昨日は黒沢君からリハをしませんかとメールをもらっていたが、9日の準備に追われて8日に延期してもらった。
武蔵小山アゲインのトーク・ライヴ、「銀流フォークロック伝」の第3回。
1回目が、フォークロックの前段、フォークミュージック。2回目がフォークとフォークロックの間にビートルズの存在、黒沢君のリッケンバッカー12弦入りでにぎにぎしくお届けできて好評だった。
そしていよいよ第3回は佳境、ザ・バーズに入る。そこからダンヒル・サウンドまで行ければいいかな。

第2回が終わった直後、そのいきおいで構想を立てて、ある程度、進行台本を形にしてあった。
三崎から帰ってからぼちぼちとりかかれば楽勝とふんでいた。それがやり始めると、手直しがあったり、またいろんな発見があったり、根本的に見直さなければいけないところもあったりで、思ったより時間がかかっている。好きなところだからついついチカラが入ってしまうのだろう。そういう性格なのだ。

「銀流フォークロック伝」は、ロック講談に近いものだ。フォークロックの誕生をめぐる、人と人の偶然と必然の双方の出会いが生みだすドラマを楽しんでいただけたらと思う。
音楽版プロジェクトXみたいでもあるかもしれない。おもしろいエピソードを知ってもらえれば、はじめての方でも、フォークロックがもっとまじかに感じることができるのではないかと思う。

それではちょっと予告編。ザ・バーズの「I'll Feel A Whole Lot Better」。
バーズといえばとかくマッギンの12弦ギターに話題が集中するが、ジーン・クラークの書く曲もいい曲ばかりで魅力的。バーズ一番のソングライターだ。初期のバーズがいかにビートルズかぶれだったかよくわかる曲でもある。



タンブリング・マン、ジーン自身がリード・ボーカルをとっている。


そんなわけで、「サンデー銀次」にも手がまわらなくて1回パスしてしまった。
9日までは「銀流フォークロック伝」にしゃかりきになるのでそこんとこよろしく。なんて突然、所さんみたくなる銀次である。

どうも、震災でストップしてしまった一連の「サンデー銀次」の流れをそのままにして、前に進んでいくことができなくて困っている。
佐野元春・大阪城レポ、苦楽園イエローリボン・ライヴ、京都sole cafeライヴのレポがきちんとできないまま、日々がどんどん過ぎて行くのが気持ち悪くてしょうがないのだ。
加えて作詞家コネクションも神田広美さんで止まったまま。
性格的にこの中途半端な感じが耐えられないのである。
時間が立っちゃったので旬な感じがしなくなったけど、みんなにレポすると約束した以上、ずっと置き去りにはしておけない。あの時点からもう一度始めてもいいかな?


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バサロ泳法さんから「銀次さんはスワンプ・ロックもお好きなのでしょうか?」という質問をいただいた。大好きなんてものじゃない。大好物だしルーツだし。だから疲れてるはずの脳髄なのに、その「スワンプ」という言葉にヴィヴィッドにビビっと反応してしまった。
なにかおすすめを教えてくださいということなので、明日は「銀次のおすすめスワンプロック」で行く。
いつもならみなさんからのコメントはまとめてお答えしている「サンデー銀次」だけど、今回は特別だかんね。なぜか椎名誠さん風に特別だかんね。


スワンプ・ロックといえばまずこの人、トニー・ジョー・ホワイト。プレスリーもカバーしておなじみ。泥臭いギター・リフとドスの効いた低音ヴォーカルにしびれてしまう。ウルフルズの「トコトンで行こう」ではずいぶんとこの曲を意識したなあ。ブルック・ベントンでヒットした泣ける名曲「Rainy Night In Georgia 」のトニー・ジョー・ヴァージョンもいっしょに聞きたいならば、やっぱりベスト盤が買いでしょう。





というわけで、また原稿作りにカムバックします。uncle-jamの R&R Diaryも、ネタは決まってるんだけど途中で止まったまま。エイっといったら頭の中のアイデアがいっきに文章になってくれないものか ... 。もうこうなったらじっくり行くしかない。どうかおつきあいください。