いま椎名誠さんの「すすれ!麺の甲子園」を読んでいてどうもその影響か、昨日の「さかなくんくん」は少し脱線が過ぎたかも知れない。メンゴ。ひさびさに椎名さんの文体に出会ってうれしくてうれしくて ....。変な話、ずっとしばらく椎名断ちをしていたのである。なぜかというと面白過ぎてもういろんなことがどうでもよくなってしまうからである。かんちがいしないでいただきたい。最上級の褒め言葉のつもりである。
ひさびさの椎名調は魂の解放区へと僕を解き放ってくれた。自分でも大げさな言い方だなと思うが許していただきたい。


すすれ!麺の甲子園 (新潮文庫)/椎名 誠

¥620
Amazon.co.jp


最後には日本全国の麺を食べ尽くして、栄えある優勝麺を決めるというものだが、拡大解釈で春雨やキャベツの千切り、もやしまで麺類に入れているところからして、もう椎名さんの独壇場。
そんななか、必要以上の大声で従業員全員が叫ぶ「いらっしゃいませえええ」には本当の「いらっしゃいませ」が感じられないという主張にはまったく同感だった。電車の中の音の大きなアナウンス、街頭での呼びこみ、妙に甲高い周波数でしゃべるアナウンサーなど、いかがなものかと思うものが、いつのまにか僕たちのまわりに氾濫しているように思うのだが ... 。

Offstage Talk「伊藤銀次・杉真理のTalkへ行きたい」、小路幸也さんとの対談の第4話がアップされた。前回にひき続き、僕が文庫版の解説を書かせていただいた「うたうひと」のお話から展開する。
ユースケ・サンタマリア、いかりや長介さんの話から次第に深いお話へ ...。

http://offstagetalk.com/commetalk/commetalk00004562.php

この対談シリーズのあと、日をあらためて黒沢君と共に小路さんと食事をさせてもらってから、勝手ながら僕の中では旧知の友人のような気持ちが生まれてきている。そのせいか気になって、ついついダイアリーやツイッターをのぞいてお元気そうなのを確認しては安心したりしている。とにかくがんばって書く人だから,お身体だけには気をつけてほしいものだ。
繰り返しのおかしさというか、一定の周期でつぶやかれる、「さて、書くよ。今日も締切りが俺を呼んでいる。」とか「ゲラをfaxで返す。ゲラッゲラッゲラッゲラッ。」が、あるときから僕のツボに入ってしまって、わかっていても笑ってしまう。

12月15日(水) のダイアリーでは、ヘレン・メリルの『ヘレン・メリル with クリフォード・ブラウン』が紹介されていた。僕も大好きなアルバム。その中から You'd Be So Nice To Come Home To が聞きたくなった。





あのとき、雪のない冬はイメージできないとおっしゃっていた。最近小路さんのダイアリーやツイッターには雪の話題が出始めている。

僕は秘かにツイッターをやるのはよそうと決めた。ひとことやふたことで止めることができない性分だから。前にも書いたが「ブログしだしたら止まらナイト」だからね。
そのかわりこの「サンデー銀次」でいろんなことをマメに発信して行こうとおもう。不器用かもしれないがそのほうが僕には合っている気がするのだ。

先日のレフトアローンでのサンデーズのパーティーに来てくださったかたたちを、内田樹さんのゼミの生徒さんと書いたらどうもちがっていたらしい。それは失礼をいたしました。正式には「ジュリー部」のかたたちだという。うん?「ジュリー部」?ジュリーって、なにか沢田研二さんと関係があったりするのだろうか ...。それともジュリー・アンドリュースの? なわけはないか...。
考えれば考えるほどナゾはナゾを呼ぶばかりであるが、なにやら楽しげな集まりのようだ。
内田さんのつぶやきを閲覧してみると、「予知部」とか「予感部」とか「ヅカ部」とかもあるらしい。
うーむ、ナゾが呼んだナゾの上に、さらなる子ナゾ、孫ナゾがのってきて、興味がつのるばかりである。それはさておき、次回のレフトアローンのパーティーのときにも、「ジュリー部」のみなさん、ぜひまた遊びにきてくださいね。

いよいよ僕のバースデイ・ライヴまであと1週間を切った。黒沢君の熱心な呼びかけに、うれしいことにすばらしい音楽仲間たちが集ってくれることになった。銀次カンレキ、いや、銀次カンゲキである。

井上富雄君。いまや日本のトップ・ミュージシャンになってしまって多忙なベーシスト。うれしいことに駆けつけてくれる。グループとしての活動は常ではないが、ココナツ・バンクのレギュラー・メンバーでもある。
いつだったかはっきり覚えてないのだが、彼と初めて会ったのは、一口坂スタジオでの佐野くんのレコーディングに僕が遊びにいったときだったと思う。少なくともホーボー・キング・バンド以前で、富雄君がブルートニックというバンドをやっていた頃だと思う。
その後ホーボー・キング・バンドに参加するわけだが、そのとき佐野君に彼のことを大推薦され、僕もユースケ・サンタマリアやトータス松本など、自分のプロデュース作品でよくプレイしてもらってきた。
ジョン・Bがメンバーを抜けていた頃のウルフルズの名作「笑えれば」は、井上富雄くんが弾いてくれたものである。
幅広いジャンルに精通したプレイには、さすが佐野君が信頼をおくだけのことはある。ココナツ・バンク再結成のときにメンバーになってもらうことをお願いしたら快く引き受けてくれた。
会うたびに「銀次さん、ココナツ・バンクでライヴやりましょうよ。」といってくれるのがうれしい。
12月24日はどんな歌そしてプレイを聞かせてくれるのか今から楽しみである。
その前に、富雄君のプレイをとくとご覧あれ。





やっぱりニューエイジ好きだな。胸がきゅんとしてくる。