いつもいつも「サンデー銀次」を読んでくださってありがとうございます。
いやはやなんともな暑い夏です。梅雨はあけたのでしょうか?それすら定かでないままに、ホット・サマーが来ています。そしてみなさんからもたくさんのコメントが来ています。そこで、ここはひとつ嗜好ををこらして、Summerのつく曲をはさみながら、みなさんからのコメントにお答えしようかと思います。題して「ありがとう、納涼・サマーソング&お返事です」。

まず1曲目はクリフ・リチャードの「Summer Holiday」です。





同名映画の主題歌。昨年の8月14日、アップルストア銀座でのライヴで僭越ながら歌わせていただきました。ちなみにそのライヴのタイトルは「銀座で銀次 - サマ~にならない夏はごめんさ」でした。

8月19日、20日、21日の3日間、神戸チキンジョージで「Moment SUMMER SESSION 2011」が開かれ、その1日目に佐藤奈々子さんや久保田洋司君、大森ヒデノリさんと共に出演します。そのときにもまた「Summer Holiday」歌いますので、サマ~にならない夏はごめんだよというかたは、ぜひ見に来てくださいね。




■ 440-110さんへ

その「銀座で銀次」のミニライブをごらんになったんですね?
なんと西荻は、440-110さんにとって生涯2度目の伊藤銀次ライヴ体験。初々しいじゃないですか。
これを機会に僕のライヴにどっぷりはまっていただいて、ぜひまた次に歌う時は見にきてくださいね。

「東京マルディグラ」は、ユカリの叩くセカンド・ライン・ドラムが曲の肝(きも)なので、なかなかギター1本では表現しにくいところがあるけれど、リクエストとあればがんばりますよ。




■ いちぇさんへ

はじめまして。「パパラプドゥ・ピピラプドゥ」がお好きなんですね。
じゃあ8月19日の神戸チキンジョージのときもこの曲歌おうかな? 
いちぇさんが参加できるところに住んでおられるといいのだけど ... 。



それではここらで夏の歌。7月24日の「話し出したら止まらナイト」のダンヒルのくだりでも登場するでしょう。ジョニー・リヴァースで「Summer Rain」です。








■ バサロ泳法さんへ


ずいぶんお返事まであいだが空いちゃいました。
まだプロデューサーなんて言葉がまったく根付いていなかった頃、レーベルを立ち上げるというだけでもすごいことなのに、ココナツ・バンク、シュガー・ベイブのあいつぐ解散などの逆風にも何一つ弱音をはかず、多羅尾伴内楽団などのアイデアで、ほぼひとりで3年12枚をリリースするなんて、ほんとに偉業です。異形ではありませんよ。それは異形銀次の方ですから ...。

ナイアガラには結局トライアングル vol.1しか貢献できませんでした。それどころかごまのはえからずっとお世話になりっぱなしです。ズボンまで借りそうになったぐらいですから... 。

ウルフルズのプロデュースをしていたときも、いろいろアドヴァイスしていただきました。「ごまのはえの敗者復活戦だな。がんばれ」という言葉にはずいぶんと背中をおされました。
そろそろ電話しなくちゃと思いながらもずるずる電話せずにいる不肖の弟子です。なにせ一度電話するといつも話がおもしろ過ぎて盛り上がり過ぎて、3時間はざらなので覚悟がいるのです。

バサロ泳法さんは郡山にお住みですね。心中複雑な気持ちがコメントの端々から伝わってきて、こちらも複雑な気持ちになりました。
僕には何もできないけれど、せめて少しでも、この「サンデー銀次」が日々の活力になってくれればと思っています。何があってもがんばって書きますので、これからもご愛読よろしくお願いします。




■ 神戸NO.2さんへ


西荻TERRAの石田ショーキチ君とのカバー曲、「リ」で始まるアーティストの「と」で始まる曲。バングルスの「ウォーク・ライク・エジプシャン」の予想もよかったけれど、リッキーネルソンのトラベリンマン、これもなかなかでしたね。思わずこちらにしようかと心が揺らぎましたが、ショーキチ君には何の接点もないので見送りました。
リッキーの歌も曲も好きですが、間奏のジェイムス・バートンのギター・ソロは、「Hello Mary Lou」と共に、間奏における起承転結を学んだ教典ともいえるもの。忘れられないギター・ソロです。








■ dgrさんへ

西荻テラに足を運んでくださりありがとうございました。最高の夜でしたね。
みなさんの手拍子のおかげで、リズムっぽい曲もハイテンションで歌えました。
どなたも手が真っ赤っかになっちゃったんじゃないでしょうか?
Uzamun Clap & Cheersの一員になった気分だったとのこと。
これ何のことだかわかりますか?

Uzamun を逆に綴るとnumazu。そうです沼津。あの「Winter Wonder Land Medley」は、1983年の沼津市民会館でのライヴの時にマイク立てて録ったお客さんの拍手や歓声を編集して、スタジオで演奏したものと重ね合わせた疑似ライヴだったのです。



Animalsが自分の出版社を作った時、slaminaというこの逆スペルの名をつけました。同じくRascalsも。これにならってか、slacsarという出版社を作りました。これに習った言葉遊びでした。



■ salon a sundaysさんへ

ダディさんの再訪とクラレンス・クレモンスの逝去。思いもよらぬシンクロニシティーでした。
佐野君がニューヨークに行っていた83年の僕のWINTER WONDERLANDツアーは、ハートランドに演奏してもらいました、。ダディさんのサックスにマイク放り込んだこと、思い出しましたよ。
日本青年館クリスマスライブでしたか。今の今まで忘れていました。

WINTER WONDERLANDツアーといえば、こんなことがありました。
ツアーのリハーサルのとき、当時のマネージャーだった安田君が何となくダディさんに似てる気がしました。もともと安田君も口ひげを生やしていて、そこでダディさんのサングラスをつけてもらいオールバックにしてみると、これはかなりいける。ダブル・ダディのアイデアの誕生でした。

「Tappin' & Clappin'」の直前にダディさんがいったん上手にはけます。そして間奏前になったら、いよいよ高らかに僕が「サックス、ダディ柴田。」と呼び上げ、上手から衣装を着替えたダディさんがフレーズを吹きながら歩いてくるのですが、これが誰あろう偽ダディ。ダディ安田なのです。
安田君は佐野元春withザ・ハートランドの時のダディさんの衣装を着て、ダディさんがいつも使っていないサックスを借りて、いかにもな感じで吹いているように見えるけど、よくみるとマウスピースにカバーがついたままくわええている。音が出るわけがありません。実際の音は下手に移動した本物のダディさんが、蔭で吹いていたのです。
ダディ安田は舞台のセンターまで移動、最前列のお客さんをあおりながら得意げに吹いている。誰も偽ダディとは気づいていません。するとなんと本物のダディさんが下手から登場、ステージの中央で二人のダディ柴田がはちあわせ。あの時のお客さんの目が点になっていた表情はいまだに忘れられません。
こういうの大好きです。



ムム、かえって暑苦しくなっちゃったかなあ ... 。夏の歌、「In The Summertime」です。



■ †…MINA…†さんへ


その後調子はいかがですか?
ずいぶんお返事が遅くなってしまいました。あいかわらず北海道にはいけそうもありません。
いつもいつもライヴレポだけで楽しんでいただけるしかないので恐縮です。
2009年に札幌の「くう」と、旭川の「アーリータイムス」に行ったことがなんか夢のようです。
あきらめずがんばりますので応援よろしくお願いします。




コメントどうもありがとうございました。
昨日はひさしぶりに黒沢君に会いました。ビジネスライクなミーティングのあと、彼の車で渋谷まで送ってもらいました。なんか音楽部の仲間と夏休み開けに部室であったような感じ。やっぱりソロもいいけれどuncle-jamもやっぱり楽しい。
明日も引き続き納涼サマー・ソング&お返事です。
これからも「サンデー銀次」よろしくご愛読お願いします。