そんなこんなで理想の彼とであったわけですが

そこは干物。

自分からアプローチはできません。

そもそも干物なので、

理想だけどすぐに恋にはならない。

スペック高い人だな―!くらいに思っていました。

しかし、またしても奇跡。

向こうからぐいぐいとメールがくるのです。

それも下心を感じさせない爽やかな文面。

お友達として仲良くなる過程は

中学時代を思い出すようなほのぼのとしたもの。

その時期、ちょっと仕事での悩みもあり、

ストレスを感じていました。

周りの友達や家族もたまたまそれぞれにとても忙しく、

愚痴や相談ができない状況だったのです。

そのころには週末に遊ぶようになっていて、

今までにあったことがないくらい、聞き上手な彼は、

自己開示の苦手な私にべらべらと話をさせました。

なにこれ!?

こんなに男の人に自分の子と話したの初めて!

ていうか女の子にもこんなに自分の話したことがない!!

と不思議な感覚に陥り、

気づけば彼に心を開いていました。

普段、聞き手や相談役に回ることの多い私には

かなり新鮮な体験でした。



今思い返せば、

彼の陰の気が、安心して心のダークサイドストッパーを外させただけなんですけどね。

明るくていきいきしたリア充には、本当に気持ちが暗い時って心開けないんですよ。

少なくとも私の場合はそうでした。


この人なら…話してもいいかもしれない…

明るく締めくくらないところが、疲れきってる私にはしっくりきました。

男の人にありがちなアドバイスもしない。

俺トークしない。武勇伝語らない。

ただ、話させてくれる。



このころには、夜に電話がかかってくることが増え、

ほどなく告白されて

こんなにさくさく進んでいいのかなーなんて思いながら

お付き合いを始めることになりました。



ここまででいらっとしたあなた、

大丈夫です。

私、このあとアラサ―で別れるんで笑




このときに引っかかっていたことといえば、

このスペックで、こんな彼が

これまで1人しか付き合ったことがないということ。

失礼ながら

下半身にさほど問題があるのではないか?!

とそのときがくるまでずっと疑っていましたが

それは理由ではなかったようです。