やっぱり発想の角度がユニークで、おもしろい人でした。



ずれてるほうがいい。まさに糸井流です。おっ、カラーコンタクトだ。そのためのサングラスだったのね。






■ 公子さんへ


沢田さんていたずら好きなんですか? もしそういうエピソードがあったら教えてくださいな。
「カフェビアンカ」のピアノを引き終わったあと、ブースに戻ってきた沢田さんに「お見事お見事」と拍手をすると、ちょっと照れくさそうになさっていたのがかわいかったですね。
僕はジュリーが沢乃井健名義でデビューしなくてほんとによかったと思いますが、そのボツになった芸名をこういう形で、ちゃんととっておいて使うところに、沢田さんのユーモア精神を感じてしまいました。





タイガース時代に、元マンフレッド・マンのリード・ヴォーカル、ポール・ジョーンズのFree Meを沢田さんが歌われるのをザ・ヒット・パレードで見ました。邦題「傷だらけのアイドル」。僕もすごく好きな曲だったのと、腕に鎖を巻いて熱唱されていたので印象に残っています。やっぱり沢乃井健でなくてよかったです。






■ ビーンボールさんへ

スパイダース・ショーは見せ場が多くてほんとに楽しかった。
中でもフロントのまちゃあき・順・ムッシュの3人で、飛び跳ねるようにして踊りながら歌う 「Boom Boom Boom」 は白眉でした。

80年代に、高野寛君、高橋研さん、小林克也さん、東京少年、山口富士夫さん、田島貴男君がいたときのピチカート・ファイヴなど、出演者全員が自分の持ち歌を歌わず、好きなイギリスのアーティストのカバーしか歌わない、「British Cover Night」というイベントを僕がプロデュースしたときのことでした。
かまやつひろしさんにも出ていただくことになり、せっかくだから、僕のお願いで、憧れの「Boom Boom Boom」を演ってもらうことになりました。
僕もいっしょに踊りたくてあのステップを教えてもらいましたが、思ったよりハードで難しくて挫折し、結局曲だけ演奏することになったのを思い出します。見ているだけだと楽そうにみえたけど、やってみたからわかったよです。

そうそう、ギターの井上堯之さんのダック・ウォークもカッコよかったなー。まさにチャック・ベリー譲りでした





高校生のときに真似したけれど、堯之さんみたいにはいかなかった。
その後、ポリスター時代に、堯之さんのFM番組にゲストで出していただいたとき、このお話をしたら、元祖チェック・ベリーのダック・ウォーク誕生の由来を教えてくださいました。なにやらズボンに穴が開いていて、それを隠すためだったそうです。
なるほど「必要は発明の母」ですね。
このダック・ウォーク、最近はさすがもうやる人がいないんじゃと思っていたら、いました、いました。アンガス・ヤング。
こーれは後継者どころじゃなく、すごいの一言。まるで「歩き出したら止まらナイト」です。ますます真似できない。アンガス.やっぱりただものではありません。










■ ミサンサさんへ

こちらこそはじめまして。お返事遅くなりました。
このあと「G. S. I Love You」最終章が終わったら、読者のみなさんの熱烈なリクエストで「ストリッパー」秘話にいこうと思っています。
そこでは西平君や柴山君など、エキゾティクスのメンバーの話題も出てきますのでどうかお楽しみに。







■ ケンケンジさんへ


ケンケンジさんが小学校高学年の頃行かれた東大阪ローラースケート場のあった「八戸ノ里」というのは、東大阪市ですね。
どうやらスケート場は現在はトイザラスになっているようです。
僕は池田市、北摂なので,南の方にはほとんど行ったことがありません。
どーれ、どんな感じだ?





昔の面影は残ってますか? 僕の実家の最寄り駅、阪急池田駅はずいぶん変ってしまいました。
でも今だに心の中には、昔の駅の姿が焼き付いていて消えません。
子供の頃の池田駅はまだ高架の上の駅ではなく、切符きりのおじさんがいた小さな駅。
まるで「三丁目の夕日」の世界です。





■ Jet Tambourineさんへ

こちらこそはじめまして。 いつもサンデー銀次読んでくださりありがとうございます。

G. S. I Love Youに関する質問があったので、最終章に入る前にお答えしておくことにしました。



○シングル候補は「HEY MR.MONKEY」だったという記事をどこかで読んだことがあるのですが、実際にそうだったのでしょうか?

 そのあたり 僕の記憶にはありません。もし沢田さんが当時おっしゃっていたのならまちがいないでしょう。



○「MAYBE TONIGHT」ではロックパイルのビリー・ブレムナー氏が最高のギターを聴かせてくれていますが、どういう経緯でレコーディングに参加されたのでしょうか?

 うん? どこからそのような情報が ... 。
 ビリー・ブレムナーは、ロンドン録音のアルバム「ストリッパー」には参加していますが、東京録音のG. S. I Love Youには参加していません。
 もう一度アルバム・クレジットを確認してみてくださいね。
なかなかパブロッキンなフィールですが、「MAYBE TONIGHT」はALWAYSの沢健一さんと柴山和彦君以外のギタリストは参加していませんので。しくよろです。







■ タルビーさんへ



「あのとき君は若かった」が一番好きだと書きましたが、僕も最初スパイダースに惹き付けられたのは、「フリフリ」などのガレージ感でした。キンクスの「You Really Got Me」を和風にしたようだなと思っていたら、確かこのダンダンダン、ダンダンダンというリズムは阿波踊りのリズムを元にしたと、どこかで聞いてなるほどと思いました。当時、群を抜いて斬新なサウンドでした。



おや、かまやつさんがいません。このジャケ写撮影に遅刻されたためだそうです。それにしても歌っている人がジャケに写っていなくていいのでしょうか?すごい話ですね。






■ yotarouさんへ

はじめまして。ひれちゃんさんからのご紹介ですね。
こちらこそ、昔からのファンのかたから元気なコメントをいただけとてもうれしいです。
まだまだ僕がまた歌い始めたことや、この「サンデー銀次」のことをご存じないファンのかたがずいぶんいらっしゃるので、どうかチャンスがあったら、草の根ネットワークでお伝えください。
次回の「話し出したら止まらナイト」は9月19日です。ぜひともご参加くださいね。


コメントありがとうございました。
あと1回で答えきれるかはちょっとわかりませんが、どうか気長におつきあいください。
なにせ家内制手工業。ひとりでやってるもので ... 。
次回もはりきってお返事いたします。

これからも「サンデー銀次」よろしくご愛読お願いします。