今日の1曲目は唐突にレインボーズの「バラバラ」です。生演奏を見るのははじめて。こんなバンドだったのか ... 。なんで選曲したのかは、後でわかるのココロ。





「G. S. I Love You レコーディング秘話」、楽しんでいただけてますか? 
ふー、まさかこんなに濃密になるとは思わなかったよ。
一気に行きたいところですが、さすがにちょっっぴり疲れました。ちょっと休憩です。

なぜこのタイミングでこの話を始めたのかという疑問をお持ちの方もいらっしゃるようです。
特に満を持してとか、特別な覚悟や大げさな理由があったわけではまったくない。


「サンデー銀次」、2011年2月22日号の「真冬のコパトーン」へいただいた、ももんがさんからのコメントの中に、僕自身による「G. S. I Love You」の曲解説や、佐野君と沢田研二さんの出会いをちょいと物語ってほしいというリクエストがあったからのことだった。
2月23日号の「ありがとう!お返事です。#31」で僕はももんがさんに次のようにお返事している。


m(_ _ )m、←こんなにしてお願いされちゃったらしょうがない。
一連の作詞家の方達とのお話が終わったら、ももんがさんの大好きなアルバム、ジュリーの 「G.S. I LOVE YOU」について、ちょいと物語ってみることにしましょうかね。


その後、3月11日の震災があったことで、なんとなくタイミングを逸してしまい、いつ書こうかいつ書こうかと思っているうちに、ほぼ5ヶ月が過ぎ、このタイミングになってしまったのである。ももんがさん、遅くなってしまって申し訳ありませんでした。

とりあえず、佐野君の登場あたりまではほぼ書くことができた。当初の予定ではここで終わっちゃってもいいのだが、僕の中の記憶の灯がともってしまった。少し休憩を入れたら、もう少し続きを行きますのでおつきあいくださいね。それではちょっと休憩です。



これは当時の70mm超大作映画に必ず入った休憩 (Intermission) をパロディにしたものであった。




15日はアコギをしょって武蔵小山アゲインへ。
モーメント・ストリングス・カルテットのライヴにゲスト参加させていただいた。

もう5回目だから定期メニュー化している。何と僕は1回目からお客さんと称して顔を出し毎回歌わせていただいている。いちおうシークレット・ゲストとなっているが、もはやバレバレ。♪マイ・ベビー・ベビー・バレバレである。

この日のモメカルのメンバーは、小野瀬はるかさん(#1vln)、有馬真帆子さん(#2vln)、小弥祐介君(vla)、郷田祐美子さん(vcl)さん。第1部が「夢」をテーマに、第2部は「ナイアガラ・トライアングル vol.2」の特集だった。
僕は第1部の最後に登場、佐野君の「マンハッタンブリッジにたたずんで」を、そして第2部の最後の方でまた現れて、「幸せにさよなら」と、ダニー・ケイの「Lullaby In Ragtime」を歌わせてもらった。

「マンハッタンブリッジにたたずんで」を人前で初めて歌ったのは、2009年7月の名古屋「TOKUZO」。ゲストにスィート・ベイビー阿部ちゃんが来てくれたので、前から好きだったこの曲をいっしょに演ることにした。
これで「マンブリ」は生涯2度目。この日は第2部が「ナイアガラ・トライアングル vol.2」の特集だったので、その前振りとして歌わせてもらった。弦楽四重奏と僕のアコギだけでこの曲を歌うのはもちろん初めてのこと。この編成でやってみたら、この曲がフォークロックなんだと今までよりもさらに実感できた。

「幸せにさよなら」はもうモメカルとは何度も合わせている。それに比べ「Lullaby In Ragtime」は初めてだ。ニルソンもこの曲をカバーしていて、弦といっしょならそっちのヴァージョンもと思ったけれど、やっぱりオリジナルのダニーケイの軽快な感じを選んだ。
いつの日かピアニストと二人だけで演ろうと思っている、スタンダード・ジャズとおしゃべりだけのライブ、「伊藤銀次のI Love Jazz」の予行演習もかねての選曲だった。





この日もヴァラエティーに富んだ選曲とアレンジでゴージャズな気分のライヴだった。個人的には「サンデー銀次」でとりあげたばかりの「彼女はデリケート」が弦楽四重奏で聞けたのが驚きであった。
ちょっと他では聞いたことがないサウンドだ。こんな冒険的なアレンジと演奏はブロドスキ・カルテットかモメカルぐらいなものだろう。





ライヴが終わったらうれしいことがあった。
2011年2月1日号 「I Stand Alone vol.3」で紹介した、「銀次さん、オレ湘南でレコード屋始めるんだ。ぜひ遊びにきてください。」 といっていた青年が来てくれ、やっとなんとか始めたことを伝えてくれた。そのうちイベントを開いて僕をよんでくれるとうれしいことを ... 。オッケー、首をながーくして待ってるよ。興味のあるかたはこちらへ。

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「ななこさん」、初めてのコメントありがとう。「G. S. I Love You」レコーディング時の柴山和彦君のことを書いてくださいとのリクエスト。
残念ながら、「G. S. I Love You」のとき、柴山君はオルウェイズのリズム・ギターだったので、あまり記憶にないのである。スマンの涙である。
柴山くんのことが僕の中ではっきりと印象づけられたのは、続くアルバム「ストリッパー」から。特にロンドン・レコーディングでのエピソードは忘れることができない。うん?となると、アルバム「ストリッパー」についてもさらに秘話を語らなければならなかったりして ... 。

ちなみに、柴山君は僕のアルバム「SUGAR BOY BLUES」でも何曲かギターを弾いてくれています。



この「Audio-Video」でも柴山君がギターを弾いている。ソリッドでポップだね。



ワン・モア・ちなみに、柴山君の実兄の柴山好正さんは、なんと1985年から1989年まで、伊藤銀次バンドのギタリストをつとめてくださった。柴山兄弟にはほんとにお世話になった。とても感謝しています。