『GINJAH』

ギンジャーとか、ジンジャーとか発音したくなりますよね❗

でも、あくまでも『ギンジャ』です。

GINJAH自体は造語です。

元々は漢字で『銀蛇』でした。
陶房『銀蛇』

私が好きなもの。
シルバーアクセサリーとヘビのふたつを合わせただけの名前です。

しかし、世の中にはヘビが嫌いな方がとても多くて、中には『蛇』という文字を見ただけで気持ちが悪いと言う方も居てはります。

陶房の名前を1度決めてしまったし、変えるのもどうかと思って、アルファベット表記にしてみました。

『GINJA』はじめはHの無いものでした。

でも何か物足りない感じがしていたんですよね。


ある時、語尾にHを付けてみたらなんだか字面もよくなったやん!
さらに蛇を表す部分のJAHだけを見ても、神を意味することがわかって、これや―!
と、今のGINJAH表記になりました。

JAをJAH にすることで、蛇のイメージが更にぼやけたのではないかと思います。

読み方を犠牲にした表記なので、『GINJAH(銀蛇)』と併記することもよくあります。


作品に刻むサインも、自分の名前の漢字を草書体にして、更にそれをデフォルメしたようなサインにしていますが、自分の名前のサインで作る作品にはいくつもの縛りを設けておりました。

それはデザイン面、製法、使う土の種類、釉薬に至るまで様々な縛りです。

その縛りの中で、どれだけの物、事を表現出来るかというのが自分に課した課題でもありました。


しかし、年月が経つにつれ、それ以外のものを形にしたいという欲求が大きくなって来ました。

そこで、名前のサインでは作らないとしていた作品を作る際には、『GINJAH』の文字を刻印することで、自分とは別人格。または別人が作っているというイメージで、何の縛りも無く、自由にどんな突拍子もない物でも作ることが出来るというルールを自分の中で作りました。
自分の好きなように、ある意味わがままに作って行くこともあるため、価格は自分の名前で作っている物よりも安め設定だったりもします。

ブログをGINJAHの名前でやっているのも、自分の名前では作陶家、陶芸家としての制作が主であるけれど、GINJAHの時はあくまでも造形作家、表現者として、様々な表現方法を使って表現していく中で、文章という方法を使い表現していくという意味合いも込められております。


でも、そんな状態で何年も作り続けていると、だんだんあやふやになって来てる部分があるのも事実で、ボーダーラインが自分の中でも曖昧になっていたりします。

自分で作ったルールやのに困ったもんですが、まあ、自分の中で勝手に作ったルールなので、自分さえ納得出来ていればいかようにも出来るということですね。


ええかげんやな…


はい、すみませんm(__)m