「蜚蠊」と書いてなんと読むのかごぞんじでしょうか? お食事中の人には申し訳ないが、これをゴキブリと読むらしい。絶対読めないよね。いわゆる当て字、蜚が「ゴキ」で蠊が「ブリ」というわけではない。昔々、ゴキブリは食器をかじるところから「御器噛ぶり」と呼ばれ、それから「か」が落ちてゴキブリになったらしい。それを誰かが、ゴキブリの中国語の「蜚蠊」に当てたのだ。もちろん中国人は蜚蠊をちがうふうに発音するはず。むちゃくちゃ強引だ。Beetleと書いてカブトムシと読ませるようなものだもの。

ゴキブリは忍者そのものだ。玄関のドアのそばでずっと、住人が出入りするのを待っていて、ドアが開いたほんの一瞬を逃さず侵入してくるのだろう。辛抱強さは認めるが好きじゃない(笑)。
ここんところなんかスカっとした気分でいるのは、見つけた2匹のゴキブリを2匹とも逃さず仕留めたからではないかと思う。

1匹目は部屋の壁の移動中を発見、すかさず手元の新聞を長めにたたみ一撃をくれてやったが、気づかれたらしくかすった手応え。しまった、そのまま本棚の上に逃げ込んだから逃がしたかと思ったが、かすったとはいえ手負いだったとみえて、こちらに転がり落ちてきた。そこをとどめにバシッ。

2匹目は、uncle-jamのR&R Diary「誰かが誰かを愛してる」をマックブックの画面に向かって書いているとき。僕の180度の視界左ぎりぎり一杯に、なにか黒いものを察知した。目を向けるといたいた、大きなゴキが床を移動中だ。またまた手元の新聞を長めにたたみ振り返るとおやっ?いないぞ。そのあたりにあったカバンを動かすと、隠れてたそいつは部屋の真ん中に向かって走り出し、何を思ったのか中央突破を計ろうとした。ふふん、愚か者め、この手練のゴキブリ・バスター銀次様に出会ったが最後、おのれの不運と知るがよいと、必殺仕掛人みたいな気分で、またバシッ。
2回のバシッがきまって、ゴキへの勝利に酔いしれた日々であった。

ただよく考えてみるとゴキだって生き物、ちょっとかわいそうな気もするが、残念ながらあの不気味なルックスに出会うと、動物愛護の精神もどこかへ吹き飛んでしまう。来世があるとしてもゴキだけには生まれ変わりたくないものだ。

秋にしてはずいぶん湿気の多い暑い秋。そこでゴキや湿気のやな気分を吹き飛ばすさわやかな、秋一番のうれしいお知らせをしよう。
お待たせしました。8月9日に続き、uncle-jam2度目のライブをやるよ。なんと今度は単独ライブなのだ。以下、そのお知らせです。



「uncle-jamのuki-uki☆music club vol.1」

【日時】10月3日(日)
【会場】下北沢 風知空知 http://fu-chi-ku-chi.jp/
  東京都世田谷区北沢2-14-2 JOW3ビル4F
(下北沢駅徒歩3分、南口商店街)
【開場】18:00   【開演】19:00
【料金】前売り予約:¥3500(+1drink)
当日:¥4000(+1drink)
【予約受付】9月13日(月)より風知空知電話予約
       電話:03-5433-2191(17時~26時)

※当日は先着・整列順の入場。開場の30分前(17:30)より、お店の建物の左手側のらせん階段にお並びいただけます。 上記の時間より前は他のお店の営業の妨げになるためお並びいただけません。皆様ご協力のほどよろしくお願いいたします。



僕らはなんでも音楽ユニット。ただのライブにはしたくない。黒沢君といろいろアイデアを出し合っている。どうかお楽しみに。

えーっ、嘘だろう...。なんとこのブログを書いている最中に、谷啓さんが亡くなったというニュースが入ってきた。ビートルズを知るまで、植木等さんと並んで僕の小学校時代のヒーローだった。一度だけ僕の「FMナイトストリート」というラジオに出てもらえたことがあり、それが今となっては夢のような宝物のような出来事だ。たくさんのエンタテインメントをありがとう。ご冥福をお祈りします。

ツアーの最後は京都。ファンの人たちに加え、初めて僕のライブに参加してくださった方たちもあった。最初は煮込み始めのシチューのような、それぞれのヴァイブが解け合わない雰囲気だったが、後半になってやっと一体感が生まれた。僕のことを知らないひとたちにも、もっと僕の音楽を聞いてほしいと切実に思った京都の夜だった。
名・神・京3カ所に来てくれたみなさん、どうもありがとう。そして、TOKUZO、チキンジョージ、RAGのスタッフのみなさん、お世話になりました。またよろしくお願いします。それでは、今回のセットリストを公開するね。

01) 風になれるなら(名古屋)、Dream Time (神戸)、チェリーナイト(京都)
02) トワイライト・シンフォニー
03) I'm Telling You Now
04) Flowers In The Rain
05) 恋のリーズン
06) This Love
07) Monday Monday
08) 風のプール
09) ちがうんだよ
10) ワン・サマー・ナイト
11) 真冬のコパトーン

ここからの3曲は3カ所で若干ちがう。

名古屋
12) 彼女のミステイク
13) 愛のゆくえ
14) カバー : Cruel To Be Kind

神戸
12) カバー:誰かが誰かを愛してる / ディーン・マーティン
13) 彼女のミステイク
14) 愛のゆくえ

京都
12) カバー : A Groovy Kind Of Love / The Mindbenders
13) 彼女のミステイク
14) 愛のゆくえ

15) 雨のステラ
16) 愛をあきらめないで
17) Baby Blue
18) 泣きやまないでLove Again
19) スターダスト・トレイン
20) BEAT CITY(京都だけMCしゃべりすぎたのでカット)
21) Beautiful Night

アンコール        
22) 日射病~DOWN TOWN 
23) Hello Again(京都のみ)   
24) Shade Of Summer(京都は24と25が逆)       
25) 涙の理由を
26) 幸せにさよなら

ツアーに出てる間に黒沢君のお誕生会があったらしい。参加できなくて残念。明日はまたuncle-jamの曲作り日だから、ちょっと遅くなったけどバースデー・プレゼント用に買っておいた本を持って行こう。自然にとても前向きな気持ちになれる本だから、きっと黒沢君も喜んでくれるはずだ。

いよいよまもなく横浜サムズアップ、結ちゃんとカルテットもいっしょでかなりスペシャル。6月16日に向けて集中していかなくちゃ。みんな来てね。できたてのCD「I Stand Alone vol.3」もあるでよ。