「銀流フォークロック伝」第3回、今回はいよいよ本丸、ジム・マッギン、ジーン・クラーク、デヴィッド・クロスビーの主要メンバーが出会ってJET SETが結成され、そこからCBSコロンビアでの「Mr. Tambourine Man」制作までのお話。かなり濃い話だったけれど、最後までついてきてくださったお客さんたちにはほんとに感謝している。

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若干はりきりすぎたのかな。自分にとってのポップスの入り口にあった音楽。最も影響を受けた音楽だから燃えすぎたのかも知れない。ちょっぴり遊び心に欠けていたようなそんな気もする。
もちろん後で気づいたことだが。よくも悪くも「山羊座の魂」炸裂だったかも。
次回は7月24日と先の話だが、今度は伊藤銀次ではなく、銀ちゃんというイメージで、もっとかみくだいておしゃべりできたらなと、早くも心が7月24日へと飛んでいる。

はりきり過ぎからか、うっかり冒頭からちょっち舵取りをまちがえてしまった。
バーズのジム・マッギンがなんとボビー・ダーリンのバンドにいて、ボビーといっしょにサーフィン・グループをでっち上げていたというちょっと意外でオモローな話を、ど頭でもってくるはずが、ボビー・ダーリンをアルバム・ジャケットまでみなさんにみてもらっておきながら、彼の十八番の「Mac The Knife」をYouTubeで紹介するのをすっかり忘れて、話を先に進めてしまった。
ちょっとしてから気づいて話を戻して流したもの、インパクトが当社比70%減、このつまづきが後をひいた。





昨日のアウトテイク。数奇な歌手人生を歩んだボビー、1966年ヒットの、彼にしては異色のフォーキーな曲。ほんとはかけたかったかれど、そういうことでタイミングを逸してしまった。うーん、残念。

彼に興味の湧いたかたは、ケヴィン・スペーシー製作・監督・主演の「ビヨンド・ザ・シー」をごらんください。実話をもとにしたボビー・ダーリンの感動の物語です。吹き替えなしでケヴィン自身が歌っている。なかなか巧いんだな、これが。


ビヨンドtheシー ~ 夢見るように歌えば ~ [DVD]/ケヴィン・スペイシー,ケイト・ボスワース,ジョン・グッドマン

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これだけじゃなく、話を二度ほど戻したものだから、CDやYouTubeやDVD操作してくださった、店長の石川さんにはほんとにご迷惑をかけてしまった。それでも終わってから、「これは続けて行くときっとやっててよかったってイベントになるような気がします」なんて、やさしい言葉をかけてくださった。ううっ、泣けてくるじゃないか。ありがとう、石川さん。

いろいろあったが、とにかく最後まであきらめず、嵐の中を飛び抜け、なんとか最後は無事に着陸に成功したバーズ号であった。よかったよかった。どんな状況になってもあきらめない「山羊座の魂」ここにありであった。

今回の僕の収穫は、もう一度このあたりを聞き直してみて、あらためてテリー・メルチャーのプロデュース・ワークがやっぱりグッドことを再認識できたことだろう。
彼がいなければ、フォークロックの思想はあっても、形は存在しなかったと思う。すぐれたサウンド・プロデューサーだ。



彼がてがけたレイダース。「アフターマス」あたりのストーンズ・サウンドを見事になぞっていて、何とも
カッコいい。


「話し出したら止まらナイト」のときのアゲインには、ほんとにポップス好きの方達が集まってくださって、そのことだけで幸せになれる時間であり空間だ。昨日も小松さんご夫妻など、よく来られる方達が来てくださった。ありがとうございました。終わってからその日の感想を述べてくださるのが、なによりも勉強になる。今後の参考にしたいと思います。昨日もいくつかアイデアが浮かびました。

この日、「サンデー銀次」にもコメントを下さっていた人形師みねちゃんが、なんとお手製の人形をといっしょに参加して下さった。
まず、竹内まりやさんや山下達郎君、伊勢正三さん、中野督夫君などの人形の写真を見せてもらった。妙な表現だが、デフォルメされているにも関わらず、本物っぽいのがおかしい。
さらにこの日持ってきてくださったのはジェファソーン・エアプレーンのグレース・スリックやドゥービー・ブラザースのトムジョンストンなどの実物の人形。まじかにみるとやっぱり本物はすごい。トムのレスポールの糸巻きまでちゃんと作ってあるのは驚き。あまりにもかわいくてよくできているんだけれど、もし落っことしたらとおっかなくて、すぐにお返ししてしまったけどね。
興味のあるかたは彼のブログ「みねちゃんの人形部屋」をごらんあれ。おもしろいよ。

http://ameblo.jp/lookalike/


イベントの最後は黒沢君とミニライヴ。前回は二人でバーズの「Mr. Tambourin Man」と「Turn Turn Turn」。ucncle-jam初の曲の配信もあるので、ここは宣伝もかねてuncle-jamの曲を2曲歌わせていただいた。もちろん僕らの曲達の随所にフォークロックの匂いがするので、違和感なく最後をしめくくれたような達成感があった。

    M-1 ) Dream Again ~ ラジオからP. S. I Love You
    M-2) I Will


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参加してくださったみなさん、石川さんはじめお店のスタッフのみなさん、黒沢君、どうもありがとうございました。次回は7月。ママス&パパスなどのダンヒル・サウンドを話しますのでお楽しみに。
さて今日はこれから、黒沢君と表参道辺りでの特命活動にGo!