暑くなって、切り花の持ちが悪くなって来ている。
最近はリンドウを見かけるが、私はどうしてもリンドウだけは、買う気になれない。
それは、大嫌いな「野菊の墓」を思い出すからである。
- 誰々は野菊のようだ。
- ぼくは野菊が好き。
- 誰々はリンドウのようだ。
- 私はリンドウが好き。
この告白だって、もっとさっさと言え!と言いたくなるほど、かったるいほど、
私はこの、軟弱な、男目線オンリーの小説が大嫌いなのである。
中学の時読まされて、読書感想文を書かされ、自分の感じるイライラを、うまく言葉に出来なかったのか、
あるいは、大人たちや国語の先生が、悲劇、美談、のように扱うことに対するイライラもあったか、
私は本当に、リンドウまで嫌いになった。
そんなに好きなら、駆け落ちでもなんでもすればよかったのに。
男気出して、惚れた女の一人、連れて生きることもできないのか。
それなのに、生涯、望まぬ結婚をしながら、生きながらえている、だと。私の一番嫌いなところが、ここだ。
今の嫁にも失礼やし、一生ウジウジ、クヨクヨ思い出す姿勢も、言うとくけど、みんなちゃうで。お前みたいな男だけやで。そんないつまでも。女は先へ進む生き物や。少なくとも、私はそうや。
全力出さなかった、昔も今も、ただクヨクヨしてるだけの男の話、中学生が読まされて、
どないせいちゅうんじゃ!
お前みたいなやつのためには、時代考証してやらん。
いつの時代でも、もっと骨のある男はたくさんいたはずや。割引きなしや!
そう、リンドウは私の中で、負け犬の象徴なのだ。
私はもっと、強い男が好き。
死別ブログ書きながらおかしいけど、私は少なくとも、後悔したくない一心で、
頑張って看病して来たつもりだ。リンドウ野郎に比べたら。
うちの旦那は、要介護5出てたけど、ICU運ばれる前日まで
自主トレのリハビリしてたって、看護師さんが教えてくれたわ。
私のところに帰って来るために、あの人は最後の力振り絞って、
リハビリしてん。
それでも、思い通りにならないこともある。
涙が出て仕方がないこともある。
でも、私はリンドウ野郎とは、根本的に、絶対に違う。
これからも、絶対に、リンドウ野郎みたいな生き方だけは、しない!
リンドウ見ただけで、こんなに書いてしまった。
明日も頑張って生きよう。