いつもいつも「サンデー銀次」を読んでくださってありがとうございます。
コメントをくださった方へのお返事です。

4月25日の原子力安全・保安院と東京電力の海外メディア向けの合同記者会見で、出席者する外人記者がついにゼロになったそうです。
驚きはここから。保安院と東電側はそれでも誰もいない記者席に向かって説明したそうです。
どうか人間らしさだけは見失わないでいてほしいと思います。
そんなわけで今日の1曲目はエリック・クラプトンのTell The Truthです。






■ バサロ泳法さんへ

僕は逆に他のジャンルで会得したことを音楽に持ち込むことのほうが多いようですね。
ジョギングをするようになって、上体に無駄な力を入れずにギターを弾くやり方を体得しました。

音楽を理解するときに養われた分析力や直感力は、その対象物が音楽じゃないものにも有効だと思います。それはマックのコピー&ペーストのような基本的なシステムと同じで、そのひと固有の解析力が培われていれば、その対象物が変っても発揮できるでしょう。
ただし他ジャンルでも、その人の好奇心や興味を激しく持つことができなければ、そのパワーはガクンとおちてしまうことでしょう。

現在大瀧さんは小津安二郎などの日本映画の研究なさっているようです。
わが師匠ですが、さすがにもはや僕には追いかけることができない境地に達しておられるようです。
僕は僕のスタンスで、ナイアガラの教えを伝えていこうと思っております。

ドラムという楽器自体が好きなんです。初めてロックにふれたときドラムが一番かっこいいと思いましたもん。
それとドラマーの人の性格が好きですね。みんな考え方がシンプルで思いっきりよくてきっぱりしている。
そうでないとできない楽器かもしれません。ユカリ(上原裕)、シータカ(古田たかし)、青純(青山純)、山木さん(山木秀夫)、島ちゃん(島村英二) ....。うーん、みんなひとりひとり個性があってみーんな好きなドラマーですね。各プレイヤーで印象に残っているのは

上原裕 : ストリッパー、ココナツ・バンクのすべての曲
古田たかし : ロックンロール・ナイト(佐野元春)、Road Movie (Soon)
青山純 : Silent Dancer、No More Blues Tonight、涙の理由を、六本木心中
山木秀夫 : トワイライト・シンフォニー、ハートブレイク片手にダンスに夢中、
島村英二 : 雨のステラ、スターダスト・トレイン、ソウル・スピリット Part.1 (バブルガム・ブラザース)

割と表情を変えずに叩くのが、ユカリ、青純、山木さん。体全体で見栄を切りながら、顔で叩くのがシータカ、島ちゃんかな。

あと、元ローザルクセンブルグの三原重夫くんも好きだなあ。浜田省吾さんの「初夏の頃」の「グッド・ナイト・エンジェル」はすばらしいよ。
それと最近は結ちゃんこと高橋結子さん。とにかくいいドラマーがいっぱいでうれしくなります。打ち込みより絶対に人間のドラムがいい。



鞭のようにしなるスネア、ジム・ケルトナーも大好きなドラマー。1分14秒あたりからドラム・ソロです。
    


■ むーらんさんへ

「生きていく上で最も大切なものは『お金』でなく『愛』だ。この価値観を下の世代に明確に伝えたい。
価値観が『愛』であるならば、芸術家も、政治家も、経営者も、就業者もオープンに連携できるはず、少なくとも下の世代に自信を持って伝える努力を実践したいと思っています。」

すばらしいご意見だと思います。大賛成です。
この国では幸せになるためには身を粉にして働かなければなりません。どこか変です。それがなぜなのか。今回の震災を通してさらに問題提起されたような気がしていたら、あの「モモ」や「ネヴァー・エンディング・ストーリー」の作者。ミヒャエル・エンデがこんな本を出していたことを、文庫本化で知りました。


エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社プラスアルファ文庫)/河邑 厚徳

¥880
Amazon.co.jp


まだ買ったばかりでこれから読もうと思っているのですが、副題が「根源からお金を問うこと」とあり、とても興味深い本です。人類の明るい未来を考えるためにはお金のことを考え直す必要があるのような予感がします。
ひょっとしたらむーらんさんは既読かもしれませんね。まだならおすすめです。読んでもいないのに推薦してますが、これは直感です。

伊藤さやかさんの曲って「ブロークン・ジェネレーション」でしょうか?
杉君との共通の音楽仲間に、GAPというバンドのSINMO君というミュージシャンがいて、彼もやはりティーンエイジャーのときに伊藤さやかさんのこの曲の大ファンだったそうです。うれしくて僕のライヴでいっしょに演りました。SINMO君に言われるまでずっと忘れていた曲だったので、とても新鮮でした。



残念、絵がついてない。銀次作曲です。


「DreamAgain~ラジオからP.S. I Love You」気に入っていただけてとてもうれしいです。
東京出張が僕のライブ日程にうまく合いますように。



■ ROOさんへ

「サンデー銀次」が毎朝のお弁当づくりに協力させていただいているのですね。お弁当ってどのおかずもちょっとずつ入れなきゃならないけど、種類が多いと、けっこう手間がかかるんですよね。
ROOさんも「元春延期チケット手元組」なのですか ... 。銀次はちょっと悲しいですが、楽しんできてください。




■ kumikoさんへ

とりあえずコメントをくださったかたには、もれなくお返事を書くことにしています。みなさんのリアクションがよくなってかなり大変になってますが、約束は約束なので、ほんとうに無理になるまでは続けようと思っています。
なんでも気軽にコメントしてきてくださいね。音楽番組のようにリクエストでもいいし、こんな話題で話してくださいとか自由にお願いします。
「サンデー銀次」はみなさんと僕との共有の場所です。




■ †…MINA…† さんへ

なにやらいま沢田研二ブームが来ているようで、これまた偶然のチカラですね。

ジュード・ロウがお好きなんですね? いい俳優ですよね。見よう見ようと思って「シャーロックホームズ」、まだ見てないことを忘れていました。僕が初めてジュード・ロウを知ったのは「真夜中のサバナ」という映画でした。





この映画は、ガーシュインやコール・ポーターなどと並ぶソング・ライターの、ジョニー・マーサーの南部の元邸宅で起きるため、彼の曲がたくさん使われていました。
監督のクリント・イーストウッドが大のジャズ好きというのもあったのでしょう。 
K・D・ラング、やダイアナ・クラール、ローズマリー・クルーニー、カサンドラ・ウィルソンなどの歌手たちによるジョニー・マーサーの名曲を聞けるのも楽しみの一つでした。主演は「ハイ・フィデリティー」の慈恩久作でしたね。
話はどんどん脱線しますが「ハイ・フィデリティー」に出てた中古レコード店員役のジャック・ブラックのマーヴィン・ゲイ・カバー、最高でした。後の怪人ぶりの片鱗が見えます。





おっと、もうこんな時間だ。今日はここまで、続きはまた明日。
コメントどうもありがとうございました。
これからも「サンデー銀次」よろしくご愛読お願いします。