サムゲタンと自己愛 | 最愛の夫を亡くして 白い花を手向ける日々

最愛の夫を亡くして 白い花を手向ける日々

2020年4月のことでした。歳の離れた大切な夫と、アラフィフの私。
いつまでも一緒。きっと死ぬまで、彼のことを想う。

今日は転機になるようなことがあったので、どこかに記録しておきたいと考えたら、ブログ書いてたことを思い出した。

 

日曜日だし雨だけど、仕事だった。でも早く終わった。

 

駅までの道、二択が頭をよぎった。

 

1.デパ地下でお寿司でも買って帰ろうか。

2.節約と体のために、粗食でも作るべき。

 

その時だった。

もう一人の私が言った。

 

「今日は本当によく頑張った」

(そうだよ、本当によくやった!)

 

「今日はサムゲタン作ってあげるね。疲れが取れて美肌にもいいよ!待っててね」

(わーい!)

 

ウッキウキでスーパーまで行く道、自分をいたわるってこういうことか!!と思った。

やっとわかった。自分を喜ばせるのが、どんなに簡単なことだったか。

 

私はただ、もう一人の、あの厳しい私に、認められたかっただけだった。

 

自炊しなくてはならない、だの、

しっかり生きていかねばならない、だの。

プチご褒美を与えて、これで満足するべきだ、だの、

そんなの、ちっとも嬉しくなかった。

 

思い返せば十数年前、夫が「ガンです」と言われて以来、

弱くて泣き虫な私を抹消して、

先頭に立って人生と戦争してきた、あの強い強い私。

 

今日はあの厳しい私が、

褒めてくれてサムゲタン作ってくれた。

 

スーパーの棚にクコの実あって、これまた嬉しかった。

あるんだ~。

 

リュウジのバズレシピにちょっと手を入れるだけで、すごい満足できるものができる。

今日は鶏の皮焼いて、クコの実入れて、ネギも切って多めに入れて、ホーロー鍋で時短した。

次はナツメも入れよう。