暖かな日々もつかのま。今夜は冷えている。天気予報では2、3日のうちにいよいよ冬らしくなるらしい。どうもどこかから風邪をもらったみたいだ。僕にしては珍しくお腹にくるタイプ。大事になってくれなければいいのだが ...。まもなく立て続けにライブがあるからね。

今日は、黒沢君と12月8日のライブのためのリハーサル。「やっぱりジョンが好き」というイベントなので、僕たちもuncle-jamのレパートリーにプラスして、ジョン・レノンの曲を演る。というか、ビートルズ時代のジョンの曲だな。あっ、しまった、ネタバレになってしまった。

やっぱり僕らはハーモニーのグループなので、ソロ時代よりビートルズ時代の方がしょうにあっている。リハをしていると、いつのまにか我を忘れてジョンになりきって歌っている自分に気づく。たぶん黒沢君も気づいてたんじゃないかな?あれ、いつもの銀次さんの歌い方とちょっとちがうぞと。お恥ずかしい話だが、完全に成りきっていたことを告白しよう。
それにしても黒沢君が選んだジョンの曲は渋い。きっと対バンの誰も選んでこないだろう。実はこの曲、僕の大好きな曲で、ヒットしたシングルのカップリング。ビートルズはカップリングといえども、みな盆百のアーティストのA面以上のいい曲ばかりだが、この曲を選んでくれたとは。その選曲のセンスにうれしくなってしまった。
もう1曲について、いまだにハーモニカをどうしようか迷っている。あっ、いかん、またネタバレか?ハーモニカ・ホルダーを使う手もあるか..。いかん、これでは丸わかりだ。
さて、僕らuncle-jamが12月8日に渋谷milikywayで演奏するジョンの曲はなんでしょう?

ひさびさに堂島孝平くんに会った。前に会ったときから全然歳をとってない気がした。最新アルバム「VIVAP」を事前に聞かせてもらったが、かなり気合いが入っているねー。いーねっ。いよいよ、勝負をかけてきた。
杉真理君と堂島君、銀次の3人が元春について語り合う、別冊カドカワの佐野元春特集号での対談企画。三人三様の佐野元春像が立体的に展開されておもしろい内容だった。共通していたのは、佐野君が何をやっても憎めない、愛すべきパーソナリティーだということ。「いいーねっ!」これ元春のくちぐせ。

その杉真理、松尾清憲、小室和之、田上正和によるBOX初の武道館を見に行った。竹内まりやさんの10年ぶりのライブ「souvenir again」にフロントアクトでの出演だ。まりやさんと杉君との永遠の友情を感じさせる素敵な計らいだ。
若干のアウェイ感はあれど、その晴れ姿、神々しかったね。とくと目に焼き付けたよ。杉君のMCも少し固め、松尾さんのいつものへらへら系のギャグもさすがに抑えめ。武道館だからね。でも演奏の方はバッチリ。いつもと変らぬBOX World。
Temptaion Girlってこういう大きな会場だとまた一段と映えるね。まるで自分のことのようにうれしくて、心から拍手を送ったよ。





やっと内田樹さんの「日本辺境論」を読み終えた。うーん、目からウロコが100枚くらい落ちたんじゃないか。日本人ならば必ず読むべしと言いたい。他のこのタイプの本とちがって、専門用語や術語が壁となって読者の前に立ちはだかることがない。内田さんの伝えたいことが明確だからだろう。もはや再読したくなっている。
といいつつ手に取ったのは、マーク・ピーターセン著「続日本人の英語」。僕は何を隠そうマークさんの隠れファンである。(何も隠すことも隠れる必要もないのだけど ... 。)


続・日本人の英語 (岩波新書)/マーク ピーターセン

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マークさんの「日本人の英語」で、a と the の使われ方のちがいを知ったときから、彼の著作物は目に入ると必ず購入している。
彼の本を読むたびに、学校でこういうことを教えてほしかったとつくづく思うし、また学習するものにカルチャーを理解する姿勢が必要だと痛感する。何といっても一番の驚きは、彼が英語で書いた文章を誰かが日本語に翻訳しているのではなく、彼が自ら日本語で書いていることだ。おそれいってしまう。

月・火は立て続けにリハ。6日はモーメント・ストリングスと、そして7日はマブ・ジョン、ラブ・ハンドルズ、バーゲンズとのリハーサルだ。そして8日は恐怖のダブルヘッダー・ライブ。
風邪なんかひいているひまはないのだ。