offstage talkのことフォローしようしようと思っているうちに、小路幸也さんとの対談、もう3回目のアップになってしまった。とにかく話の上手なかたなので、僕は珍しくすっかり聞き手としていられる。
小説家になるまでのエピソードも終わり、第3回では、いよいよ『東京バンドワゴン」の話題へ。
あー、それにしても小路さんの性格ってうらやましいなー。いつも迷わずきっぱり決断できる。
僕なんて「迷ってばかりのEveryday」なんだから。


http://offstagetalk.com/commetalkPlayer/play00004565.php


5日は。松尾清憲さんのお誕生日。武道館での凱旋公演を終えたばかりの松尾さんと杉君、サポートで出演していた松尾さんの片腕、小泉信彦君、僕と黒沢君などのミュージシャンや、関係スタッフのみなさんが、新宿のネパール料理のお店に集まった。

おもえば一年前の松尾さんのお誕生日に、僕らのユニット名、uncle-jamが誕生した。杉君が仕事先で、とあるミュージシャンから「ジャムせーへんか?」と請われたことから、実ははるか昔に僕も同じ人から、「セッションせーへんか?」と声をかけられたことを思い出した。よっぽどジャムが好きなんだねー、それじゃまるでジャムおじさんだと、大盛り上がりになった。ジャムおじさん ... ジャムおじさん...、おじさんはアンクルだよね、だから、アンクル・ジャム?uncle-jam!いいんじゃないってことで即決だった。
それまでのいろんな候補名を押しのけての大決定だった。候補の中には、「ダブルクラッチ」とか「クロガネ・ジャンクション」ってのもあったねー。黒沢の「クロ」と銀次の銀はシロガネのガネだから「クロガネ」。かっこいいけどむずかしいのでオクラ入り。ただし「クロガネ・ジャンクション」というインストを作ろうねともりあがっていたことを、いまこれを書いていて思い出した。uncle-jamの二人、アイデアが次々に浮かんでくるから、曲作りが追いつかない。

uncle-jamを始めてから不思議なもので、いろんな出来事や出会いが起っている。「クロガネジャンクション」を作ろうといっていたら、「ソウルジャンクション」というグループに出会った。たんなる偶然か?偶然と片付けてしまえばそれまでだが、そこに何か意味を見いだして行くことが、楽しみの一つのような気もする。大瀧さんがよく言っていた「縁」というやつである。

杉君も松尾くんも、エスニック料理が大好きだ。二人に関する食事会でそれ以外の料理だったことは僕の記憶にない。僕の先祖もその顔つきから、たぶんエスニックな国から日本に渡って来たと思われるので、昨日もスパイシーなメニューには故郷に帰ったような気分で舌鼓をうった。



ネパールのポップス。どこか「チャイは投げられた」風なんだよね。


宴もたけなわとなり、色っぽいお姐さんのネパール・ダンスが始まり、ひとしきりお客さんも巻き込まれて踊ったりしてハイになってきた頃、お店の奥のスクリーンにボクシングの試合が映され始めた。戦っている選手の一人はどうもネパールの人っぽい。というかさっきダンスのとき、ヴィデオを回していた人だ、店員さんだとばかり思っていたら。11月27日に、ネパール人で始めて、MA日本スーパーライト級第7代チャンピオンになったという、モハン・ドラゴンさんだ。
お店の奥の一行はその祝勝会。店中のお客さん達にわかったんで、チャンピオンベルトを出して来て、誇らしげに腰にまいてくれた。思ったより幅があって実際に肉眼で見ると大きくて立派だ。
きっと日本に住むネパールから来ている人たちのモハンとなっているのだろう。

松尾さんのバースデイというめでたい日に、温かい友達とおいしい料理、ネパールのダンスに、さらにチャンピオンの祝勝会まで加わって、これ以上ない、めでためでたの新宿の夜となった。


$伊藤銀次 オフィシャルブログ 「SUNDAY GINJI」 Powered by Ameba
uncle-jam meets BOX



タイトルマッチではないが、BOXの二人と、この夜uncle-jamは来年共演を誓った。かたや円熟の武道館、僕らは新人ユニットである。胸を借りるつもりでいきますのでよろしく。