今日はみなさんからいただいていたコメントにお返事を書こうと思っていた。ただのおうむ返しではつまらないので、いつもひとりひとりのコメントに目を通してから、さらにおもしろく返せるポイントはないかと考える。ジェフ・松本・クラプトンさんのブライアン・ジョーンズのコメントを読んでいたら、僕のブライアン感みたいなものを書きたい気持ちになった。
そうだ、キースはブライアンのことをいったいどう思っていたのだろう?
それが気になって、最初の50ページあたりで止まったままの「キース・リチャーズ自伝 - ライフ」を読み始めたら、これが止まらなくなってしまった。申し訳ないが今日はこのままこいつを読ませてもらうよ。火がついてしまったからね。
とりあえずブライアンに関係したところだけでも読み切ってしまいたいのです。

1967年ぐらいまでは、僕はビートルズと同じくらいストーンズが好きだった。ロックという現象面で勝負し始める前のストーンズは、ビートルズをアメリカン・ミュージックの表とすると、何か裏のようで、こころざしや見ていた夢は同じだったような気がするのである。レノン&マッカートニーとはまたちがったテイストのジャガー&リチャードのソングライティングには強く惹かれた。

とにかく、今まで語られることのなかったエピソードがついつい次のページへと進ませてしまう。
ぼくが前から予想していたように、彼はボディ・ソニックなだけのロック・ギターリストではなく、音楽家としてとてもクールな視点をもったミュージシャンだと確認できて幸せな気分だ。


曲はやっぱりおおかたキースが作り、ミックが詞をつけていたようだ。初期にはいろんなタイプの曲で試行錯誤していたが、やっと自分たちのバックグラウンドである、ブルースバンドの雰囲気にフィットした曲が書けたと喜びを語っているのが「 Last Time」。
その後のストーンズの十八番、ギターリフものの雛形の誕生である





「Last Time」のインスパイア元が、ステイプル・シンガーズだとは僕もこの本を読むまで知らなかった。ステイプルズの  This may be the last time から、「Last Time」のサビの♪This could be the last time ... が生まれたらしい。そうだったのか。本人がいってるんだからまちがいはないよね。





ザ・バンドのロビー・ロバートソンもステイプル・シンガーズの影響について語っていた。
僕がリアルタイムで体験した彼らのアルバムは「Bealtitude: Respect Yourself」だ。


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読み進むうちに、キースがブライアンのことを語っているくだりまでついに来てしまった。
ここから悪いけどはまらせてもらうよ。
いつも「サンデー銀次」を読んでくださってありがとう。
というわけで、ちょい待ち草のやるせなさ、次回はみなさんからいただいたコメントへのお返事をいたします。