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ニュー研のブログ『ニュー研へようこそ、ゆっくりしていってね!』

呼吸器疾患と認知症を専門分野とする看護師のブログです!

 呼吸に障害をもつ患者さんがいる病棟で働く看護師にとって大事な事を紹介していきます。そもそも呼吸はどのように制御され行われているのでしょうか?呼吸を行う上で大事な場所は大まかに言えば5つです。1脳、2神経、3筋肉、4気管支、5肺となっています。呼吸をするぞ!という指令は脳の延髄から出ます。この指令を運動神経が呼吸をするための横隔膜をはじめとする筋肉に伝えます。すると横隔膜が収縮し、下に下がると口や鼻から空気が入ってきます。その空気が通る道が気管・気管支です。23分岐した気管支の先には肺胞が集まっています。その肺胞に張り付くように肺毛細血管があり、ここで酸素と二酸化炭素をやり取りしているわけです。このことから分かるようにこれら1~5のどの部分に不具合が出ても呼吸は障害されますし、これらの障害部分が疾患の特徴となっているわけです。

 例えば脳であれば脳性麻痺や脳死、脳ヘルニアや薬物中毒といった脳の呼吸に関する指令系統が障害されれば呼吸は不安定になったり最悪呼吸は停止してしまいます。脳は機能していても、その指令を神経が筋肉に伝えられない筋萎縮性側索硬化症(ALS)やポリオ、ギランバレーがあります。筋肉が動かない疾患で言えば筋ジストロフィーや重症筋無力症といったものがありますし、気管支や肺胞がやられる疾患は慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎、肺結核、非結核性抗酸菌症等々たくさんあります。

 色んな疾患があって眩暈がしそうですね。でも大丈夫、ローマは一日にしてならず。いきなりブラックベルトを巻く空手マスターにはなれません。焦らずゆっくり覚えれば良いのです。皆さんのキャリアはまだまだ続くんですから。