サマーソング特集だというのに、サーフィン物を1曲も載っけてなかった。スマンの涙である。
今日の1曲目はブルース&テリーの「Summer Means Fun」。
よい子のポップス・ファンはご存知だと思うが、ブルースとはブルース・ジョンストン。ビーチ・ボーイズのメンバーでもあり、「Disney Girl」やバリー・マニロウの「I Write The Song」の作曲者。
テリーはテリー・メルチャー。フォーク・ロックの開祖、ザ・バーズのプロデューサーでもあった。
意外にも、サーフ・ロックとフォーク・ロックは地続きだったりするのである。



左テリーで右ブルース。


そろそろ「サンデー銀次」でも、uncle-jamのライヴの告知をしようと思っていたら、な、なんとソルドアウトとのこと。驚いたけどうれしいよー。
早々と予約くださったかたたち、どうもありがとうございました。


「uncle-jamのuki-uki☆music club vol.4」

【日時】:2011年8月7日(日)
【会場】:下北沢 風知空知
東京都世田谷区北沢2-14-2 JOW3ビル4F
(下北沢駅徒歩3分、南口商店街)
【開場】:18:00
【開演】:19:00

【料金】
前売り予約:¥3500(+1drink)
当日:¥4000(+1drink)

【予約受付】
 風知空知電話予約
電話:03-5433-2191(17時~26時)Thank you,Soldout!


さあ、ひさびさのuncle-jamのライヴに向けて心と体の準備に入るか。
おっと、その前に、7月15日武蔵小山アゲインのモメカル、そして、7月19日芦屋レフトローンのSundaysのライヴの、それぞれゲスト出演も近づいて、さらに7月24日には定例のトーク・ライヴ「話し出したら止まらナイト」もある。いろんな形でみなさんと会えるのはうれしいことだ。

「いつまでもあると思うなナイアガラ」。まったくもってそのとおり。
まだまだ時間があるぞと安心していたのに、もうすぐそこに「話し出したら止まらナイト」が迫ってきている。今日はその内容のチェックをしていた。

マージービートと並ぶ、僕の初期のポップス体験、フォークロックについてならたやすく語れるだろうと気楽に始めた「銀流フォークロック伝」。回を追うごとに思いもよらぬ広がりを見せている。

「木を見て森を見ず」という言葉がある。これは「木を見て森も見ないと正しく理解できない」という教えだと思う。「銀流フォークロック伝」、回を追うごとにこのことを実感するばかりだ。

フォークロックを「木」だとすると、アメリカンポップスは「森」。
その巨大な森を構成する、他の木々との関係性なしに、フォークロックを理解することはできないことがわかって、毎回ポップスの迷宮を右往左往しながらも、楽しくシナリオを練っている。

P. F. スローンやジョン・フィリップスたちの作品、生涯をあらためて追いかけてみるとき、その当時はは知ることのできなかった事実が今になって加味され、見方が変わった部分もある。そしていつのまにか自分が本人となって彼らのサクセスとトラジディを疑似体験していたら、前よりもずっと彼らへの思いが深くなっていた。



黒沢君も愛聴しているジミー・ウェッヴがP. F. スローンに捧げた曲です。


「話し出したら止まらナイト」のお客さんは、ポップスに博識なかたから、これを入り口にというかたまでさまざまで、どこにポイントを置いていいのか、いつも迷いながらやってきた。
そんなときいつも、店長の石川さんの「銀次さんの中に強く発信したい気持ちがあれば、どんな話題でも大丈夫ですよ。」という言葉がどれだけ僕の道しるべとなっていることだろう。

フォークロック誕生に、意識的にあるいは無意識に関わった人たちの「点」が織りなす「線」がやがて「面」を成す。ちょっぴりプロジェクトX的なロック講談、「話し出したら止まらナイト」へのご参加お待ちしております。しゃべりたおしますので、しくよろです。



☆ 伊藤銀次の話し出したら止まらナイト Vol.6 ☆
  銀流フォークロック伝 ダンヒル.レコードの巻

■日時 : 7月24日(日)
■ 開場 : 17:00
■ 開演 : 18:00
■ 入場料:2,000円(1 drink付き)
■ 場所 : 武蔵小山・LiveCafe Again

  東京都品川区小山3-27-3 ペットサウンズ・ビル 地下1F

武蔵小山駅下車西口より(公衆トイレ側)徒歩101歩
新設されたロータリーに面した4階建てのビルの地下です。
(1階が有名なペットサウンズ・レコードというCDショップ)
  専用駐車場はございませんので、お車でご来店の方は商店街等の駐車場をご利用ください。


■予約・お問い合わせ等
 TEL: 03-5879-2251
 s.ishikawa@cafe-again.co.jp



店長の石川さん自らが、武蔵小山駅からアゲインへのアクセスを説明してくれています。







福生にいた頃、大瀧さんにこんなアドヴァイスを受けたことがある。

「オールディーズに入っていくときは気をつけろよ。広すぎて、ランダムに聴いてると迷子になるからな。銀次だったら、ビートルズのカバーした曲から聴いていくのがいいんじゃないか。」

山登りの達人から、まるで正しいピッケルの掛けかたを、山の正しい登りかたを教わったようだった。
その教えはその後の僕のあらゆる音楽の見方、ものの考え方のバックボーンになっている。
たぶん迷子にならずにはいると思っているがどうだか ... 。