慢性呼吸器疾患を持つ患者さんと接している医療従事者や家族と話していると“○○さん、こだわり強いよね。やりにくいわ~”とか、“○○さん、あの変なこだわり何なん⁉変わってるわ~”とか、“うちのお父さん、もともと変わってるけど病気になってから更に性格変わったわ~”ということが時折聞かれます。割とあるあるじゃないでしょうか?
お風呂は絶対に午後から!とか食事が来てからベッドを起こしてちょっと休憩してから食べるとかお茶はオーバーテーブルのここに置くとか、、、。あーややこしいしめんどくさい!と思ってしまうことは無いでしょうか。
これに対する自分なりの答えを持っているのですが、まず間違いなく合っていると思うのでこの場を借りて言わせて頂きたい。人は追い詰められたり、余裕がなくなれば怪力乱神にすがり、おまじないやルーティーン、八卦にでも頼ろうとする。例えば受験や就職活動、恋愛等はどうだろう。この鉛筆を使えばきっと上手くいく!勝負事はキットカットさえ食べときゃ何とかなる。僕は筋トレが趣味ですが、限界に近い重さのバーベルを持つ時はシャツの袖を捲りミリ単位で手の幅を調整し、肩甲骨を寄せて納得いくまで息を整えさせて頂きます。そうすると何か上手くいくような気がするんです。
呼吸器疾患のある人は少し動くとしんどくなります。それが分かっているので、ちょっとでも息苦しさがマシになるようにする工夫や願掛けが傍から見れば変な“こだわり”に見えてしまうんだと思います。でも実は本人にとっては一生懸命生きることに向き合っている現れだと思うと、凄く人間味があり自分たちと何ら変わりないんだなぁと思います。そんな風に考えると“こだわり”のある人、応援しちゃいたくなります!