はっきりいって驚いています。
6月19日の佐野君のツアー・ファイナルのレポ、「Young Forever」への反応があまりにもすごいので驚いています。とても今までのようには容易にお返事しきれない数のコメントもよせられているではありませんか。

「サンデー銀次」史上初めてのこと。ちょっと戸惑ってもいますが、あの日見たこと感じたことを、そしてダディさんに会えたサプライズを、ただすなおに書いただけで、こんなにたくさんの人たちが喜んでくださり、感激してくださっているなんて、こんなにうれしいことはありません。冥利につきます。
読んでくださった方達、そしてコメントを送ってくださった方達、ほんとにどうもありがとう。

佐野君も喜んでくれたようで、大阪公演のレポート「銀次の三都物語 - 大阪 1~4」と、東京最終公演のレポート「Young Forever」を「佐野元春 30周年アニバーサリー・ツアー Final - Moto's Web Server」にリンクしてくれました。

http://www.moto.co.jp/30th/AnnivTour/final.html

あまりの想定外のことだったので、肝心の自分のライヴのレポになかなかとりかかれないでいでいます。期待して待っている読者のみなさん、スマンの涙です。





そしてもうひとつのサプライズは悲しいサプライズです。ダディさんが佐野君のファイナルに来てくれたその一日前の18日に、ブルース・スプリングスティーンのEストリート・バンドのサックス奏者、クラレンス・クレモンスが亡くなっていたのです。これは偶然なのでしょうか?
信じられないシンクロニシティーです。ダディとの喜びの再会と、僕たちハートランドがステージ・パフォーマンスのお手本にもしていたEストリート・バンドの華だったビッグ・マンの逝去が一日違いなんて ... 。
享年69歳でした。あまりに若過ぎます 。

もちろんスプリングスティーンの作品では、いつも心を揺さぶってくれるプレイを聴かせてくれたクラレンスですが、Eストリート・バンド以外でのソロ活動にも目をみはるものがありました。
僕が印象に残っているのは、なんといっても、アレサ・フランクリンの1985年のヒット、「Freeway Of Love」でのプレイ。まるでジュニア・ウォーカーの「Shot Gun」が、80年代によみがえったかのような、いやそれ以上のダイナマイト・サックスぶりでした。



うれしいことにPVにも登場している。3分4秒あたりから再登場。ソロがたまりません。


そしてジャクソン・ブラウンとのユニットではヴォーカルも聞かせてくれました。これも1985年のヒット。立派なフロントマンぶりがうれしかった。
そして彼のプレイだけじゃなく、その人となりもよく伝わってくるPVが何ともいえなかった。





まさに巨星堕つ。彼の冥福を祈るとともに、僕たちにくれた数々のソウルとインスピレーションに、あらためて感謝の気持ちを送りたいと思います。

「サンデー銀次」ご愛読ありがとうございます。
明日はいよいよ僕の6月18日のライヴのレポです。お楽しみに。