いつもいつも「サンデー銀次」を読んでくださってありがとうございます。
コメントをくださった方へのお返事です。
いっこうに収束しない震災禍と原発ですが、やっと僕も自然体の自分を取り戻してきました。
たくさんのコメントや励ましのお便りのおかげです。ありがとうございました。
今日の1曲目は向井秀徳君の「ふるさと」です。特に震災復興のためにとかコメントされていないのが気に入りました。いまアーティストとしてあるべき立ち位置だと思います。いたずらに涙に訴えることなく、抑制のきいた佇まい。深く静かに響きます。





■ ジェフ・松本・クラプトンさんへ

音楽は人の心を救うということは僕も信じたいけれど、今度の災害で家や家族や仕事を失った人たち、そして故郷を失った何十万人もの人たちの心や体が痛手を負っているうちは、音楽のチカラを発揮できないと思います。被災していない人たちの沈んだ気持ちを励ますことはできても、何もかもすべてを失った人たちを救うことは並大抵のことではないのです。現実的な話、まず被災された方達の生活の未来を政府がしっかり保証してあげること。仕事を作ってあげること。再生に道を作ること。そして明日が少しでも見えてきたとき、僕たち音楽家の出番のような気がします。軽はずみに現地に押しかけて歌を歌ったりしないように気をつけたいものです。



■ もちゃえもんさんへ

地震の会った日、お友達の車に乗れるまで6時間も歩いたのですか。そしてその車内で流れていたビートルズが、もちゃえもんさんを癒してくれたのですね。
曲は言葉とメロディーでできています。とかく言葉にこだわりがちな人が多いけれど、実はこんなときに癒してくれるのは、むしろメロディのほうではないかと思います。
「がっばって」とか「ひとりじゃないさ」とかというような積極的な言葉はかえって逆効果な気がします

ビートルズのように歌詞がいまいちわからなくても、聞いているだけで切なくなったりハッピーになったりするのは、曲のメロやサウンドにも、秘められたなにかメッセージがあるからだと思います。

「Hey Jude」はビートルズの中でも、特に人間力と包容力のある曲。やさしく奥深い所を元気にしてくれます。
3月15日のsowan君と黒沢君のライブ、僕も行きたかった。だけどあいにく精神的に絶不調でした。
最後はみんなで大合唱になったなんて素敵でしたね。もの静かにみえる黒沢君のロック魂を垣間みた気がします。
「ニュー・ミサキパラダイス」では、その時のリヴェンジのつもりで僕もいっしょに「Hey Jude」を歌いました。
勝手に自己満足な使命感を持って、それを満たすためだけの英雄的行動だけはしないように気をつけたいと思います。






■ はる・だるさんへ

はじめてのコメントありがとう。被害がなくてよかった。
HBCのサタデイナイト・クラッビングにハガキをくださってたんですね。あらためてこれからもよろしくお願いします。



■ あべちゃんさんへ

あなたの願いが通じて被災された方々が早く安心して暮らせるように僕も祈っています。



■ むーらんさんへ

ありがとうございます。お察しの通りに一時思いきりへこんでいました。
でも「サンデー銀次」の読者のみなさんや音楽仲間のおかげでなんとか持ちこたえることができました。
とにかく疑い出すときりがないほど、いろんな事が気になってきます。
むーらんさんが提示してくださったような想定が政府や東電にあったとはとても思えない。
それぐらい予想外のことだったのでしょう。いろんなところでそれらのことについては書かれているので
僕はもう書きませんが、原発は安全などを絶対に想定できないしろもののような気がします。



■ ♪陽子☆さんへ

心からのお見舞いありがとう。そしてさっそくの大阪フラットフラミンゴ、予約ありがとうございました。
杉君と村田君のライブ、京都、奈良、神戸の3カ所全部見に行かれたなんて、なんてパワフル。
僕も参戦したかったけれど、サンデーズのレコーディングに立ち会っていました。杉君たちの歌った「ふるさと」の英語ヴァージョンは、スーザン・オズボーンというシンガーの「和美」(わびと読みます)に入っている「故郷」がオリジナルだそうです。大阪で会ったとき杉君に聞きました。さすが杉君と村田君。素晴らしい選曲です。


和美 WABI/スーザン・オズボーン

¥2,835
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一日も早く、被災された方々の心に希望の光がともることを祈りつつ、僕もエネルギーをフルチャージして音楽活動をがんばります。心の中に元気の泉が自然に湧いてくるような希望のポップスを目指します。




■ †…MINA…† さんへ

いつも毎回コメントをくださりありがとうございます。僕の更新をとても楽しみにされているようで、ブログの書きがいがあるというものです。
お待たせしてしまいましたが、uncle-jamの新曲の配信が決まりました。ぜひ購入して聞いてくださいね。
「東京中低域」気にいっていただけたようですね。北海道のほうで彼らのライヴが見れるかどうかわかりませんが、ライヴはくせになりますよ。僕が行ったライヴで見たヴァン・ヘイレンの「Jump」のカバーは、形容しがたいくらい最高でした。


あの作業服は防災服というらしいです。なんと驚き!さらに新調するようですよ。
民主党は東日本大震災を受け、国会議員や秘書が着用するおそろいの防災服をあつらえることを決めたそうです。右腕に「民主党」の文字と党のロゴマークが入るデザインで色は濃紺。サイズはSSから5Lまで8種類を用意、金額は5千円程度。4月中旬に配布予定だそうです。
またしても「なんでやねん」とつっこみたくなります。平服で何も問題ないのに。


■ えありさんへ

短い間でしたが親孝行してきました。東京の節電にも貢献したと思います。
10日間くらいで原発が収束すると思っていた僕のヨミは甘かったようです。
ひょっとしたら政府も東電もこの結果はわかっていたのではとまた疑りたくなります。
逆にわかっていなかったとしたらもっと物騒です。
隠蔽体質なのか、それともよくわかってない非科学的神頼み体質なのか、はたして
真相はどちらなのでしょうか?

明るい話題を。お待たせしました。I Stand Alone 2011、大阪公演が決まりました。

日時 : 2011年6月25日(土)
会場 : フラットフラミンゴ
   大阪市北区末広町3-29 扇広ビル2F
   TEL : 06-6363-2540
開場 : 19:00    開演 : 20:00
ticket charge: ¥4,800- *drink/food別途

[予約]
フラットフラミンゴ電話予約: 06-6363-2540(月~日19:00~26:00)
フラットフラミンゴ店頭販売: (月~日19:00~26:00)
*20名様限定ですので、お早めにお申し込みをお勧め致します。

info: フラットフラミンゴ:06-6363-2540

ぜひぜひ見にきてくださいね。リクエストがあったらどうかサンデー銀次まで。



■ jjblueさんへ

レコード・コレクターズ増刊「大滝詠一Talks About Niagara」買ってくださったようで。
「伊藤銀次×大滝詠一」の対談がおもしろかったでしょ。
人間って都合の悪いことを忘れてしまえるから、また新しい日を生きて行けるんですね。
だから9.21の前夜にズボンのお願いをしたなんて、大瀧さんに言われるまですっかり忘却の彼方でした。


コメントどうもありがとうございました。
これからも「サンデー銀次」よろしくご愛読お願いします。
明日も、みなさんへのお返事の続きです。