iPodFanの齊藤さんからひさしぶりの原稿依頼。uncle-jam初の音楽配信とからめてパブロックについて書いてほしいというお願い。うれしいことだが、好きだったり得意なところほどプレッシャーがかかる性格なもんだから、ひとしきりニック・ロウやコステロ、デイヴ・エドモンズなどを聞き直している。
この聞き直しで再評価したのがデイヴ・エドモンズの「Subtle As A Flying Mallet」。
彼の中ではひときわ異彩を放つ、超ポップなアルバムだ。邦題が「ひとりぼっちのスタジオ」。
どこか大瀧さんやフィルズっぽい曲もあって、カバー曲の選曲が実に意外ですばらしい。
ロカビリー一筋のデイヴという偏見が大きく崩れ落ちる。ポップセンスのカラフルさではけっしてニック・ロウに負けてないことがこのアルバムで証明されている。おすすめ。



アルバム1曲目。とにかくこのアルバムは他の彼のどれともちがう個性で興味深い。


ひとりぼっちのスタジオ(紙ジャケット仕様)/デイヴ・エドモンズ

¥2,310
Amazon.co.jp



昨日13日は、昼間僕のマネージメント・オフィス、南青山のイーエムシーで打ち合わせ。そして夜は新宿のネパール料理のお店で開かれた杉真理君のお誕生会に参加した。杉君の本当のお誕生日は3月14日なのだが、震災が3月11日にあったため、2ヶ月も遅らせての振替えバースデイ・パーティーだった。

このお店は、「サンデー銀次」2010年12月07日号の「uncle-jam meets BOX」でも紹介したお店。そのときは松尾清憲君のお誕生日会だった。ほんとに松尾君といい杉君といい、BOXはエスニック料理が好きなバンドだ。かくいう僕もこのエスニックな顔つきをみていただければわかるように、けっして嫌いではない。お酒を飲まなくなった分だけ、スパイシーなメニューをしっかりおいしくいただいた。過度にはしゃぎすぎないおちついた温かいパーティーでよかった。ただ黒沢君が不参加なのがちょっとさみしかった。

そういえば去年の松尾君のお誕生日のときには、ネパール人で始めてMA日本スーパーライト級第7代チャンピオンになった、モハン・ドラゴンさんの祝勝会をやっていたのに偶然遭遇したっけ。まぢかに見たチャンピオン・ベルトは立派だった。くわしくは「uncle-jam meets BOX」を見ていただくとして、あれから半年か。
いろいろあったけどドラゴンさんはまだ日本にいてチャンピオンでいるのだろうか? 


風知空知のライヴがおわったばかりのuncle-jamに、うれしいことにさっそくライヴ・イベントへの出演依頼がきた。

☆ 「LOVERS FESTIVAL 2011」
日時 : 5月28日
場所 : 上野水上音楽堂

出演 : uncle-jam(伊藤銀次、黒沢秀樹) / 青山陽一 the BM's / 高橋徹也
永友聖也(ARUYO) / 青葉市子 / 嶌岡大祐

開場 14:00 開演 15:00
前売 3500円
☆全席自由、整理番号順の入場となります。
(小学生以下は無料になります)

uncle-jam初の他流試合である。とはいえ青山君といっしょだからまったくのアウェイというわけでもない。楽しみは元キャプテンストライダムの永友君とひさびさに会えることだ。僕もキャプストも同じソニー系の音楽出版社に所属していたことがあり、彼らのデモ作りに顔を出したりしたこともある。会うのは、僕がジョン・B・チョッパーズ・ロンリー・ハーツ・ブルース・バンドのメンバーとして出演した、2008年の「ラッキーラクーンナイト2@Shibuya Axx」でキャプスタと共演して以来。どんな感じに育っているのか期待がふくらむというものだ。

そのイベントのためのコメントをといわれたので「No Uncle-jam, No Life」と答えておいた。
別に深い意味はないが、なんとなく頭に浮かんだ。
uncle-jamがそんな存在になれればという願望がいっぱいのコメントなのだ。

まだなんとなく風知空知が終わったんだと言う満足感と、大仕事を終えた後のような脱力感の中、今週中に6月18日 西荻TERRAでの僕の「I Stand Alone 2011東京公演」でお客さんに出すスペシャル・ドリンクの名前を考えなきゃならない。さてどんな名前にしようか?
週末はこれと、パブロックについての原稿書きに追われることになる。