いつもいつも「サンデー銀次」を読んでくださってありがとうございます。

昨夜は佐野君と食事をしました。彼が見繕ってくれた焼き鳥のお店。とてもおいしかった。
積もる話から最近のことまで、会話が盛り上がり、あっというまの3時間でした。
すっかり彼が元気になっていてひと安心。僕がまったくお酒を呑まなくなってたのでとても驚いていたっけ。「だって、銀次はハートランドのときザルだったもの 。」 

そして「サンデー銀次」とってもおもしろいよと言ってくれました。

佐野君とだと、しばらく会ってなくても、会ったとたんに、まるで昨日の続きのようにすっと話しに入って行ける。そして止めどもなく話が広がって行く。初めて会ったときからそうで、昨日もそれは変わりませんでした。
佐野君、これからも音楽ファンが喜んでくださることをいっしょにやっていきましょう。

そして1日遅れになりましたが、大瀧さんお誕生日おめでとうございます。
来年はいよいよ「トライアングル vol.2」の30th Anniversary。期待しておりますので。

それでは引き続き、みなさんからのコメントへのお返事です。share & enjoy。






■ タルビー さんへ


この「サンデー銀次」は、音楽好きなかたたちと僕の交歓の場。そして共有の場です。
たとえお一人からのコメントでも、他の音楽好きのみなさんにも楽しんでいただける返信になるように苦心しています。なんのことはない、僕もそんな場所があったら楽しいからです。





■ デイジーさんへ

佐野君の元春レイディオショーのピンチヒッター、なんとか無事につとまったようでほっとしています。
MRSはほんとにいろんな音楽を紹介してきたんだね。

トッド・ラングレンもちゃんと紹介してくれていたんだ。僕も負けずに「サンデー銀次」で紹介していこうと思っています。

それにしてもトッドの話題から
ココナツ・バンクの「天気予報図」へとは、なかなか痛いところに手が届いちゃうご指摘ですね。参りました。

僕が最初にトッドの才能にふれたのは、ナッズの「Open My Eyes」でした。のちのユートピアにつながるポップとロックの融合はすでにここから始まっていました。パワー・ポップの祖の一人です。







SweetBaby阿部ちゃんがゲストのライブを観てくださったんだ。あの時一回だけだからそれはそれは貴重な体験でしたね。またぜひ共演したいものです。





■ ぶっちゃさんへ

「おつかれ」の一言に、ぶっちゃさんも佐野君のようにタメグチになったのかと思いました。
嘘です。タイピングちがいだとすぐわかりましたよ。
でも、本当に思っていることが無意識に何気ない行動に出るといいますからね。ひょっとして...。
冗談ですよ。ノー・プロブレムです。

回を追うごとにサンデーズの演奏がよくなってくるので驚いています。ぶっちゃさんの「Water Is Wide」、とってもよかった。澄み切った清水のような声が、聴くものに安らぎを与えてくれました。

My Guitar Gently Weeps、リード・ギターのcobaさんをフィーチャーして、僕はおとなしくしているつもりだったのに、宮口ジョージさんのピアノのダイナミックさにすっかりあおられて、ワイルドに弾きまくってしまいました。サンデーズにとってもスゴイ演奏だったように、僕にとっても忘れられないギグでした。
12月13日(火)が今から楽しみです。





■ cobaさんへ

宮内ジョージさんとの再会をセッティングしてくれてどうもありがとう。とても感動しました。
このことにかぎらず、サンデーズの蔭のしきり役として、音楽のまとめ役としてcobaさんが、いろいろ細やかに気を配り、テキパキと仕切っているのは、見ていて気持ちがいいですね。

宮口さんが言っていた、サンデーズのゴードン・エドワーズみたいな人って、パーカッション&ハーモニカ担当の麻生さんのことでしょうか? 
驚きました。麻生さん、僕らに内緒でいつのまにかあっちでソロ・デビューしていましたよ。





お坊さんにもアルマジロ、いやあるまじきタイトルですが、いい曲でしょ? いつのまに麻生さん、こんなハイトーンになっちゃったんでしょうね? えっ、似てるけど人違い? こりゃまた失礼をいたしました。






■ Jasmineさんへ

はじめまして。勇気をふるってコメントしてくださってサンキュー。
この「サンデー銀次」はマニアックな音楽ファンだけのものではありません。みなさんそれぞれの楽しみかたで楽しんでくださいね。

音楽は一番好きなこと。たとえどんなことが起きても、大好きなことをやっているのだから、それが一見どんな苦難に見えても苦難ではないのです。それが音楽で生きて行くことなのだと思っています。






■ なかまんさんへ


本とか出されてるのでしょうか?というご質問ですが、むかーし教則本やガイドブックや対談集はありますが、文章だけの本はまだです。お声がかかればいつでもOKですが ... 。
すでにこの「サンデー銀次」を活字化したいというかたが手をあげられています。






■ KFOさんへ

「この話題終わってしまうと寂しい想いも ...。」というKFOさんのアドヴァイスのおかげで、すっかり連続ブログ小説化してしまった「G. S. I Love You」レコーディング秘話。仰せのように、ちょっとだけよー、あなたも好きねーと焦らしながら、進んでいきますので。それにしても焦らし過ぎか...。

カトーちゃんで思い出しましたが、沢田さんの志村けんさんとのコント大好きでした。



付き人コントもおもしろかったけど、これは歴史に残る傑作です。


7月19日の芦屋レフトローンのライヴにはいらっしゃれなかったのですね。
エレキ・ギターをギンギン弾く姿を見ていただけなくて残念でしたが、チキンジョージでまたお会いできるのを楽しみにしています。





■ ROOさんへ


やっぱりそうですね。みなさん僕が大変だからとコメントを控えてくださっているのではと思っていましたが、その通りでした。
気になさらず、ビビっと来た時は、素直にリアクションをお願いします。



イカ天にはスタイリストさんが入っていましたが、僕の衣装はいつも自前でした。
あの頃は帽子にはまっていました。おかげでそれが特徴になって、テレビ的にはわかりやすいキャラだったようですね。スナフキンみたいだとかいわれたこともあります。


新装版 ムーミン谷の彗星 (講談社文庫)/トーベ・ヤンソン

¥520
Amazon.co.jp
ムーミンの21世紀版が文庫化されて、大人買いしてしまいました。


平成教育委員会に出た時は、ビートたけしさんに、「ピーター・フランクルかと思ったよ。」ともいわれました。
「平成教育委員会」で覚えているのは、地理の問題。「親潮と黒潮が出会う、魚がたくさん集まってくるところを何という?」という問題に「海の盛り場」と答えて妙に受けたことでしょうか。正解は「潮目」。僕は今でも「海の盛り場」のほうが正解だと思っています。


イカ天、ちょうど1年目あたりで、そろそろかなとレギュラー審査員のみなさんがいっせいに降板することになりました。萩原健太さん、中島啓江さん、グーフィー森さん、建&銀次、うまく役割分担がバランスよくできていたので、辞めるのならいっしょにとみなさんの意見が一致しました。

イカ天を止めた後すぐのことでした。電車に乗っていたら、僕の前にすわっておられた女性から、なんの挨拶も前置きもなしに、「何でお止めになったの? 楽しみにしていましたのに ...。」といきなり語りかけられたことがありました。

その女性とは初対面です。彼女にしてみれば、毎週土曜日の夜の顔なじみの銀ちゃんだから、すっかり近しい人に感じたのでしょう。
それだけ親しまれていたということはありがたいことですが、テレビってちょっと恐いところもあるなって思いましたね。






■ karinさんへ

こちらこそはじめまして。コメントありがとうございます。
「GS I LOVE YOU」の制作秘話 楽しんでいただけているようでうれしいです。

1990年代、僕はソニー系の音楽出版出版社にいました。毎年たくさんのデモテープが送られてきました。1997年だったか1998年、そのテープの山の中から、群を抜いてすばらしい声と美しいメロと個性的な詞のアーティストを見つけました。ギター1本の伴奏による、録音状態も決してよくないテープでしたが、強力に惹き付けられるものがありました。それが七尾旅人君。まだ 若干18歳でした。

初めてその出版社のスタジオに来て歌ってもらった日のことを今でもよく覚えています。故郷を離れるとき持ってきたというアコギの弦はサビサビでした。弦を張り替えてから、次から次に歌ってくれる曲と声の素晴らしいこと。天才に出会えたと思いました。その中の1曲が「オモヒデ オーヴァ ドライヴ」に収められた「八月」です。





この曲を聞くたびに、僕はいつでも10代にタイムスリップしてしまいます。
とにかく早く彼の存在を世に知らせたいと、彼の弾き語りに、ピアノやフィドルを加えただけのシンプルなサウンドでレコーディングしました。フィドルには元シー・トレインのリチャード・グリーンも参加してくれた、いきなりのロサンゼルス録音でした。

さていざアルバムを作ろうという段になると、旺盛な好奇心とどん欲な探究心を持っていた彼の頭の中に広がっていたのは、僕がイメージしていたシンガーソングライター的なサウンドではなく、ありとあらゆるサブカルチャーな音楽を取りこんだものでした。僕には予期せぬ出来事で、なんとか1枚アルバムを作りましたが、残念ながら袂(たもと)を分つことになりました。

ここ最近の旅人君の活躍ぶりには目をみはっています。いままで僕がプロデュースしたアーティストの中でも、飛び抜けた才能と独立心、持久力の持ち主でしたから、きっと、こんな日がくると信じていました。
その旅人君が佐野君の「ザ・ソングライターズ」に出演とは、不思議なめぐりあわせを感じています。






■ 焼きものBar酒と肴 店主さんへ


こちらこそはじめまして。
初コメントありがとうございます。
あなたもそうですが、佐野君と沢田さんの関係を知らずのうちに、どちらも好きになった方が多くいらっしゃるのには驚いています。やはりそれが自然の成りゆきだったのでしょうか。
「彼女はデリケート」のエピソード、楽しんでいただけたでしょうか?





■ もちゃえもんさんへ

アコギとピアノでポップスというと思い浮かぶのは、ジェームス・テイラーとキャロル・キングですね。
でもすっごく楽しいPOPSというわけでもありません。YouTubeでも探したけれどないということは、その妄想を実現するとおもしろいことになるかもしれませんよ。



全然明るいポップスではないけれど、この二人の誠実な音楽にはハマりました。


「話し出したら止まらナイト」のご予約ありがとうございます。もちろん第1回からご覧になっていたほうが、よりフォークロックへの理解は深くなりますが、1回1回、独立したお話になっているので、途中からでも楽しんでいただけると思います。オープニングで前回までのおさらいもしますので ... 。


1階が「ペットサウンズレコード」。その地下が「Livecafe Again」という「ペットサウンズ・ビル」は、東京の、いや日本のポップス・ファンの聖地です。9月ライヴにお越しの際は、ぜひペットサウンズレコードにもお立寄りください。懐かしい「町のレコード屋」さんですよ。






■ ナナムイさんへ

こちらこそはじめまして。 初コメントありがとうございます。
「自分の10代のライナーノートを掘り起こすような感じ」という表現、好きですね。

おたずねの、10年以上前の8月下旬,横浜線に乗っていた伊藤銀次にソックリな男性は、十中八九僕でしょう。たぶん新横浜から町田に向かっているところだったのではないかと思われます。大阪か名古屋からの帰り道ではないでしょうか。ぼくは小田急線利用者なので、もうひとつのマイナー路線、南武線もよく利用します。なにしろクルマの免許を持っていないので、かっこ悪いですが電車やバスが僕の足です。
えっ、それなのに、♪シトロエンで微笑む... はどうしたものかって? まあ、ブライアン・ウィルソンがサーフィンしないのにサーフ・ミュージックを作っていたのと同じだと思ってくださいな。
ブライアンがサーフィンをしない罪で、ブルースブラザース扮する警官に寝込みを襲われ、海まで連行されて、サーフィンを強要される映像はこちら。リクエストによる埋め込み無効なので、映像を貼れませんでした。

http://www.youtube.com/watch?v=7RW8PFJTJJY&feature=related




さてナムイさんの永遠の謎はとけたのでしょうか?







■ テイトさんへ

こちらこそはじめまして。「PERSON TO PERSON」からのファン、ありがとうございます。
ガレージ・サウンドと書いてすぐ理解していただけるところは、さすが僕のファンのかただと自慢したくなりました。








■ usausaさんへ

こちらこそお久しぶりです。 「G.S. I LOVE YOU」の連載(?)5か月も待ってくれていたんですね。
みなさんへのお返事をすませたら、また再開しますので、もうちょっとお待ちくださいね。
僕もなんだか早くロンドンのスタジオでの柴山さんのギター・プレイについて語りたくなっています。
納豆じゃないけれど、煉れば煉るほどうまくなる。長く待てば待つほど 連載も長くなるのです。




■ ななこさんへ


「サンデー銀次」7月17日号の「ちょっと一休み」でお返事したように、柴山和彦君の
ロンドンはEDEN STUDIOでのエピソード、必ず書きますから待っててくださいね。
すでにななこさん以外の読者からも、アルバム「ストリッパー」の秘話を、m(_ _ )m されていますので。



わがuncle-jamの師、ロックパイルの「SECONDS OF PLEASURE 」も、EDEN STUDIOで録音されました。EDENはパブロックのメッカです。





■ ケンケンジさんへ

体のことをきづかってくださりありがとうございます。
この「サンデー銀次」で燃え尽きないように(?)、適当に充電しながらやっていますので、どうかご安心ください。
でもついついみなさんの反応がいいとがんばってしまう銀ちゃんでした。




■ Weekend Recordsさんへ


こないだは、武蔵小山アゲインでのモメカル・ライヴに足を運んでいただきありがとうございました。
しばらく離れていた日本の音楽を聴き直していらっしゃるということですが、どちらにいらっしゃっていたのでしょうか?
ひょっとしてWeekend Records開店にあたっての、レコードの仕込みにアメリカに渡っていられたのかな?
Weekend Recordsが音楽ファンに愛されるレコード屋さんでありますように。




■ シトロンさんへ

EVEには僕もほんとにお世話になりました。生きが良くてちょっと鼻っ柱が強い感じが好きでした。ビート感ではあの頃の女性コーラス・グループでは図抜けていましたね。
僕の作品では「シンデレラ・リバティーなんて恐くない」のコーラスがそうです。



曲の入り口で騒いでくれてるのもEVE。すごい楽しそうにやってくれたっけ。



元春のSOMEDAYのコーラスですか...。クレジットにはプリティー・フラミンゴスとありますね。
僕の記憶では、伊集加代子さんのシンガーズ・スリーだったかなと思っていたのですが、EVEかも知れませんね。今度佐野君に聞いてみます。



おっ、EVEがすごい人たちと共演しています。





■ マシスさんへ

そうですね。基本的にはFでは人差し指一本だけで1弦、2弦の1フレットを抑えていますが、なんと
Fmのときは、1弦、2弦、3弦を押さえますね。押さえるというより、フレットを親指と人差し指で握り込むような感じですね。僕も決して指は大きくないので大丈夫ですよ。



■ ならず者さんへ

うれしいね。あなたもそのFの押さえ方ですか。
僕も決して指は長くないのですが、手のひらは広いのでフレットを握り易く6弦も押さえ易いのかも。 くれぐれも左手にチカラを入れすぎないように軽く握って、ピックが当たるときだけ指先でクっと押さえる感じですね。





コメントありがとうございました。
とりあえずあと1回みなさんからのコメントにお返事したら、また本編にカムバックします。
G. S. I Love You秘話に戻るか、佐野元春・藤木孝説にするか、いま迷っているところです。
これからも「サンデー銀次」よろしくご愛読お願いします。