いつもいつも「サンデー銀次」を読んでくださってありがとうございます。
8月7日にご披露したuncle-jamの新曲、「僕たちのキャンドル」と「かじりかけのトースト」、とても好評でした。がんばった甲斐があったというものですが、ライヴが終わってほっとしたら、どっと疲れが出てきました。
ライヴ・レポ終わりですぐ「G.S. I Love You」秘話の最終章に入るつもりだったのが、予定どおりに行きませんでした。
体力もそうですが脳力がかなり弱っていたので、ホイミでも手持ちのやくそうでも完全に回復せず、とりあえず宿屋に入ってHPが最大になるまで待つことにしました。きみきみ、RPGとちゃうねんから ... 。
やっと昨日あたりから元気になってきて、さあ行くぞというときに、なんとみなさんからのコメントに長らくお返事をしていなかったことに気づきました。最終章を始めるその前にお返事をしておこうと思います。あしからずです。

それでは、みなさんから寄せられたコメントへのお返事です。 share &enjoy !



■ ROOさんへ


そういえば、「サンデー銀次」2011年1月8日号の「漂流 本から本へ」で「ビバリーヒルズ高校白書」を載っけてましたね。
ディランとキャサリンでもパロディーにしていた、あの独特の吹き替え調のしゃべりかたというのは、いったい誰が最初に考えたのでしょうか。
僕は洋画は吹き替えではなく字幕のほうが好きです。吹き替えで見ていると、別の要素が混入した、まったく別のものを見ている気がしますね。おいおい、なんでこの俳優でその声なんだとか笑えてくることがある。まったく英語がわからなかった頃は、吹き替えに違和感を感じなかったんだけどね。

僕の子供の頃には、ちょっとしたアメリカン・TVドラマ・ブームでした。「ローハイド」のロディ役のクリント・イーストウッドの山田康雄さん、「バークにまかせろ」のジーン・バリーの若山弦蔵さん。「ヒッチコック劇場」の熊倉一夫さん、「ララミー牧場」のジェス役のロバート・フラーには久松 保夫さんなど、他のドラマで吹き替えで出ていてもわかってしまう、個性的な声の持ち主ばかりで、海外ドラマを身近なものに感じさせてくれました。



いきなり「ぶらり途中下車の旅」かと思いました。滝口順平さんの声です。ちなみにジョンの声は広川太一郎さん。


アルバム「BABY BLUE」のキャンペーンで、大平透さんの番組に出していただいたときは緊張したけれど、うれしかった。だってマイクの向こう側から聞こえてくる声はまちがいなく、「スパイ大作戦」の「おはようフェルプス君」の、そしてスーパーマンの声だったからです。

下北沢のuncle-jamライヴ、次回は2 daysです。 今度はぜひいらっしゃってくださいね。




■ にゃあさんへ


そうなんですよね。当時系列局の毎日放送では、同じ時間帯で板東英二さんと横山ノックさんの人気番組をやっていたのでイカ天は
放送されなかったようです。確か大阪のあるバンドのメンバーがイカ天に出演して直訴していたのを憶えています。
ひょんなことから沢田さんの話でもりあがっています。まもなくG. S. I Love You最終章やりますので,お楽しみに。







■ inspireさんへ

お返事すっかり遅くなってしまいました。ご夫婦でフラットフラミンゴに来ていただいてありがとうございました。
打ち上げに残っていただいていっしょにお話ができて、僕もとても楽しいひとときを過ごせました。
8月19日は神戸チキンジョージでモメカル、佐藤奈々子さん、久保田洋司君といっしょのライヴがあります。
もしよかったら遊びにきてくださいね。「び」で始まるグループの「え」で始まる曲を久保田君といっしょに演りますので。





■ scorpionさんへ


九州は佐賀からの風知空知uncel-jamライヴへのご参加、ありがとうございました。
あまりのありがたさに、おそれイリヤのクリアキンです。



再登場。イリア・クリアキンの吹き替えは、今は亡き野沢那智さんでした。


文章の端々から気持ちがはじけて、ライヴを楽しんでくださっている様子がとてもよく伝わってきました。
これが初下北沢で、初uncle-jamだと思っていたらそうじゃなかったんですね。なんと上野水上音楽堂でのライヴをすでにご覧になっていた。すごい行動力です。
おまけに次回の風知空知にお友達まで誘ってくださったなんて。みなさんでいらっしゃっていただければ、いやが王でも長嶋でもまたもっと楽しいライヴになることでしょう。なにしろみんなで渡れば赤信号ですら恐くないのですから。

ダーがダーリンの短縮形だというのは初めて聞きましたが、お友達のダーにミーからヨーといっていたことをお伝えくださいな。(ヨーはヨーロシクの短縮形です。)


この日はエヴァリーブラザーズを2曲も演ってしまいました。レノン&マッカートニーやピーター&ゴードン、サイモン&ガーファンクルなどあらゆる二人組が彼らの影響を受けています。「すべての道はエヴァリーに通じる」です。

お題の中では「かじりかけのトースト」を気に入っていただけたようですね。人生をかじりかけのトーストに例えるというアイデアは、曲調はまったくちがうけれど、10CCの「Life Is A Minestrone」のタイトルからヒントを得ました。






おまけに「話し出したら止まらナイト」の予約もありがとうございしました。次回は9月19日に武蔵小山で会いましょう。





■ Shinjig! さんへ


おや、scorpionさんへのお返事のあとに、佐賀が故郷のShinjig! さんへのお返事だなんてすごい偶然です。
そういえば佐野君の曲にも佐賀のことを歌った曲がありました。朝が来るまで「君を佐賀している。」 ...。
あまりの偶然に妙なことを口走ってしまいましたが、「悲しい性(さが)」ではなくて、これは「うれしい佐賀」つながりですね。


次回9月19日の武蔵小山アゲイン「話し出したら止まらナイト」、さっそくのご予約ありがとうございました。
リクエストしていただいた「Mountain Of Love」、次回は銀流フォークロック伝、ママス&パパスの特集ですが、目安箱のコーナで歌わせていただきたいと思います。





このあいだの「止まらナイト」にも来てくださった、小松久さんも大のジョニー・リバース・ファン。ずいぶん長く生きていますが、
こんなにジョニー・リバースが好きな人たちと頻繁に出会ったことはありません。まだまだ世の中捨てたものではないですね。





■ マシスさんへ 


お返事遅くなってしまいました。
「来タルベキ素敵」、聴きごたえのある力作です。
テレビに頼らずパワフルに我が道を走り続ける沢田研二さんは、やっぱりロックの人だったのです。
再開したG. S. I Love You秘話、いよいよ最終章。
みなさんからのコメントにひとしきりお答えしたら、ガツンと行きますので、ちょい待ち草のやるせなさです。





■ レモネードさんへ

僕はお酒を呑むと、とても陽気になるタイプでした。昔、佐野君のツアーで、大広間の大きなテーブルをメンバーとスタッフで囲んで打ち上げをしていたときでした。酔っぱらって楽しくなっちゃって、そのテーブルの上に載って踊ったことがありました。みんな手拍子してあおるもんだから、のっちゃった僕は、料理と料理の間を選んで、大テーブルの端から端まで、まんべんなく踊り歩きましたが、あやうく誰かの味噌汁に足をつっこみそうになったのを憶えています。ハートランド史上で語りぐさになっているエピソード。お酒をやめた今では懐かしい思い出です。

大酒呑みといえば、あのラヴィン・スプーンフルにも酒豪がメンバーにいましたね。確か「ザル」・ヤノフスキーって名前だったような ... 。



左端がスプーンフルに入る前のザル。そして右端のデニー・ドハティーとその隣のママ・キャスの二人は、その後にママス&パパスに参加することになります。ちょっぴり「銀流フォークロック伝」の予告編です。


性格的に中途半端はきらいなので、やめるならスパっとやめようと思いました。すでに普通の人の人生3回分ぐらいのお酒はいただいていますからもう満足です... 。これからは音楽で酔っていこうと決めました。


「もうちょっとつづく」とか「こんなんでましたけどーォ」とか、そっと何気においてあったギャグにヴィヴィッドに反応してくれてうれしいです。うーん、ちょっと惜しかった! 「こんなんでましたけどーォ」は泉アツノさんでした。



こんな曲も書きましたけどーォ ... 。 作詞・秋元康さん、作曲・伊藤銀次、編曲・大村雅朗さん、1986年の作品です。





■ テイトさんへ


秘技 「必殺コメント返し」、とくとクラっていただけましたか。
深すぎたかもしれませんが、「カフェ・ビアンカ」秘話、あくまで音楽の実際の現場で起こっていることを書いています。
ココロを表現するために、僕たちはその入れ物にもこだわりを持ってることを伝えたかったのです。



■ Steve土田さんへ 

やたー、Rockpileのニュー・アルバム。それは楽しみです。
8/25発売といえばあと2週間ほど。もう解散しているのでぜいたくはいいません。
残っている音源があったらこの際、一斉に蔵出ししてほしいですね。

沢田研二さんの「ストリッパー」のレコーディングの時に、ロンドンはチズウィックのエデン・スタジオ(Edenだから正確にはイーデン)で、
エンジニアのアルド・ボッカが、ロックパイルのレコーディング日記みたいなヴィデオを見せてくれました。
そのあたりの映像も入ったDVDとか出ないもんかな?  情報どうもありがとう。楽しみです。

これ聴きましたか? MG'sの近藤勇ことブッカーTに続いて、MG's の土方歳三と呼ばれるスティーヴ・クロッパーの新譜です。
えっ、そんな喩えは初耳だって?


Dedicated/Steve Cropper

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彼が若き日に影響を受けたという、ファイヴ・ロイヤルズというドゥワップのグループのカバー集。ゲスト・ヴォーカルに、スティーヴ・ウィンウッド、ブライアン・メイ、B.B.キング達が参加、実にしぶーいこいーアルバムになっています。ジャケが最高でしょ?





■ ナナムイさんへ


10年以上温めていた謎やっと解けてすっきりしましたね。またどこかで生伊藤銀次を目撃したら、今度はぜひ声をかけてください。





■ Jasmineさんへ

朝一番からバスの中で召し上がったダジャレ・ヌーボー、さぞかし芳醇な味わいだったことでしょうね。
さて、2時間あとの「植木トラボルタ」はどんなお味だったのでしょうか?



6月18日は残念でしたが、8月7日は入れてよかったですね。ROOさんも都合がつけばさらによかった。

初参戦、凄く楽しかったとのこと。それはいいのですが、曲、アコギ、ハモ、トークなど、Jasmineさんの感激したもののなかに、ダジャレも入っていたのには笑いました。
そうなんです。パブロック界の高田純次を目指す僕には、ダジャレも身のうちなのです。

ぜひ次回の風知空知もご参加くださいね。





■ 金閣寺さんへ



お好きな邦題は、ビリー・ジョエルの「素顔のままで」とのこと。
いいですね。ビリー・ジョエルの「スガシカオのままで」 ... 。あれ? ちょとちがうか。



スガ君で一番好きな曲です。曲もいいが詞がすばらしい。






コメントどうもありがとうございました。

事実上のムーミン・シリーズ第1作、「ムーミン谷の彗星」読み終わりました。
元気が出て心洗われました。登場人物はいずれも、人間が持っているさまざまな性格をデフォルメしたキャラばかり。
その中のスニフという登場人物が、「はじめが『ど』で、終わりが『つ』のものを見つけた」とか、「上が『ね』で、下が『こ』の宝物」とかいう言い回しをしていました。ふむ、誰かもそんな言い方をしていたような ... 。

いっきにシリーズを読み切ってしまうのはもったいないので、続く「ムーミン谷の仲間たち」はとっておいて、今は「トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代」を読み始めました。これ濃くて濃くて最高におもしろいです。2段組で約400ページ、しばらくのあいだトッド漬けです。

明日もみなさんからのコメントへのお返事です。
これからも「サンデー銀次」よろしくご愛読お願いします。